紘汰が案外アッサリ舞に裕也のことを話しましたが、今更だけど舞って裕也の何なんだ?。舞にとって裕也はどんな存在なんだ?と言い換えてもいいけど。
わたしの脳内では舞は元々紘汰のことが好きだったけど、ビートライダーズを卒業し大人の仲間入りしようとしてる紘汰はもう自分とは住む世界が違っちゃった・・・ってんでチームリーダーである裕也と付き合ってるような付き合ってないような・・・ってな感じだったのね。あんな人気のない町外れで待ち合わせしてるぐらいだし、少なくとも単なる“チームの仲間”とは違うと。でも裕也がいなくなり紘汰が用心棒としてチームに戻ってきてくれたことで舞の気持ちは再び紘汰に向いたと。そんな感じで考えてたんですよ。
でも裕也のことを聞いた舞の反応は『紘汰可哀想。ひとりでそんなに重い荷物背負ってたんだね。これからは私も一緒に背負うから(抱きつき)』。
・・・・・・・・・いや、紘汰の前に『裕也が死んだ』という事実に反応しようよ。
この反応を見る限り、どうやら舞と裕也はわたしが想像していたような関係ではなかったようですが、それでもわたしはこの人(たち)が怖い。初瀬ちゃんのことも裕也のことも、こんなにアッサリ(に見える)受け止めてしまえるこの人(たち)が怖いです。
裕也に対する舞の気持ちが恋愛感情ではなく同志とか友情とかそういうモノだったとしても、それでもずっと心配しその行方を捜してた(・・・・・・んですよね?一応・・・)人がとっくの昔に死んでた、それもインベスになって親友に殺されるなどという壮絶なことになってるというのに裕也ではなく紘汰の心配『しか』しねえって、何かが欠落してるとしかわたしには思えません。
これがさ、もうちょい時間が経ってからのことなら分からなくもないのよ。紘汰が何かを隠してる、そのことで悩んでるってことはわかっていたとしてもまさかこんなことを聞かされるとは思ってなかったはず。だから紘汰の話を聞いてそれこそヘルヘイムの森で初めて白いアーマードライダーにボコられた時の紘汰のように自室に逃げ込んで膝抱えて当然だと思うんだ。友人の死ってそれぐらい重いことじゃない?。そんでしばらく一人で考えて、そこで「紘汰かわいそう」ってなるならまだわかる。
それなのに舞はあっという間に裕也の死を消化し紘汰の心配をしその荷物を一緒に背負うと慰めこの事実を市民に広め伝えなければと決意した。え?なんなのこの女。
舞に真実を話すにあたり「舞を守るために裕也が落とした戦極ドライバーを使い変身し、そして裕也を殺した」と、それだけは言わなかった(言えなかった)紘汰だけど、正直この女がそれを聞かされたからといってさしてショックを受けるとは思えない。「私を守るために紘汰は辛い想いをしたんだね。紘汰はいっつもそうなんだから」なんつってまた抱きつくだろ。
・・・・・・そんな女のためにミッチはこんな子になっちゃったんだぜ・・・・・・。
つーか次の日かどうかわかんないけど、↑これがあったあとの紘汰の変化があからさまでだな。
表情が明るい程度ならいいんだ。裕也のことは多少なりとも紘汰にとって『荷物』だったんだろうから、舞に話し『荷物』を共有してもらったことで気が軽くなったのであろうことは想像に難くないから思わず良いことがあったのか?って聞いてしまうぐらい明るい顔をしてるだけならわかるの。だけどそう言われた紘汰の恰好がこれまでとは明らかに違ってた。顔つきだけでなく纏う雰囲気が全然違ってた。女ならばともかく男は心境の変化ぐらいでこうまで印象が変わるほど服を変えるはずがない。断言できる。
しかもただ服を変えただけじゃないのよ。女から「気持ち悪い」と言われるほどのニヤつきっぷりなのよ。
そもそも冷静に考えれば親友を殺したことを女友達に話せたことがなぜ「いいこと」なのかって話じゃん?。隠し事がなくなったからと言って気持ちが楽になったとしても置かれてる状況には何ら変わりがないわけで、ニヤつく理由にはならないでしょう?。
つまり舞との間で紘汰がこうまで変わるほど、ハッキリ言っちゃえば『男』になるようなことがあったとみるべきだろう。
だからこそ舞は紘汰を「ヒーローの資格がない」と罵倒したミッチに対し容赦なくビンタしたってことだろう。
ヘルヘイムのこととかユグドラシルのこととか「紘汰さんから聞いて知ってたけど言えませんでした」というミッチだって(舞から見れば)背負ってたわけじゃん。しかもミッチ年下だぜ?高校生だぜ??。そんなミッチが紘汰さんに掴みかかったぐらいでビンタという暴力行為に出た舞はどう見ても『私の男になにしてくれてんのよあんた!?』だったもん。ミッチの気持ちなんて考えてない。紘汰のことしか考えてない。
舞にビンタされた瞬間、ミッチはそれに気づいたんだよ。ああもう舞さんは紘汰さんのモノになったんだなーって、それがわかったんだよ。舞さんの「変化」に気づいてしまったんだよ。
だからミッチは引き金を引く決意をした。そして引いた。
舞さんを変えてしまった紘汰さんが憎いからか、それとも紘汰さんがいなくなれば自分が舞さんを守れると思ったのか、ミッチが何を考えて紘汰さんに銃弾ぶち込んだのかわかりませんが、以前は自分の手を汚そうとしなかった・・・というよりも『紘汰さんを』撃つことができなかったミッチが、誰に命じられたわけでもないのに引き金を引いた理由が自分の言うことを聞かない紘汰さんに対する積り積もった苛立ちに加え舞さんの変化がダメ押しとなったってのは納得の流れ。
ていうかコレ、痴情のもつれ以外のナニモノでもなくね???。
ライダーバトルは平成ライダーの代名詞(の一つ)だけど痴情のもつれでライダーバトルとかねー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って555があったわ(笑)。
これまで影も形も見えなかったユグドラシル上層部なのかなぁ?貴虎さんの「上」にあたると思しき人間にアーク計画の進捗報告をする中間管理職の悲哀を漂わせた貴虎兄さんが突如「ノブレス・オブリージュ」とか言いだして覚悟がなんだと光実に説いてたけど、まさか自分の言葉が弟の中でこんなにも歪んだ覚悟・責任として発現するだなんて思ってなかっただろうね(あ、でもミッチのことだからノブレス・オブリージュとか言いだした兄のことを腹の中では「プッ」って笑ってる可能性あるかw。笑った上で兄さんがそういったから覚悟を決めたよと悪魔的な笑みを浮かべるミッチを想像するとときめくわー)。どこまでいっても兄の言葉は弟には届かないのね・・・。いくらカッコいい(っぽい)こと言っても貴虎さんとは関係のないところで話が進んでてほんと可哀想・・・・・・・・・。
って思ってたら次回紘汰と共闘するんですか。はあ。
って、このタイミングこの展開で『貴虎の過去(シャワーシーン)』って、なっななななななななななななんなんですかっ!???????????
入院してると思しき貴虎さんのベッドサイドに眼鏡を装着した、眼鏡を装着した!!凌馬がいたんだけどなにあれえええええええええええええええええ!?????
・・・と興奮してはみましたが、でも立場(立ち位置)こそ違えど貴虎さんが紘汰と『似てる』ってことはこれまで描かれてきたし、そのための方法は違うものの「世界を救う」という共通目的であることも解ってるわけで、だから貴虎さんの過去ってのは「過去にあった出来事」ってだけでそれを知ったからといって今の貴虎さんに何らかの影響・変化を与えることになるとは思えないのよね。へーそうなんだー程度だろうと。
となると、ここで過去編をやる意味、やる理由は貴虎兄さん退場の布石・・・・・・なのではないか?。突然飛び出した「ノブレス・オブリージュ」は弟に対する遺言のようなものなのではないか・・・・・!?という気がしなくもない。
(だとしたらちょっとうらやましい。初瀬ちゃんのことを思うに退場が早ければ早いほど傷が浅くて済むと思うから)
でもまあ貴虎の過去がどんなものであれどんな意図であれ、シャワーシーンと眼鏡凌馬さんは美味しく頂く所存です!!!。
で、ミッチ。引き金を引く流れは納得とは書いたものの、あーあ、ついにやっちまったーってか、なにやってんのこの子・・・ではある。
つーか変身の瞬間を狙うとか無駄に頭が回るってか外道すぎてもう・・・。もはや完全に悪役ってか紘汰(主人公)の『敵』ですよねコレね。
で、なんでこんなことになっちゃったか?っつったら繰り返すけど『女のせい』なわけですよ。元から性悪だとしても、持って生まれた立場+小賢しさによって力を得た(得られる)と思い込んでしまった故の現状だとしても、元凶は舞とかいう女なわけですよ。男子高生の興味の対象なんて女10割と言っても過言ではないだろうから全ての行動が女目当てであることはいいよ。それは健全だよ。でも女が悪すぎる。
ミッチが舞を好きだという“設定”で話が始まるのはいいとして、『なぜ』ミッチは舞のことが好きなのか、そこが全く描かれないからミッチがクズに見えちゃうんだよ。恋愛感情なんて説明できるようなものじゃないってことはわかってるけど、ミッチをここまでさせるほど舞という女に魅力があるようには到底思えないわけ。顔は可愛いかもしれないけど、今回の演説会ひとつとってみたってこの女が「馬鹿」で「愚か」であることは明らかじゃん。そんな女のどこがいいのよミッチ!?としか思えない。馬鹿女が好きって男もいるけどミッチそんなタイプじゃないだろう!?。同程度の知的レベルの紘汰や幼馴染(幼少時の共通の思い出がある)戒斗はともかくミッチがここまで舞を好きだと思う理由がわかんないんですよ。恋に理由も理屈もいらねーんだよって言うかもだけど、舞と同じくらい、いやむしろ舞よりも大切に思ってた紘汰さんを背後から狙撃などという卑劣な行為をとらせるからにはそれ相応の理由は必要だとわたしは思う。
・・・って今書きながらふと浮かんだんだけど、『特別な理由なんてないのにこんな女のことが好きで、そんな女のためにこんなことまでしちゃうミッチ』ってことなのかしら・・・?それだけ病んでるってかミッチの闇は深い的な・・・・・・・?。
まぁ聴衆という明らかにステージ上を見ている存在を描写しておきながらそのステージ上でミッチがガシャコンガシャコンロックシード開錠し、さらに開錠したロックシードをその場(ステージ上)にボトボト落とすなんて描写をやっちゃうぐらいですから、何にも考えてないってのが正解だろうけど。
一芝居打ったあと、起き上がって冷静に服の汚れを落としてるところへ戻ってきた湊さんに「やられちゃったんだ」ってすんごい冷血ボイスで言うミッチいいわ良い顔してたわー。内容・展開がどうあれ高杉くんにこういう顔させたことだけはこの番組に感謝します。
そしてなんだかんだで言葉覚えてる杉田オバロ可愛いw。