『逃げるは恥だが役に立つ』第7話

みくりが加速度的に平匡さんを好きになってる(それを自覚していく)のにわかる!!それは心のベストテン第一位になるわ!!と共感しつつも(つーか7位が「バニラ」てw。これが心のベストテンにランクインしてることがみくりが完全に恋しちゃってる何よりの証拠だろw)なんだよただのラブコメじゃねーか!!と怒り混じりで思ってたら(わたしはラブコメが嫌いです)「無理です」て・・・・・・・。35歳童貞酷いよ・・・・・・・・・・。
でもみくりもみくりで明らかにミスったよね。ミスったというか、先を急ぎ過ぎた。
みくりにしてみりゃまずとぐろターボを目撃からの1度目のキスがあって、そんでそのキスについて落としどころが定まったところへもってきて『平匡さんから』(ここ非常に重要)手を握ってきて、そして2度目のキスをして、じゃあ次はどうする?ってなってとぐろターボを用意していた=平匡さんにその気はあると判断するのは無理もないことで、だからみくり的には平匡さんの性格・性質を慮って自分から「いいですよ」と言ったんだろうけど、でも童貞にとっていろいろハードルが高いのはわかるし、女性の方から「いいですよ」なんて言われたらパニック通り越して一気に気持ちが引いてしまうのも想像できなくはないです。ないと思う。
だからどっちもどっちだけど、でもダメージは「無理です」のほうがデカイ・・・・・・・・・よなぁ。相手が童貞でなくともこれはちょっと立ち直れないってか、わたしだったら相手との関係を断つね。逃げるね。うん。
つーかなんでみくりは「好き」だと言わない。雇用関係としてなら普通に言えるのにそうではなく異性として好きなんだと意識したら言えなくなったという描写はあったけど、好きだという気持ちを言わないことで未だ「雇用関係」に逃げる余地を作ってるように思うなぁ。
だから平匡さんは疑似恋人関係を構築するにあたりまずは週一のハグ→手を繋ぐ→キスまではその延長線上として受け止められたとしてもそこから一気に肉体関係と進むのは『無理』なんだよ。それは平匡さんにとっての『疑似』の枠を超えてるし、超越してるし、ていうかそこに気持ちはないから。ないと平匡さんは思ってるから。まぁそんなことではなく(気持ちのあるなしではなく)単純に拒否感拒絶感が働いて反射的に「無理です」と、相手の気持ちも考えずそう言ってしまったんだろうし、この状況でそこまで考えることが出来たかどうかはわかんないけど、平匡さんにとって『末永く』維持し続けたい『平穏で穏やかな毎日』が「いいですよ」によって壊れてしまう、失うことになってしまうのではないかという恐怖心が発動したってこともあるかもだし。
2度目のキスをしてくれて、うれしさのあまり抱きついちゃって、そしたらいつものルーティンハグとはちがいギュッと強く抱きしめてくれたから好きの気持ちが止められなくて、好きが暴走しちゃって「いいですよ」って言っちゃったのであろうみくりの気持ちはわからなくもないけど、そんな状況ですら「好き」と言わないことでみくりの“誰からも受け入れてもらえないトラウマ”の深刻さがまた一段掘り進められたように思う。たぶん本能というか無意識的に好きだと言ったら拒絶されるんじゃないかという心の傷を持つがゆえのフィルターが働いたんじゃないかなと。
まぁ・・・「平匡さんとなら私はいいですよ」の『平匡さんとなら』ってところに好きという気持ちを込めたつもりでもあったのでしょうが、そのニュアンスはプロ独身プロ童貞の平匡さんには通用しないとわからなかったみくりのミスだと思うわ。35歳童貞の壁は思ってるよりもずっと強固なんだよ。つーか平匡さん・・・・・・キスすらしたことなかったとか・・・・・・・・・。
あーでもそれなのに、意識的にか無意識的にか「好き」という雇用関係を越える言葉を発しないことで逃げ道作ったというのに、『無理です』という拒絶以外のナニモノでもない言葉を言われてしまったからあんなに手を震わせてたんだと思うと・・・どっちも言い方に問題があったとは思うけどやっぱりみくりの方が“可哀想”だなぁ。
って、なんでわたしこんなにもありえない設定・展開のラブコメドラマに対し真剣に考えちゃってんのかとw。
それはそうと2度目のキスをしたあと下唇をわずかに舐める平匡さんがエロかったです。
つーかさあ、契約結婚を筆頭に「ありえねー!」ってな設定・展開・シチュエーションで出来てるこのドラマの中で最もありえないってかファンタジーなのって『35歳・プロ独身(童貞) 津崎平匡』という存在だよね。スペック考えたら女の方からそれこそ「無理です」になりそうなのに、なんだこのジュウシマツ感。10歳年下の若い女(ていうかガッキー!!!)とのラブコメが成立してる理由はひとえに平匡さんのファンタジーすぎるキャラクター像にあるということに今更ながら思い至りました。


というわけで、わたしの本命高橋洋さんが久々に登場したわあああああああああああああ!!
やだもうあんな上司があんなところに部下を呼び出して密談とかっ!捗るっ!!!!!。
葉山くんの口から飛び出たのが最初「売春っ!?」って聞こえてびっくりしたんだけど、たぶん「買収!?」ですよね(笑)。だとしたら洋さんはなんで葉山くんにその話をしたのかなぁ?。直属の部下だとしても見るからに新人だし、そういう話をするならもっと相応しい人がいそうなもんだけど。そこいらへん含め(洋さんの出番含め)これを沼田さんが盗み聞きしたことでどう展開するのか楽しみ。
あ、そうだ思い出した。みくりにトラウマ植え付けた「シンジ君」って葉山くんじゃないの?。あれは葉山くんだと思ったんで(ドラマにありがちな)偶然の再会からの一波乱ってなことになるんだと予想してたんだけど、ぜんぜん違うひとなんだとしたら葉山くんの役ってなんのために存在してるんだ?ってな話になるわけで、それもこの買収という枝がこれからどうなるのかで分かるかな?。