『営業部長 吉良奈津子』

松田龍平の存在で水10よりは楽しめる初回でしたが、別段目新しい龍平というわけでもないので無理して見なくてもいいかなぁ・・・。たぶんこれもわたしターゲット外だろうし(年齢的にはそうでも属性的に)。
3年育休取って復帰した元バリキャリが以前の仕事とは全く違う部署への配属を命じられ、子育てと仕事の両立に四苦八苦しながらポンコツ部下共と天才CMディレクターと奮闘するドラマ・・・だと思ってたら、姑との確執は“四苦八苦”の一要因としてもブラックベビーシッターなどという不穏な要素があるようで、共働き夫婦にベビーシッターの魔の手が忍び寄るってなドラマならアラフォーママが育児も仕事も頑張るドラマよりもまだ楽しめそうだけどこれそういうドラマじゃないですよね?。だってタイトル「営業部長」なわけで、主戦場は職場になるわけでしょ?。もちろん幼い子供を抱えた母親であることが今の吉良奈津子のアイデンティティなわけで、母親であるから、母親になることと選んだからこその現状であろうわけで、だから「家庭」を描く必要があるのはわかるし、家庭になんの問題もないなら育休開けの母親なんて設定にする意味はないんだけど、それは姑と、あと今は復職に理解を示し協力してくれてるもののだんだんと不満を漏らすようになるだろう夫との関係ぐらいで充分だろうに、なんでこんなめんどくさそうな存在を入れたんだろうなぁ。
繰り返すけど、悪のベビーシッターに振り回される夫婦とか、復職したらベビーシッターに夫を寝取られた妻とか、そういう話ならそれはそれで楽しめると思うんだけど、このドラマの主題はお姫様が這い上がって再びお城の頂点に立つことなんだろうから、家庭の話はあんまりごちゃごちゃしないほうがいいと思う。・・・たぶんわたしもう見ないけど(笑)。
菜々子の部下の派遣社員に龍平が「2.3回寝たぐらいで彼女面するのやめてくれる」とか言う展開が来たら教えてください。その時は猛ダッシュで復帰します!!。