『ペテロの葬列』第1話

実際原作では「おじいさん」「老人」という記述だったし、そう呼ばれること(呼び方)が物語序盤において一つの要素を担ってもいるんで変更するわけにはいかないのでしょうが、長塚京三が「おじいさん」だの「老人」だの呼ばれてるのがすこぶる違和感。
ていうか、やっぱ年齢じゃないんだよなーと。「おじいさん」に限らず「おじさん」「おばさん」もそうだけど、実年齢は確かに「おばさん」なんだけどでも「おばさん」って感じはしない人っているじゃないですか。見た目が若いとかでなく(それもあるけど)、年齢に相応しい中身であり魅力がある人に対して「おばさん」という表現は使わないよね。そういうひとになりたいな、そういうひとでいたいな、とは思うものの結局その判断は自分ではなく他人によって下されるものなので、頑張りの方向が果たして目標に向かっているのか最近ちょっと悩んでる・・・・・・ってドラマの感想からズレましたが、そう考えるとやっぱり京三は「おじいさん」ではないよなーと。てかそういう意味ではむしろ柴俊夫が演じてる森閣下のイメージ。
でも京三の聴かせっぷりはさすが。2時間ほぼバス内で京三対人質という構図で、その人質もそれぞれ性別も年齢も、それから演技力も異なる人々なんだけど、そういうのお構いなしであの空間を制する京三がさすがだった。声音とテンポと表情なのかなぁ?大した話してるわけじゃないのについつい聞き入っちゃうんだよね。これは今後の展開において非常に重要なポイントなので犯人役を京三にしたのは大正解だと思う。
人質にされた乗客もメイちゃんはすぐ泣きそうだし坂本くんはキレそうだし田中さんは下品かつ小物感バリバリだしとそれぞれ原作通りの特徴が初回から見えたし、柴野運転手はなんかエロいしw、今後の展開が楽しみ。って、杉村に話かけた機動隊員がイケだったんで画面ににじり寄って確認したら霧彦さんでピギャー!!。こういう不意打ちときめきだいじ(笑)。
で、ハセキョーの役が原作とはちょっと違ってることは知ってたんだけど、原作ではバスジャックに遭ったのは編集長と杉村だけであるところをムロツヨシ(役名なんだっけ?w)も一緒だったってのがこれからの展開でどう影響していくのだろうか。杉村がもろもろを一人で背負うのと、この経験を共有できるムロツヨシがいるのとじゃ全然違うと思うもんなぁ。そこは原作既読として興味深いところ。
そしてそしてお目当ての一生くん。
原作読んでどういう役なのか、この物語においてどんな役割を担っているのか、それを知っているのでいろいろと・・・・・・ヤバイでしょこれえええええええええ!
一見王子様のように見えるんだけど靴を履ける高さではなく受け取れる高さに上げてるところが異様にエロい。これがこの橋本真佐彦という男・・・なんだろうなぁ。