『仮面ライダー鎧武』第12話「新世代ライダー登場!」

え、えええええええええええええええ!?型落ちモデルなんぞもはや用済みとはいえ戦極ドライバーをうっかり破壊してしまったうえに大量のロックシードを弟にパクられクズどもに助けられるという失態を犯した貴虎を嘲笑するシド&サガラの図がないとか!?プロフェッサーによるお仕置きタイムがないとかえええええええええええええええええええ!?????
・・・わたしそれだけを楽しみに年越ししたのに・・・・・・ひどいよプロフェッサー・・・・・・
結果こそ成功(っぽい)であったものの失敗に終わる可能性があったはずの新型ドライバーの装着実験を行わせること、それこそが“お仕置き”ということなのかもだけど、でも自らその被験者になるべく立候補していた貴虎さんなのでそれはお仕置きには値しないであろう訳で、クソクソッ。
でも簡単に餌はくれないところがまた素敵///。
で、装着実験その程度でいいんだ^^ってのはアレとして、ついに新型ドライバー『ゲネシスドライバー』を完成させたと同時に配下の戦闘員用として旧型ドライバー(黒影トルーパー)の大量生産の目処がついたらしいことで、これでもうゲームは終わりだと、モルモットも用済みだと、ワルガキ共に現実を見せるべく、貴虎さん曰く『クズ共』を排除する大人の本気見せるぞターンに突入と、そういうことになるわけか。
てか戦極ドライバー→ゲネシスドライバーかぁ。戦極ドライバーの「戦極」は当然自分の名前を付けたんだろうし、それを元に造った新型・・・というか本番(完成形?)用のドライバーに誕生や開始や根源という意味である『ゲネシス』という名前を付けたこと。ここにプロフェッサーの研究者・科学者・開発者としての在り方、のようなものが見える気がするかも。
で、確か新型は旧型よりもリスク倍増とかそんな話をしてたよね?。中の人こそミス多いもののwメロン斬月自体は今のところ群を抜いて強い様しか見てないから斬月・真と言われても見た目はなんかゴージャスになった感じはするけど強いものが更に強くなったんだろうなーってだけで上位フォームとしては正直ピンとこないんだけど(つーか「弓」繋がりで言うと他作品でプロフェッサーが演じてた魔界騎士の持つ弓(からの攻撃)の方がはるかにカッコいいんだけど、あっちは映像に特化できるけどこっちは玩具化という縛りがあるにしてもせめてもうちょいサイズ的に大きいものにはできなかったかなぁ。弓遣いっつっても銃ライダー同様結局は接近戦になるんだろうし、その時にあのサイズの弓で斬ったり防いだりするのってあんまりカッコよくないのではないかと・・・)、果物の果実を絞ってエナジーにするというあのシステムというかガジェットを見るに、ゲネシスドライバーの『リスク』ってのは果実を絞る=生命エネルギーを絞る・・・・・・ことにあるのではないか!?とか考えてしまうのだけど・・・・・・。
あー違うか。ロックシードを絞ってエナジーにするわけだから、絞られるのは装着者のソレではなくあくまでもロックシードなわけで、当初から予想されているようにロックシードの生成・生育に人間が関わっているならば、他人のライフエナジー絞って変身するってなことになるのか?。そ、それはさすがにマトモな神経の持ち主ならば二度と変身できなくなると思うわけで、とするとリスクってのは精神面の話なのかなー。
いずれにしても、もしそうだとしたらプロフェッサーはそのことを貴虎には言わない・・・・・・んだろうなぁ。重要なことは何一つ教えずに貴虎を絞るだけ絞るつもりのプロフェッサーとかヤバイまじ滾る(笑)。
で、大人達が着々と計画を遂行し策略を巡らせているその時、ガキ共は相も変わらずインベスゲームで争っているのである。
って、初瀬ちゃん・・・・・・・・・(´Д⊂ヽ
あれさぁ・・・自宅でベルト装着を試みたと思うのよ。「あれっ!?クソッ!・・・なんでだよっ!?」とか言いながら何度も何度も試したと思うのよ。でもダメで、それでもインベスゲームの場になればもしかしたら変身できるんじゃないかと一縷の望みを託してベルトを装着したんだと思うのよ。だけど無残で無様なあの結果。ロックシードをバロンに奪われチームとして戦ってたつもりの城乃内にはあっさり裏切られ、挙句レイドワイルドの仲間からも見捨てられた初瀬ちゃんの姿はドライバー破損という事実に対しては初瀬ちゃん自身にそこまでの落ち度はないと思うだけに心を痛めずにはいられませんでした・・・・・・・・(´Д⊂ヽ
ていうかアーマードライダーなんぞいなくともちゃんとダンスで勝負してランキング維持してるチームがいるってのにベルト壊れて変身できなくなったから解散ってなんだよと。お前らにとって「レイドワイルド」はその程度のもんだったのかよと。
・・・・・・ていうか一番切なかったのって、初瀬ちゃん以外のレイドワイルドメンバーがあんまり・・・その・・・・・・ダンサーっぽい感じじゃないってか・・・・・・・・・ハッキリ言ってオタクっぽいよね!!(笑)ってなメンツだったことですよね・・・・・・。もうね、どっからどうみても幼稚園からの幼馴染。子供の頃はバトスピで小学校高学年頃からはPSPで遊ぶ普通の男の子たちだったけど初瀬ちゃんが高校デビューしてしまい、なんだかんだで初瀬ちゃんに引きずられてダンスチームなんて組んじゃった感がアリアリで、でもダンス=DDRな彼らにとって、ランキングはまぁ?いちおう?気にならなくはないけど?(ゲーマーとしてのプライド的なソレで)、でもステージ争いとかは端からどうでもいいことだったしダンスとかもう飽きたってか家でゲームやりたいしーってな感じなのがミエミエで、ああ・・・初瀬ちゃんってばひとり相撲だったのね・・・だから城乃内なんぞに唆されたりしちゃったんだね・・・・・・ってなぁ(´Д⊂ヽ
だからおのれ城乃内ゴゴゴゴゴー!ってなったけど、でもそこで城乃内がどうするのかと思ったらドリアンさんとこいって「俺を男にしてください」と意味深土下座だったんで、振り上げた拳をこっそり下ろすしかなかったです(笑)。
ここはもう和解の道はないのかな・・・・・・。予告になんか恐ろしいものが映ってた気がしたし・・・・・・(確認する勇気がでなかった)。いざそういうことになってから自分にとって初瀬ちゃんがどれだけ大切な存在だったか気づいてももう遅いんだからね!?城乃内のバカー!。
そして戒斗さんはなぁ・・・・・・。初瀬ちゃんを「弱者」と言うのは心苦しいんだけどでもまぁ弱者でしかないわけで、あんたがやってることって弱い者甚振って悦に入ってるだけじゃないかとしか思えないし、レイドワイルドのステージ奪ってダンスするバロンメンバー共々“カッコ悪い”としか言いようがないのがなんとも・・・・・・。
(つーか1週休みがあったせいで流しかけたけど、これって鎧武主催のロックシード狩りゲームの“その後”の話なわけですよね?。あれから何日経ってんだかわかんないけどそれぞれ斬月によって瀕死の目に遭わされたわけですよね?。なのに何事もなかったようにインベスゲーム?え?「殺されるよー><」って部屋の隅で膝抱えてガクブルしたりしないの??)
でも舞の前ではやけにカッコいい戒斗さんなのである。つーかここへきてまさかの幼馴染とかー!。つーかこれどう見ても戒斗さんの初恋の相手は舞じゃないですかー!。
舞が沢芽市でダンスをし続ける理由とか今更すぎんだけど、まぁそれは10話以上やってきても一向に消えない「なんでダンスなんだよ」「そんなに踊りたけりゃ沢芽市以外で踊ればいいだろうが」という疑問に対するほんと今更ながらの補足説明であって、このシーンの本命は「かつてここには大きな御神木があり、それを守るべく高司神社があった」ということであり、つまり舞もまた戒斗同様ユグドラシルによって家や家業、そして家族の暮らしを奪われてしまった、ということを描くことにあったんだろうからへーそうなんだー程度に思っときゃいいんだろうけど、でも今更すぎるってかもはやどうでもいいとしか。
実家の土地に今はあの奇妙で巨大なユグドラシルタワーをおっ建てられてる戒斗さんは、幼い頃の記憶を、淡い初恋の思い出を「残骸」と呼び、御神木と共に神社ごと潰されたのに更地として放置されている舞は、祭礼で舞を奉納するというかつての夢を、自分が踊ることで沢芽市の人々に希望を与えたいという今現在の自分の夢を諦めないために「宝箱」と呼んだ。
いやあ・・・これもうハッキリいってミッチが入り込む余地ないんじゃないですかね?。ていうかこんなにも共通する過去と想いを持つ二人にとってユグドラシルの幹部候補生として英才教育を受けているミッチは敵以外のナニモノでもないだろう。
御神木の話に戻るけど、更地のまま放置してあるってことは高司神社があった土地は戒斗さんの実家(工場)と違いユグドラシルにとって必要なわけではないということだと思う。だけど神社も御神木もユグドラシルによって排除、という言い方でいいのかなぁ?、今現在はかつての様子を一切伺うことができない、そこに森があったことなんて想像ができない綺麗な空き地になってしまってる。だからユグドラシルは沢芽市の人々にとって大切な存在であったであろうそれをわざわざ奪った、ということではないかなと。さらに、ユグドラシルによって作られたシステムを使いアーマードライダーになろうとしているビートライダーズたちの前に現れごちゃごちゃ言ってくる女が高司舞にそっくりであるのは舞が高司神社の娘であることと関係がないとは思えないわけで、今回アーマードライダーのみならず舞の前にも現れたわけで、オルタナティブ舞が御神木の所謂“巫女”のような存在ということであるならば(だとしたらなんで金髪にブーツなのか?という疑問が生まれますが)、ユグドラシルが欲したのは“御神木”であり御神木を元にしてユグドラシルタワーを造ったと、御神木=世界樹だと、そういうことかな。
でもそこまで考えても「・・・で?」ってな反応しか出来ないのがこの作品なのよねぇ・・・。つーかユグドラシルが本社屋を中心とする“城下町”として選んだぐらいだから沢芽市って精神的のみならず土地的にももっと明確閉鎖的な、言ってしまえば周囲を全て山で囲まれてる谷底のような土地で、でもユグドラシルによって富は齎されているので財政面の問題はなく・・・みたいな感じなんだとばかり思ってたのに海あんのかい!!??と。海沿いの街だったなんて聞いてない!ってか海があるなら少年たちは鬱屈してねーで海に出ろよと!w。


で、今回のミッチ。今回のミッチはさすがに腹黒いとかそういうレベルを超えたよ・・・・・・。
ユグドラシルが自分たちアーマードライダーを「モルモット」と呼び実験対象としていた(インベスゲームもユグドラシルによって仕組まれたものであった)ことを知り、ビートライダーズでありアーマードライダーとしての活動がユグドラシルによって監視・観察されているかもしれないことに気づいたミッチはそのための対応策として「当分アーマードライダーに変身することは避けるべき」と提案し、さらに紘汰に対しては「ドライバーを捨てちゃえばいいんですよ」とまで言ってのけた。でもインベスが人々を襲うかもしれない、その時対抗できるのはアーマードライダーとしての力だけだと迷う紘汰に『見て見ぬ振りをすることになるのは仕方がないことだ』とまで言い切った。
でもさすがにこれは口だけというか、そうは言っても実際に襲われてる人がいたら助けようとしてしまうのが力を持った少年としての務めだろうと、わたしはそう思いました。
それなのにミッチは頑なに変身しようとはしなかった。変身しようかと迷う素振りすらなかった。それどころか助けようとする紘汰を全力で羽交い絞めして制止しようとした。
その目的、理由は明らかで、ミッチはとにかく自分がアーマードライダーであることをユグドラシルに、いや、貴虎兄さんに知られたくないんだよね。と同時に自分がユグドラシル幹部であり白いアーマードライダーである呉島貴虎の弟であることを紘汰さんや舞さんに知られたくもないのだろう。
つまり『保身』。
この子は保身のためならば他人の犠牲を厭わない人間なんだ。
貴虎兄さんに知られたくないのはエリートとしての自分の人生に余計な傷を付けたくないからなんだと思う。今の生活これからの将来を捨てる気があるのなら、本当に紘汰のような生き方に“憧れている”のならば知られたって構わないはずだもん。以前「貴虎兄さんとボク、本当に怖いのはどちらだろうね?」とシドに言い放ったこの言葉、これが子供の脅しではなく本当にいずれユグドラシルに入り兄を超える立場・権力を手にするつもりだからこそ出たのだとしたら、今ここで自分が「モルモット」であったことをユグドラシルに知られたくはないはずだもんね。
でも、だからと言ってエリートとしての仮面を取っ払い何も考えずに仲間たちと気楽に踊り騒ぎ、そして恋する女の子と一緒にいられる場所もまだ失いたくはないんだよね。例えそれが仮初めだとしても、やっと見つけた居場所を、大切に想う女の子との時間をまだ手放したくはないんだよ。
ミッチってばなんという貪欲少年。
今回のことで、紘汰とミッチの間には決して乗り越えられることができない壁があることが判った。
制止を振り切り戦う紘汰を見ながらミッチが漏らした「貴方って人は・・・」に、はたしてどんな言葉が続くのか。
暗黒化の準備は万端ですっ!!!w。