米澤 穂信『真実の10メートル手前』

真実の10メートル手前

真実の10メートル手前

このシリーズ容赦ないなぁ・・・と思いながら読み終えて、あとがきを読んで初出一覧を確認してびっくり。
これ2007年に書かれたものも含まれてんのか!。描き下ろしのラスト1編まで8〜9年の時間が経過してるとは思えない安定感。
そして主人公・太刀洗万智に対する“信用できるけど好きにはなれない”という印象の変わらなさも。
記者(ジャーナリスト)として、人間として、そして主人公として、大刀洗万智というキャラクターにはもはや揺るぎなき信頼があるんだけど、好きではないんだよな。
でも万智が何を見て何を聞いて何を思うのか、それを知りたいという欲望はあって、でも辿りついた先にある真実は、その景色はいつも厳しい。ほんっと容赦ないわ。