『明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜』

隆クズい。その一言に尽きる。
そして隆の嫁を迷わず「おねえちゃん」と呼ぶ路加の恐ろしさよ。
調をして『女扱いが巧い』と言わしめるほどなのでわかっちゃいたけど、それにしたって奏(10代)も環(20代)も隆嫁(おそらく30代)もみんなまとめて「おねえちゃん」だなんてどんだけ守備範囲広いのかと。
真也が路加を手放そうと思った最大の理由というか、引き金ってのはお腹が痛いのを我慢させてたどころかそのことを「ごめんね、ママ。痛いの我満できなくて」と路加に言わせてしまったこと、だよね。
でもそれは路加の優しさなわけで、酷い言い方をしてしまえば路加の優しさがママを苦しめてしまったわけで、そういうとこ隆のDNA受け継いじゃってんだろうなーって。
で。
まだ小さい子供に「痛いの我満できなくてごめんね」なんて言わせちゃう現状がこの先改善できるかどうかわからないわけで、むしろ見通しはよくないわけで、将来のことを考えれば隆の養子にしたほうが路加のためだ・・・と真也が考えたことは理解できる。同意するかどうかってな話ではなく、真也の気持ちとしては理解できる気がします。
だけどその前に、というかそんな真也の気持ちに対して隆がまず提案することは「路加が成人するまでの養育費を払う」ってことだと思うの。これまでは嫁の手前金銭の話が出来なかったんだとしても、嫁バレした今隆が「路加の養育費を払いたい」って言っても隆嫁は反対しないだろう。
まぁ夫の愛人に対して「身を引いてもいい」とは言ったものの夫にはそれを言わずにいるあたり志穂にも打算がみえたわけで、実際路加を手放すと言った真也にも「隆を諦められなかった」と言ったわけだけど、志穂にとって『一番』は隆なんだよね。だから養育費という継続的な繋がりが出来てしまうと隆を取られるんじゃないか?という不安を抱き続けることになりそうで、であればいっそ「隆さんの子」を自分の手で育てたい・・・と考えそうではあるけど、でもまずは認知して養育費を払うってな話をすべきだろう。
でもしない。「できることはなんでもする」という隆の口から具体的な『出来ること』はまったく出てこない。
律という存在で繋がっているだけの早川家は中学生の子供たちまでもが「夏休みの日中はうちで預かる」と、そうすれば路加ママもすこしは楽ができるだろうと、そう提案してるのに、隆はなんでもするって言うだけでなーんもしない。
そんな隆が最高潮にクズだったのが律に対しての「俺は君と違って弱いから」ってな発言な。開き直ってんじゃねええええええええよ!。
そんで何?やっぱいろいろと問題ありそうだから律にはやめてもらうって何??卒業まで面倒みてあげたいっつってたくせに何言っちゃってんのコイツ???。
はー、隆ってほんとクズだわー。