確実にわたしの守備範囲外のドラマだろうけど、一輝がどんな感じかなーと思ってとりあえず初回を録画視聴しました。
案の定わたしの苦手なタイプのドラマのようですが、タイトルが意味するところは世界一落とすのが難しい相手との恋ではなく、恋というものは世界一難しいということなのか?。
まぁどっちでもいいんだけど(笑)。
一輝は大野くんの“ライバル”とのことで、可もなく不可もなくってな印象ですが、劇中でも子供扱いされたり一方的にライバル視してると言われたりしてたんで“そういう設定”ではあるのでしょうが、それにしたってこの役大野くんには致命的なまでに合ってなくない?。一輝のライバルとしては無論社長という立場に対する説得力皆無なんですけど。
仕事は出来る(そこは社員たちに尊敬かつ畏敬の念を持たれてる)けど色恋方面だけは全くダメってな男なのかと思いきや、社員たちからただ恐れられてるだけってかもはや嫌われてるじゃん。変人とかそういうレベルじゃなくってただの嫌われ者じゃん。この人がこういうやり方こういう性格でも“社長”としては認めざるを得ないってな感じじゃないとこの役(この設定)って成立しないと思うんだけど、社員の首切ってるだけでライバルホテルに差つけられてるみたいだし、主人公全然いいとこないじゃん。
そんな男が一目惚れをしてどう変わっていくのか?ってなドラマなんだろうし、一目惚れしてからの社長の落着きのなさはそれを見守る秘書と運転手も併せて可愛くはあったけど、でもこのアタフタ感は違うんだよなぁ・・・。前半の(描こうとしていた)社長像と後半の社長が繋がってない感しかなくて、大野くんの持ち味としては後半のほうなんだろうから、だったらこんな冷酷な社長にせずアホなボンボン二代目(なんですよね?)社長にしたほうがよかったような。
それでもまぁもうちょっと見続けてみようかなーと思ったのは小池栄子がいるから。この小池栄子は素晴らしい。最初はなんだかんだで坊ちゃんな社長の手綱を上手いこと握ってるクールで有能な秘書というだけだと思ったんだけど、恋する社長になってからの優しさはもう母親のソレに近い。母性に満ち充ちてる。この秘書の視点があったからこそ社長が可愛く見えたわけで、小池栄子という役者の包容力に救われた初回だったと思う。共に見守る哲太の運転手もトーチャンみたいだし(社員たちと違い秘書と運転手だけは社長のことを好いているどころか社員として以上の感情を抱いているように見えるんだけど、社長がなぜこんな性格なのかに絡めてそこいらへんも今後描かれていくのだろうか)、この三人でやるならこんな社長とか似合わない設定にせずともダメな弟の恋を応援する姉と父親ってんでいいのになー。波瑠はお嬢様とかでさ。
これ、小池姉さんは人間的に幼い社長をどうにかしたくて、一方的なライバル心を利用すべく一輝に社長を煽るように頼んだ、つまり小池姉さんと一輝はグルであるってな話にならないかなー。さらに二人は昔付き合っていたってな関係であれば(そんで大野くんと波瑠をくっつけた勢いで一輝と小池姉さんも元サヤに!)なおよしなんだけど。