『Woman』第8話

予告にしっかりいたので今回は一生くん澤村先生の出番多いんじゃないか、それどころか澤村先生のターンになるのではないか!?とまで期待してたんだけど、実質出番は予告にあったそのワンシーンだけで、しかもそれ回想で、あとはイメージシーンだけでズコりんこ。
でも小春に渡すべくスパゲッティ?食べてるフォーク咥えながら名刺入れ取り出すの超モエた。別にその瞬間口元にあったというわけではなく既にパスタもぐもぐしててフォークはお皿のちょい上で持ってる状態で、だったらそのままフォークを置いて名刺入れ取り出して渡せばいいだろうに、わざわざ一旦フォークを咥えてケツポケットに右手突っ込み名刺入れを取り出し、名刺入れ左手に持ち替えて、フォークをお皿に置いて、取り出した名刺を両手で差し出すって、この面倒くさい流れタマンネw。チャプター入れて鬼リピ。
多分さー、癖なんだと思うんだよね。食事しながら論文読んだりなんかすることって多いだろうし、そういう時に例えばメモ取るためにペンを持とうとして持ってたフォークやお箸を咥えて(咥えた状態で)書きとめて、そんでペンを置いて咥えてたフォークを持つ、的な、そういうことを日常的にしてるんじゃないかなーと。だからこの時もついその癖が出ちゃって咥えちゃったんじゃないかと。でも咥えたまんまではなく、ちゃんとフォークは置いて両手で名刺は渡す。このたかだか30秒程度のシーンに澤村先生の普段の生活と人柄が見えるよね。めったくそときめく。
つーか小春に差し出した澤村先生の名刺ってか「澤村友吾」という名前(ユウゴって名前が一生くん澤村先生っぽくってまたモエるううううう!)が思わせぶりにアップで映されてたんで、この名刺が誰かの眼に留まり何かが起こる(何かが明らかになる)のではないかと、そしてこれまでの流れからしてそれは小春を更に苦しめることになるのではないかと、そんな予想をしてしまったのですが、紗千が一人で病院を訪ね骨髄検査を受けるための流れを作るための材料だったんで心底ホッとしたわー。澤村先生はもうこのまんま「厳しくて優しい小春の指導医」でいってほしい。毎回もぐもぐしてるサンドイッチが口から出ちゃったりフォーク咥えちゃったりするちょっとお行儀悪いけど可愛いところを見せてくれる澤村先生でいて欲しい。いてくださいお願いします。


本筋はもう先のこととか考えず出されたものをその都度咀嚼すればいいかなーという境地なんだけど(あんま入れ込むと疲れるし・・・)、せっかく田中裕子さんを筆頭に役者が静かなる熱演を見せてくれているというのに栞の同級生が栞について母親(紗千)に話すくだり、これはちょっといただけなかったかなーと。この会話の前に“栞どうしてますか?”“美大(専門?)辞めちゃったのよ”ってな会話があって、そこからこの謝罪発言になったんだろうなと補完はしたけど、脚本と演出どっちのせいだか分かりませんが見せ方・流れが悪かったせいでここはさすがに唐突ってかご都合展開がすぎたように思えた。
あと小春の娘が「楽しすぎて怖い」って言うのも引っかかったなぁ。楽しすぎて(幸せすぎて)怖いって、これ失うことの辛さや寂しさを知ってるからこその感情だと思うのね。つまり大人だからこそ言える台詞であって、小学生低学年がそんなこと言うのはなんていうか・・・・・・・・気持ち悪い。自分の家庭環境を理解してるからこその発言だとしたら、今のこの生活は云わば「仮」なんだなと理解した上で普段のあの無邪気な振る舞いをこの歳でしてるのだとしたら恐ろしいんだけど。
あんまりこういうのが重なるとせっかくの張りつめた空気感がどんどんと薄まってしまうと思うので、なんとか頑張って欲しいところ。


栞はなぁ・・・・・・「忘れちゃった。フフッ」がどういう意味なのか、何を思って家を出たのか、そこいらへんは今後を待つとして、いままでずっと肌の露出が少ない全身黒を纏ってたのに明るい色の柄モノどころかノースリなんて着ちゃってて、本心とか本質とか以前にもうその見た目の変化自体がこえーよ。