『下町ロケット』第9話

問題は野木のシステム以外のところにある(かもしれない)ことを証明するために佃のトラクターで再実験と帝国重工とのバルブ勝負って、難しい話というわけではないんだけど構成的にごちゃごちゃしすぎてて散漫な印象なんだよなぁ。

藤間は福澤を顎クイしたり野木にしっかり頭を下げるのも社長の器というか人間としての大きさを感じさせるさすがの格好良さだし(わたしも「恥を知れ!」と一喝されて「ははーっ」ってひれ伏したい)、両方とも佃大勝利!だってのにさしたるスカッと感はない。ていうか一番印象に残ってるのはわざわざハプスブルク家セットで殿を煽りにくる農協組のムカつく顔なんだけど(まあこれはわたしがそこに注目しすぎているからですが)。

ラクターもバルブも前作ほど佃の人たちが試行錯誤に四苦八苦しながら造ってる感がないからかなぁ。モノづくりをしてるより交渉したり娘と喋ったりしてる時間のほうが長い(ように感じる)もんで、完全内製化を目標とする帝国重工が目標値をクリアしてる自社製のバルブでなく佃製のバルブを選ぶほど「すべてにおいて遥かに高水準」とか勝ったと言われても「ああそうですか」としかならないのよね。トラクターに「がんばれ!がんばれ!」って声掛けてんのとか、数値が上がるのを見ながら「いけ!いけ!」とか言ってんのを見るとわたしの気持ちはどんどんと冷めていく。
つーか的場の過去って利菜レベルの社員にすら知られてんのかよと。結構恥ずかしい話というか、他人(社員)に知ってほしいとは思わないような話だと思うんだけど、利菜が父親であり取引会社の社長に話した口ぶりからして「みんな知ってる」ぐらいの感じだよねコレw。


そうそう、今回島ちゃんに伊丹が「話があるんだ」と言うも呼ばれてしまったために話はできませんでした・・・ってなシーンがあったけど、愛の告白だったらわたし小躍りしますね!「島ちゃんがいなくなって、僕にとって島ちゃんがどれだけ大事な存在だったか気づいたんだ」だったら雄たけび上げますね!(女としてではなくエンジニアとしての島津の腕が必要なんだという意味でこれっぽいことを言いそうだけど、こういう言い方されたらわたしは率先して誤解します!w)。