『軍師官兵衛』第1回「生き残りの掟」

面白味のない、という印象の初回であった。
なんつーか、優等生っぽいんだよね。いきなり幼女が蹴り殺され田畑に農民の死体ゴロゴロだとか母親のフラグ立てから回収までの超速っぷりだとかCGバリバリの猿も木から落ちるだとか悪人の頬に傷だとかミュージカル演出だとか、それからあれだけ雨あられとばかりに銃弾と矢を射ち込まれてるのに頬をかすって血がにじむだけでなぜか主人公に当たらないとか、ていうか一人でやってきた“使者”に対し威嚇とはいえ(威嚇する理由はわかんないけどあれ威嚇なんだよね?)総攻撃してんじゃねーよ北条(笑)!!とかネタ演出がありはするのにそれらが全く活かされてなくて、でも多分それらをいい意味で「ネタ」にするつもりはないんだろうね、だからこんなにも単調で淡白な脚本に演出なんだと思う。鶴太郎の赤鼻演出とか狙ってないもんねコレ。作りが真面目。初回だから様子見というかあえて丁寧に作ったにしても無難すぎる。これがこれからいいほうに転べばいいんだけど、初回を見た限りでは期待値は思ってた以上に下げなければならないなぁ・・・。
まぁもはやわたしにとっては官兵衛と半兵衛は兵衛'z以外ありえないんで(笑)期待もなにもないんですけどねー(笑)。
あーでもそれにしたって江口信長は酷かった。爽やかだし人を惹きつけるオーラがあるんだなーってのはまぁ見て取れなくはないけど、信長ってそれだけじゃないじゃん?。てか岡田様主演で黒田官兵衛って聞いた瞬間に即じゃあ信長はつっつんで!!!って思った時からもろ肌のつっつん信長がオラオラってるんで誰がやろうがわたしの脳内に存在してるつっつん信長に勝てるはずがないんですけどもー。
あと藤村志保さんのナレーション、わざわざキャラ乗せてそうな喋りにしてるあたり意図してるところはまぁわかるような気がしなくもないけど、これ確実に失敗じゃなかろうか・・・。そのうち慣れるとかそういうレベルじゃないような・・・・・・。
とはいえわたしのお目当ては一生くんなので官兵衛の家臣たちが出てからが本番ですっ!!!!!
(でも直前の生番組でやたら「仲良し」と言うわりには目を合わせようとしない家臣団には不安になったけど、こちらはこれから本放送、あちらは放送終了間際と時期が違ったとはいえ南朋さん率いる土佐勤皇党のガチすぎる空気感と比べるとほんと不安しかないんだけど、とにかくわたしは一生くんの知将っぷりが素敵ならそれでいいのだー!)(ていうか年明け早々岡田様の口から「一生」と呼び捨てを聞けて初漏らしいたしましたありがとうございますっ!!)。