『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』最終話

怒涛の最終回だったなー。ラス前でもまだ全然わからなかったケムさんの「目的」がケムさんの過去とともに一気に判明し、そこからはもう13係の総力戦で、ケムさんとの関係性を含め鯨岡係長も最後にビシっと決めてみせたし、おまけに高橋洋さんが久々に胡散臭い系の役で(素朴だったりいいパパだったりする洋さんもいいけどわたしはやっぱり(映像で見るなら)こういう半分裏社会に足突っ込んでるような洋さんが好きだー!)いいとこ持ってったしってんで非常に見ごたえのある最終回でした。

話はシリアスだけどケムさんに聞かせるための演技の練習とか笑いの入れ具合も絶妙だったし、拳銃を構えるケムさん・班目・皇子山さんの三すくみ(皇子山さんの甲高い声の叫び再び!)からの皇子山さんの美しすぎる泣き顔という山場は気持ち的に盛に盛り上がったし、中盤あたりではキャラが嫌いすぎた主人公も「ケムさんの話」になってようやっとこういうキャラである理由が分かった(受け入れられた)し、最後まで見続けてよかったです。

「バカばっかりだな」とクールにいいつつ女性の尻をめでるどころかマウスで撫でる皇子山さんあんたサイテーだよ!!(笑)。
ってなわけで、シリアスとコメディ、カッコよさとアホ可愛さのバランスがすこぶる良く、ストーリーへの関わり方も美味しすぎるポジションで中村倫也ドラマとしては100点満点でした。わたし切り替えめっちゃ早いほうなんだけど皇子山さんはロスるやつ!。