『軍師官兵衛』第37回「城井谷の悲劇」

いやあ、とーり頑張った!超頑張った!!。独断で突っ込んで罠にはまって家臣をいっぱい失ってズタボロになって戻ってきて腑抜け状態からのー、ひそかに父親が命じていたのか父親の意を汲んだ(道筋はどうあれ結果的に父と息子の意図が合致した)のかそれとも正則と清正の話を聞いてのガチ独断なのかはまだ判りませんが、杯を持った手をぶるっぶる振るわせる鎮房を青白い顔でガラス玉のような目を見開いてじーっと見詰め、呑んだところで思いっきりよく斬り捨ててからの皆殺し宣言はめちゃめちゃ良かったよおおおおおおおおお!。
以前観た舞台でもそうだったんだけど、とーりって顔面に返り血浴びるの似合うなぁ。真面目な青年とかチャラ男とか、そういう役よりも血塗れになってるほうが断然ソソる。
デビュー作の印象が今も残ってるからだと言われたらそれを否定するつもりはないんだけど、とーりってよくも悪くも清潔感がないと思うのね。笑っててもどこか卑屈というか、なにかを抱えているように見えるし感じる。だからそれを“隠して”真面目ぶったりチャラったりと、そういう青年を演じることが多いと思うんだけど、それを隠さず、表面に噴出させた“象徴”としての顔面血塗れ、これが今現時点のとーりを一番素敵に魅せると思うのよね。なのでじゃんじゃん斬っていこう!!(笑)。


今回はあっちゃんバッチリわかったー!。って、なんか妙に眉毛が太いメイクでちょっと笑っちゃったんだけど、でも黒田なんかぶっ潰せと勇ましい姉だか妹だかと比べて大人しいというか穏やかな気性のいい子っぽくて(そんなあっちゃん朝房に恨みがましい目を向けるとーりとか、大河という大きな舞台でレッド対決だなんて超興奮するよね!)、それだけに父親が暗殺された“人質”である朝房がどうなるのか、とーり長政のこのダーク演出を見せられたら思いっきり期待してしまうわっ!!。


って、予告に鎮痛な表情を浮かべる九郎右衛門様がっ!!!。何!?なにが九郎右衛門様にあんな顔をさせるのっ!??。