『コードネームミラージュ』第23話「抱かれル」

あー甲斐さんそっちかー。そっちだったかーーーー。
取るものも取らずとにかく急いでドブネズミを連れ出そうとしてたから、左門字の命令に背き小暮さんとともに逃避行するつもりか!?と期待を込めて思いかけたけど、ドブネズミに銃口を向ける甲斐さんはなんの表情も浮かべてなかったし、引鉄を引く瞬間に躊躇いも見せなかった。
そしてそんな甲斐に容赦なく顔面に3発ぶち込み即死させるミラージュさん。
これが全てドブネズミを外に出すための計画(立案者:御崎)で、甲斐も含めて左門字を欺くために殺されたと見せかけた(使われたのはもちろん豊さん制作のダミー弾)ってな可能性はまだわずかながらにあるように思うけど、グルなら甲斐の死体を放置していかないだろうし、次々と現れるK13のことは戦闘不能にする程度に留めてたのに、いつもならヘッドショット1発のところを続けて顔面を2発撃ったところにミラージュの怒りが現れているとすれば、甲斐は死亡確定でドブネズミが助かるかどうかってところかなぁ。
甲斐は最初からずっとドブネズミの『看守』でしかなかったのか。休日に会う友人なんていないし話をするのは小暮さんだけだってのは実際その通りなんだろうけど、それは甲斐にとって単なる「事実」でありそこに何がしかの「感情」はなかった、ということか。そうだよなぁ・・・こんな場所に幽閉されてる人物の世話を独りで任されるような人間が囚人に特別な感情を抱くわけないよなぁ・・・。
でも、甲斐がドブネズミを即死させなかったことはミラージュと初めて直に会話をしドブネズミキーホルダーを手渡すというドラマ的展開のためだろうけど、実働部隊でこそないものの甲斐も一発で仕留めるための訓練ぐらい受けてるだろうから、背後から撃ったことと併せて無意識に急所を外したんだと思いたい。
残り2話か。スカッとした終わり方にはならないにしても、鯨岡のことも含めドラマとして「終わり」に出来るのだろうかとちょっと不安になってきたような・・・。終わらないなら終わらないでいいってかむしろそれ希望だけど、2期があるのかはっきりしない状態でぼんやりとした最終回を見せられるのは心理的に厳しい。