『下町ロケット』第7話

スポ誌の記事で『極限の状況』におかれると書いてあったんで、まぁ結構大変なシチュエーションなんだろうなーとは思ってましたが、いやあ・・・・・・思った以上に修羅場だったわ。
心肺停止で電気ショック+心マは“よくあるシーン”ですが、そのひとコアハートなるものが入ってるはずなのに大丈夫なん・・・・・・?と思ったら「お前なにやってんだああああああああ!!」とか言われててわたしも貰い絶望。
研修医であの状況下でしかも患者は教授にとって『特別』ときたらテンパって当然だけど(大学病院であれだけ重要な研究(臨床実験)をしているというのに研修医しかいないなんて状況になるはずないと思うけど)(つーか容体が急変したときのための対処マニュアルとかないのか?コアハートという新しい技術が入った身体だけど通常の人工心臓と同じ対応でいいってことなのか?そしてそれは本来なら研修医でも対応できるようなものなのか?)、残念ながら医者としての人生は終わったなと言わざるを得ない。
でも歌昇くんの緊張感、素人感がこの研修医の運のなさに繋がっていたので、ドラマデビューとしてはそつなくこなせたと思います。ホッとした。
って、この研修医次回も出ますか・・・?。コアハート自体に問題があるから容体が急変したのに、貴船は研修医が心マを行ったことでコアハートが壊れてしまった=コアハート自体に問題はないってな言い訳をしたりして・・・とか考えたんだけど、これだけの出番だったらわざわざドラマ経験のない歌舞伎役者持ってくる必要はなさそうだし、となると歌昇くん一人の責任ということにされてしまうってな展開になるかもしれない・・・・・・?。えーやだ怖い。
しかし、ガウディ編に入ってから押され続きのところへもってきてバルブのコンペで敗北を喫した佃の逆転のキッカケというか足がかりとなるのがコアハートの治験患者・・・ということになるのかなぁ?。なるんだろうなーと思うのだけど、佃とサヤマの戦いとは全くの無関係の人間の死が分岐点になるってのは、このドラマとしてはどうなんだろうなーという気がしなくもないです。その話を佃サイドがどう受け止めるのかはまだわかりませんが、貴船―サヤマが進めていたコアハートが『失敗』した、という結果にだけ注目するんだとしたら気持ち的に引っ掛かるものがある。これもまたガウディに参加することを反対してた佃社員たちがいう医療機器に手を出すことの「危険性」ということなのでしょうが。
あとロケット編でさんざんっぱらバルブの「特許」がどうのこうのってやってたのに、あれから3年で帝国とサヤマは佃が持つ「特許」を侵害しない新しい技術でもってバルブを開発したってことだよね(ロケット編の劇中でも佃の特許を使わないバルブシステムの開発に1年ぐらいはかかる=1年あればできる と言ってたし)。実際のところ佃とサヤマのテスト結果にどれほどの「差」があるのか実感としてはわからないけど、いくら自社製という夢の実現のためとはいえロケットを飛ばせなかったらこれまでの功績がパーになるかもしれないわけで、サヤマと裏取引のようなものがあったとしても明らかに劣るものなら採用には至らないと思うのね。だからまぁそこそこのものではあるのだろう。てことは、コンペに負けた現在佃のもつバルブシステムの特許は無用の長物とまでは言わないけど一円の利益も産まないものでしかない、ということになるわけだよね?。3年の間「帝国重工のロケット部品を担ってる」ことで直接・間接的にどれほどの利益があったのかしらんけど、佃の判断は果たして正しかったのか?とか思ったり。
ていうか、財前部長は妙なオーラあるけど、石井一孝の弁舌相手に勝てるわけがないとしか思えないのがなんとも(笑)。