『ペテロの葬列』第10話

久々に本気の細田くんを見たわー。
細田くんのキチ演技には哀しみがあるんだよね。そういうの一切ない真正クズも勿論上手いんだけど、そういう役は他にも演れる若手が結構いる(今その枠で猛然と走ってんのは菅田っちだと思う)。
細田くんはそこに哀しみとか憐みとか、そういうものを加味できる。そこが細田くんの強みだと思うのだけど、この馬鹿で愚かで弱い坂本という青年はそんな細田くんのまさに真骨頂。ほんと馬鹿以外のナニモノでもないのに杉村に投降すると言ったのに突入されちゃった瞬間の「ああ・・・・・・・・・」って頭抱えたくなっちゃうような嘆き、こういう気持ちになったのは細田くんの力だと思う。
つーかバイト先の先輩(オッサン)に優しくされたり田中(オッサン)に優しくされたり、さらに杉村(オッサンになりかけ)に必死で諭される坂本の図にはちょっとときめいてしまったわ。わたしそういう嗜好はないはずなのに。
そして同じく野間口さんのストーカー弁護士も鉄板すぎ。広報室の外で立ち聞きしてほくそ笑むのとか嬉しくなるほどハマりすぎ。
そしてそして今回ワンカットしか登場しなかった橋本さんですが、原作のあのオチをドラマではどう描くのか、次の最終回で一生くんの橋本さんがどんな貌を見せるのか、たのしみー!!。
というわけで最終回は22時10分スタートなのでみなさま録画予約のご確認をお忘れなく!!。
ていうかこれまで見てなかった方も22時ならテレビ付けられるようでしたらこの素晴らしすぎる一生くんをぜひぜひご覧になっていただきたく!!。
話の筋とかどうでもいいんですっ!存在そのものが麗しいですからっ!。