『私の家政夫ナギサさん』第1話

たぶん、たぶん普通のハートフルコメディドラマなんだろうけど(公式には「ハートフルラブコメディ」と表記されてますが、その「ラブ」はライバルMRである瀬戸くんと後輩のごーどんとの間でのやつであってまさか南朋さんとの間で発生するわけじゃないですよね!?ね!???)、冨田靖子の新支店長が不穏すぎる・・・・・・。
だってどう説明されての集まりだったんだかよくわかんなかったけど、正式就任の前日に新しい部下たちが集まってるところに顔を出すとして、部下の一人が当日誕生日だったからって「手作りの誕生日ケーキ」作って持参する?しかも作ったケーキがアレだぜ?。こんなのいずれ笑顔で狂うのではないかと期待してしまうじゃないか・・・・・・。

南朋さんもスーパー家政夫になった事情というか理由というか、そういうものはあるんだろうけど酔って寝た多部ちゃんに「おかあさん」と呼びかけられ「いかないで」と手を握られてびっくりしちゃったのは作り顔ではないだろうから(他人の目である多部ちゃんがあんな状態である以上、あの場で表情を作る必要性はないもの)裏とか二面性とかはない「ナギサさん」だと判断していいように思うのだけど、目が笑ってないんだよね。佇まいに翳りがあるというか。だからなんか裏あんの!?なんか企んでんの!?そのうち全身黒スーツにサングラスで多部ちゃんの前に現れて「真の目的」を明かす瞬間が来るんじゃないの!?来るんでしょ!???と期待してしまう。

これ漫画原作なんでしたっけ?。ナギサさんを演じるのがサダヲとかムロツヨシとかヤスケンとか、別にカタカナ名前の人をチョイスしたわけじゃないけど(ちょっと考えて思い浮かんだのが全員カタカナだったってだけですw)そこいらへんならば見たまんまのコメディとしてスッと入ってくるだろうけど大森南朋だとどうも「なにかありそう」と思っちゃうというか、南朋さんがこのまんま色気皆無の単なるオッサンでいるはずがない!!と思うわたしがいるのよね。

ていうか、これ多部ちゃん演じるメイは「おじさん」に拒否反応を示してるように見えるなあ。これが40代の「おばさん」だったらここまで嫌がらないだろうし、同年代や年下の女性スタッフだったら(「家事」という仕事に対する上から目線で)感謝や労いの言葉を掛けたかもしれないとすら思うし、同じ男性であっても同年代や年下(※イケメンに限り)だったら異性として意識をしてもここまで拒絶することはないんじゃないかなーと思ったのよね。ていうかそれこそ逃げ恥の逆バージョンになるよね。
だからこそ「ナギサさん」を「おじさん設定」にしたのでしょうが、これって「おじさん」に対する(人種)差別にならないか?とか考えてしまったのは過剰反応すぎるだろうか。
いやだって大森南朋だから「エプロン姿の南朋さん」を見ていられるけどこれがそこいらのおじさんだったら無理じゃん?。どんだけ家事がパーフェクトでも覗き窓みたいなところからそこいらのおじさんが顔だして「ニコッ」とかしてくるの絶対無理じゃん?。だからこそメイの反応というか気持ちがわかるんだけど、それはやっぱり家事を任せるとしても「おばさんはいいけどおじさんはイヤ」という性別に対する差別感情(がわたしにもあるということ)なのではないかと思うわけで・・・。

あとメイのファッションセンスおかしくない?。誕生日の日は白シャツ白パンツにベージュピンクのジャケットかと思ったらシャツの裾びろびろしてるし、次の日はその格好で足元その色のパンプス合わせる!?だったし、「そういう設定」なのか?。