『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』第2話

2時間の初回と2話で変人というか完全にヤバイ人だよね・・・という主人公と先輩相棒コンビが何を抱えているのか、何を求めてこういう性格やってんのか、そこいらへんが見えてきたことと、殺人者がかつて自分が行った殺人と同じ方法で自殺してる奇妙な連続死に中島先生とその上司が関わっている(かもしれない)というのがドラマの縦軸になると分かってきたことで、ドラマの骨格が定まったかなという感じではありますが、これ感想書くようなドラマじゃないかもなぁ・・・。毎回の事件捜査は中島先生のプロファイリング(アドバイス)と不破万作がいればいいんじゃないかなって感じだし、回を重ねたら変わってくるかもしれないけど今の時点では藤堂比奈子というサイコパスなのではないか?とすら思う不気味な主人公のすることを見てるだけしかできないもん。だって今回の事件なんて傍からみたら仲良しに見えてた親子が父親が暴君で子供たちを虐待してて、娘には性的暴力を振るい妊娠させ出産した子供は無戸籍で、挙句死に際に自分が死んだら冷凍庫に入れて保存しろと言われたその無戸籍息子が家族の愛情欲しさに残りの家族殺して冷凍してましたなんてものすごいものなのに、犯人に対して「よかったですね」って言ってやる主人公のキチっぷりがそのすごい犯罪を凌駕しちゃってんだもん。
今のところ、藤堂を“あっち側”に導こうとしてるのが中島先生で、“こっち側”に留まらせようとしてる(そのための存在)のが東海林先輩なのかなーとは思ってるんだけど。
ってところで次回相棒がキャナメにチェンジか。相棒が変われば藤堂の見え方も違ってくるかもしれないわけで、どんな話になるのか次回を見なければまだわからないけど展開としては上手いな。
そんで初回が三浦貴大くんで2話は間宮くんと、犯人役がなかなかの怪演でドラマを締めてくれてるんで、このまま若手の上手い子(ここ重要)を犯人にキャスティングしてくれればひとつの見所になりそうとか思ってたんだけど、次回の犯人はもしかして佐々木希なのだろうか・・・。