『ペテロの葬列』第9話

「菜穂子さん・・・菜穂子さん」ってこの2回目の名前呼び!!!これ最高すぎた。
名前呼んだ瞬間ぐらっぐら黒目揺らすの、これほんと絶品な。
バーで一人グラスを前にしながらも全然寛いでる感じはしない橋本さんってば電話をかけるまでどれだけ逡巡したんだろうなぁ。
ホテルの部屋で一人になって掛けたっていいだろうに、そうはせず他に人がいるところで掛けたってのもそういう気持ちの表れなんじゃないかな。
それなのに意を決して電話掛けたら社長の奥さん(菜穂子さんのお義姉さん)が出ちゃうとかね・・・。
想像するに、その瞬間橋本さんはやはりこの気持ちは封印すべきだって思ったんじゃないかなぁ?。
お義姉さんは菜穂子のところに「お義父さん無事に着いたってよ」と教えにきたわけで、てことは社長(と社長夫人)のところにはもっと早くに連絡が来たってことなわけでしょ?。で、橋本さんがお酒のグラスを前にしてるということはその日の職務を終えたということだろうわけで、つまり到着後それなりの時間が経ってるってことだと思うのね。もし無事着いたということを“職務として”菜穂子に伝えるのならばもっと早くに電話してるはずなわけで、“あの時間”“携帯に”掛けてきたってことは“個人的に”掛けたと、そう取られても仕方ないシチュエーションだったと思うのよね。
義姉はそんなこと全く考えてなかったとしても、“やましい気持ち”を抱えてる橋本さんはそう考えるんじゃないなと。だから掛けた電話に菜穂子以外の人間が出たってのは橋本さんにとって自分の気持ちにブレーキ掛ける理由になった、いや、理由にするんじゃないかと思う。
でも菜穂子はそんなこと微塵も考えないのよね。この女は自分のことしか考えてないから橋本さんがどれほど苦しんでるかなんて考えもしない。“私が”どれだけ苦しいか解る?って言うのが菜穂子という女なのよ。
つーかロールパンにレーズンだのくるみ?だの入れんなよと。もうこれひとつ取っただけでもわたしこの女のことが嫌いって断言できるわw。
橋本さんが菜穂子に掛けた電話に義姉が出るってのはドラマオリジナル描写で、だから義姉による「杉村さんと橋本さんは似てる」ってな指摘も確か原作にはなかったはずなんで、これがわたしの知ってるこの先の展開にどんな影響を及ぼすのだろうか。


ファミレスで激昂し立ち上がった坂本くんを乱暴に座らせるテッシーにうっかりときめいてしまいました。三悪人の顔を見るべく張り込みしてる時の格好ってか被ってた帽子を椎名ちゃんに被せるのはイラっとしたけどw。