『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』第4話

南条に恨みもってそうなマネージャー女も秘書もそうだけど、入間と留美の子供をどこで見つけてどうやって手駒にしたんだよという通常であれば真っ先に出るであろうツッコミが、このおディーン様演じる真海に対しては金でどうにでもなるんだろうとして納得できてしまうわ(笑)。
で、その息子を使って実の母親と近親相姦に持ち込むというなかなかにエグイ復讐プランですが、これ入間に対してなの?それとも神楽に対してなの?。
入間にとっては自分の息子ではあるものの捨てた元愛人とその子のことだし、神楽にとっては愛情のない妻のことであり、そりゃ心理的ダメージはあるだろうけどどっちにとってもそこまでのことではないような。それなら入間の娘と入間の息子である安堂がそういうことになったほうが入間へのダメージとしてははるかに上なのではないかと思うわけで(異母兄妹の近親相姦より母息子の近親相姦のほうが心理的ヤバい度は高いけど、父親が受けるダメージとしてはどちらも自分と血の繋がってる息子と娘のほうが衝撃なのではないかと)、ちょっとピントがずれてる気がするような。これが留美への復讐ならドンピシャだけど。
ていうか留美って真海の復讐ターゲットではないだろうに、神楽に押し付けられた経緯とそれゆえの扱い含め一番悲惨な状態だよねぇ。愛人に強要されたとはいえ産んだ子供を埋めたという罪はあるけどそれ暖には関係ないことだし、入間と神楽という暖のターゲット二人と関係があるからってだけで死んだはずの息子と知らず知らずに契ってましただなんて地獄に突き落とすのはさすがに非道すぎると思ってしまうわけで(でも今の留美は“愛した男の子供を埋めた”という罪悪感からの虚無状態にあるように思えるので、埋めたはずの息子が生きてた喜びがなにもかもを上回る可能性もなくはない・・・か?)それだけ暖の復讐心が強いんだということならば本来のターゲットである入間や神楽や南条に対してはこの10倍は凄い復讐してくれなきゃ気持ち的に収まりませんよ。終わってみれば稲森さんへの復讐が一番ハードだったよね・・・なんてことになったらただの鬼畜ですからね(それはそれで面白いけどw)。この期待を裏切らないでよね真海さん!。
で、高杉くんは入間の娘と運命の出会いをしちゃったっぽいけど、暖にとって高杉くん演じる信一朗は社長の息子であり脱獄した自分に優しくしてくれた恩人という特別な存在だろうわけで、その信一朗がこともあろうににっくき入間の娘と恋仲になってしまってどうしよう!・・・ってな感じになるのかなぁ?。