“突然見慣れない敵が現れて、それを追って謎の戦士もやってきた”という唐突展開こそ同じなものの、ジュウオウジャーのほうは単に一緒に戦っただけだけど、こちらは大和と共闘したことがアランに対する複雑な感情を整理するキッカケというか、御成に憑りついた五右衛門殿の話と合わせて“マコト兄ちゃんのために”アランと共闘してみようと決意する流れに直接つながっていたので、ジュウオウ側よりもコラボとしての満足度は高かった。
でも「さっきはどうもー」的な感じで慣れあってんのはどうかと思ったってか、剣を見せ合って「似てるね!」「気が合うねっ♪」っておまえら女子か!!!と思いましたが(笑)。
このシーンのタケルってばほんとうに楽しそうで可愛かったんだけど、もしかしたら本来のタケルってのはこういう子なのかな。初回で死んで、ゴーストになって、生き返るために眼魂集めて戦って、カノンちゃんを生き返らせることを選んで自分は消えて(マジ死にして)、父親のなんだかわからない力でゴーストに戻って、目の前で人間が砂になって・・・という過酷な体験を現在進行形でしてるタケルしか見たことがないものの、普通に生きていればタケルってこういう感じの子だったりするのかなーと、だとしたらちょっとタケルという人間に対する評価をちょっと上げてやりたくなるわ。
あと食べ物持参で「アラン様―?」って探されるアラン様は半野良のにゃんこのようだなとも思った(笑)。エネルギー切れでヘタるネクロムも保護欲を掻き立てられるし(笑)。
で、コラボ回でありながらも大帝死んでなかった!と本編もしっかり進めてきましたが、大帝が死んでないってのはまぁジャベルさんとか見てれば予想の範囲なんでそこまでの驚きはなかったけど、それがアデルお兄様の“計画”であったことには安堵しました。嫉妬にかられて発作的に父上を殺してしまい、とりあえず弟に罪を被せたアホ兄貴だったらどうしようかとほんのちょっぴり思ってたんでw。
まぁ協力を申し出た長官に「大帝に聞いてみればいい」と言われ「父上は死んだだろう」ってのが、この会話で自分が何をしているのか長官が知ってる(気づいてる)とわかったもののしらばっくれてるアデルお兄様の図なのか、父上が生きていることを誰にも知られてはならぬと必死でポーカーフェイスを作って誤魔化そうとしてるアデルお兄様の図なのか、どっちかだかわかんなかったけどね。