
- 作者: 本多孝好
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: 単行本
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主人公の女性ジャーナリストが過去の因縁から派生したと思しき連続殺人事件を追う・・・という物語ですが、『嘘』が鍵となるので全編通してどこか薄ら寒く、気持ちが悪い。
で、まさかこれほんとに●●●じゃないよな・・・?と思ってたらそこまで明確なものではないけどやっぱり●●●で、これはそこに焦点があるのではなく、それに翻弄される人間の感情を描いているので(そういう意味では私が最も魅力を感じた宮城の元へ通う少年少女の存在が興味深い)毛色としては全く違うのだけど、本多さん今そういうモードなのかなぁ?と思ったり。