『BORDER』第3話

1話はおぐりさん演じる主人公の説明回、2話はタイムリミット有りってんで小栗さんの特殊能力&非合法な手段を使うのも仕方ないというか、すんなり受け入れられたんだけど、今回はそういうわけでなし、正規の捜査(方法)で犯人逮捕することってできなかったのかなーという気が。
今回のテーマはタイトル通り「連鎖」で、「罪を犯せば必ず報いがあることを示したかった」という満の言葉、満の考え方がまんま満とその協力者に返ってることもそうだし、おぐりさんに指摘されたように満たちが犯した罪によってあらたな恐怖や哀しみが生まれること、そして自分たちの正義を執行した結果新たな犯罪者家族が、新たな被害者家族が生まれることになるってことを考えなかったこと、そこにあるわけだよね。それを描くのに裏の力を借りる必要はなかったんじゃないかなーと。
「殺されて当然の人間などいない」。罪を償ったつもりなのにいつまでたっても許してもらえないことを嘆き「もう楽になってもいいじゃないか」といいながらも自身が虐待されていたことをその言い訳にはしなかった元犯人との会話で、自身も「殺された」おぐりさんはそう答えを出した。だからキリがないことを解っていながらもサイモン&ガーファンクルにネット上にある画像消してくれるよう頼んだ。このことで「幽霊と話せる」という設定は充分クリアできてると思うんだよね。だから必ずしもその能力が捜査に直結しなくてもいいんじゃないかなーと。