(あまりこのひとがこんなふうに涙を流すのって見たことないような気がするというのに)泣いてる香川照之を見ても叫ぶ長谷川博己を見ても心にさざ波すら立たないって逆にすごいと思うの。
この熱演に対し中身すっからかんとか本気で意味がわからない。
泣いてる小野田を放置してわざわざ一課長の椅子のところに行って(ドラマ的には)誰もいない空間に向かってあの勢いで「私の目を見てください!!!」とかほんとにもう・・・・・・何度も何度も「勘」で犯人扱いしてきた挙句「貴方は私を信用しすぎた(録音してました!)」ってもうね・・・・・・役者の方々にはただただお疲れ様でしたという以外に言葉がないです。
これだけ正義がどうだとか言ってた主人公が証拠のはずの紙切れを懐に入れてニヤリって、もはやなにがなんだか。それでいいのか山田。それでいいのか渡部。
でもこのニヤリ顔だけは素敵だった。長谷川博己のゲス顔だいすき。
(って、あれ?もしかしてこれこそが『敵(主人公)は(視聴者にとっての)味方のフリをする』ってことだったりするのか?)
あとあれです、そんなところでそんな話をするとか突き落としてくれと言ってるようなものじゃないか・・ってのはソレとして(それより一個人がクレーンに鉄骨つるしてそれをリモコンで操作して下に居る人物の頭をかすめるようにして(直撃してたらぐちゃぐちゃに潰れるだろ)的確にヒットさせ、鉄骨もろとも痕跡を残さないとかどんだけ殺人スキル高いんだよ!ってな話よなw)、高橋洋さん演じる秘書に最終回でまさかこんなに出番(新しいシーン)があると思ってなかったのでちょっと得した気分でした。安い女でよかった。