同じ本を読んだとしても、心理面を含めその時々の体調が感想に直結するわけで、そういう意味ではやはり今年はいつもよりも優しい物語や元気が出るような物語が心に残っている気がします。
どんな非常時でも読んでいる間は現実から離れられるのが小説というものだとわたしは思うのですが、それでもこれだけ大変なことに遭遇すると文字を読んでも心まで入ってこない…というか、まぁ、本を読む余裕なんてないんだなぁとは思った。毎日普通に本を読めるってのは幸せなことなんだなと改めて感じました。
だからこそ来年もたくさん本を読みたい。
今年のマイトップ5はこちら(順不同です)。
高野 和明『ジェノサイド』(感想)
中村 ふみ『裏閻魔』(感想)
桜庭 一樹『伏 贋作・里見八犬伝』(感想)
平野 啓一郎『かたちだけの愛』(感想)
窪 美澄『ふがいない僕は空を見た』(感想)
タイプが違う作品ばかりではありますがどれも非常にエンターテイメント性の高い作品なので、年末年始のおともには最適かと!。
本多 孝好『at Home』(感想)
早見 和真『砂上のファンファーレ』(感想)
奥田 英朗『我が家の問題』(感想)
こちらはどれも“家族”がテーマなのですが、こういう時だからこそ心に響いた気がします。
深町 秋生『ダブル』(感想)
真梨 幸子『聖地巡礼』(感想)
鏑木 蓮『救命拒否』(感想)
北山 猛邦『私たちが星座を盗んだ理由』(感想)
西澤 保彦『必然という名の偶然』(感想)
末浦 広海『檻の中の鼓動』(感想)
ここいらへんはまぁいつものわたしセレクトということで(笑)。
原 宏一『アイドル新党』(感想)
池田 鉄洋『行け!男子高校演劇部』(感想)
このお二方は(作家としては)初めて手にとった作家さんですが、とにかく笑えて元気が出る作品なのでお勧めです!!。
今年の越谷オサムは
『いとみち』(感想)
今年の三羽省吾は
『Junk』(感想)
今年も最高の作品を読めてわたしはほんとうに幸せです。特にオサムは近いうちに間違いなく実写化ブームが来るんで要チェックですよ!。
それから、わたしにとって今年最も大切に大切に読んだのは篠田真由美さんの『燔祭の丘』(感想)でした。
感想内でも述べてますが、心からのお疲れ様でしたとありがとうございますを送ります。京介たちに出会えたことでわたしの人生はひとつ豊かなものになりました。