『若者たち2014』

なんか騒々しい・・・という印象しかない初回であった。メンツ的には辛気臭いのにまさかこんなドタバタドラマだとは。リメイク元もこんな感じなの?。
まぁそのドタバタが無理してる感じというか、そうでもしなけりゃ毎日を乗り越えていけない感というか、頑張ってるのに報われない若者の閉塞感・・・を表してるような気がしなくもないんだけど、それぞれ抱えてる問題が言ってしまえば「異性関係」でしかないのがなぁ・・・。もちろんそれだけじゃないってか異性との関係の中に本当の悩みとか苦しみとか不安とか、そういうものがあるんだろうし、でもまだ“若者”だからそれを自覚してなくて、それをこれから描いていくということなのでしょうが、とりあえず初回の感想としては中卒で先がない男と借金+病気の家族抱えた女がデキ婚って、こんな感じで何も考えなしに妊娠して子供産んで社会保障に頼る人が少なからずいるんだろうなーってことでした。お金の価値を知ってることが結婚したいと思った理由だというのならば中卒で身体壊したらアウトな仕事してて末っ子を大学に行かせようとしてるような男は絶対に選ばないと思うんだけど。その浅はかさも、その愚かさもまた若者だからなのか?。
食事中にプロレスごっこが始まると冷静にちゃぶ台避難させるのとか何を意図してこんなコントみたいな演出にしたのかなぁ?。
つーかきみのーゆくーみちはーなんて大声で歌いながらチャリンコ漕いで職場に向かう現代の若者とかちょっとありえないですよね。あたまゆるいひとにしかみえない。
家族全員で食卓囲むのも食事当番の手間をできるだけ省くためだし、同じ食卓囲んでても全員スマホいじりながらで会話ナシってか目の前にいるにのLINEで会話してるとかさ、そんなものが見たいかは別として「平成版」「2014版」というならもっとそっちに振りきっちゃったほうがいいと思うんだけど。
あとまぁ見た人の大半がひとつ屋根の下を思い浮かべたと思うんだけど、テーマもキャラ設定も違うとは言えつまぶには(当時の)江口にあった包容力がないよなーと。普段どれだけギャーギャー言ってても弟妹を“親代わりとして育てた”土台というか、学はなくても実はあるというか、そういう人間としての安定感がないと思うの。だから発言に説得力がない。家族に対しても恋人に対しても。プロレスに乱入してなにがどうなったのか全くわかんなかったけどデキ婚する覚悟を決めたってことは、長男は中身がない男というわけじゃないってことだよね?。でもそうは見えない。今のところは。借金あることやキャバクラで働いてることを言わなかったと女を責めたけど、じゃあお前は刑務所に入ってる弟がいることを言ったのか?と。
ついでに言えば日よけがぼろぼろの塩ビだとか言ってたけど、親父が残してくれた家ってことは家賃ゼロってことだと思うのね。そんで長男と長女は働いてるわけだからそんなに収入はないにしても二人で500万はあるでしょ。それで貧乏って言われてもなぁ。三男の内定蹴りもどんな理由があるにせよ内定蹴れるだけの心理的余裕があるからだろうし、四男が食事当番サボったからって“出前”取るってのも今スーパー行けば300円台でお弁当買えるわけだから贅沢に思えるし、貧乏描写も中途半端だよね。
ていうかなによりもせっかく久々のブッキー主演ドラマなのにブッキーの良さが全く出てないってどういうことだよオイコラアアアアアアアアアアアアア!!!。



NICUを舞台に命を救えないことに苦しみながらそれを理由に看護師との不倫に逃げるクズ医師吉岡とまだ挫折を知らない若手医師馬場さんのドラマか、もしくは前科持ちの瑛太とツナギ姿の謎の女長澤まさみが汚い軽トラで旅をするドラマが見たいなーとか思ったw。
ていうかていうかケーシー姿の馬場さんエロッ!!。こんなにガタイのいい小児科医とかちょっとヤバいだろw。