『泣くな、はらちゃん』第3話

ねえ賀来くんを神様の世界に行かせないのはなんでなのおおおおおおおおおおおお!?
いや、はらちゃん一人でさえ行くとこ行くとこ騒動が巻き起こってるってのにこの上さらに顔芸がウザイ(ほめてますw)賀来くんまできたらもう収拾つかなくなるってんでまずははらちゃんをある程度馴染ませてから・・・という意図があるんだろうってことは解るんだけど(ですよね?ですよね???)、なんかわたしどの登場人物よりも越前さんに敵意むき出しの悪魔さんが可愛く思えてきたので、早いとこ賀来くんが出てきて悪魔さんに片思いをしてもらいたいんだよー!。
ていうか前回は裂け目みたいなものを前にして賀来くんが戸惑ってるうちに裂け目が閉じてしまう=タイムオーバーのように見えたけど、今回は裂け目を通り抜けられるのは1人だけ、もしくははらちゃんだけってな感じに見えたよなぁ。だとしたらいくら望んでもはらちゃんのように神様の世界に行くことができない賀来くんとか、はらちゃんのように上手く歌えない賀来くんとか、それはそれで超切ない感じがするのでそういうことならそういうことで美味しく戴く所存ですけども!。
あと薬師丸さんのパートリーダーさん、この人こそが矢東薫子なのは確定・・・まではいかずとも何らかの関係があることは確かだろうけど、今は『余生』だと言う理由ってかその意味?も気になるなぁ。漫画家になることが夢だったとして、夢を叶えた先には何もなかった・・・とかそういうことなのかなぁ。
もっと突飛な想像をするならばパートリーダーさんはかつて矢東薫子が描く漫画の中の住人で、もう漫画の中には戻りたくないと願いそれが叶って今はらちゃんにとっての“神様の世界”で生きているものの、神様の世界で生きていく上での更なる目標とか希望とか、そういうものは持っていなかったがために今はただ生きているだけの状態でしかない・・・とかかなぁ。
それから、かつて神様の世界に行ったことがあるというゆき姉は自分たちがいる世界は『漫画の中』だと知っていると思うのだけど、それを隠してるってか黙ってる理由がありそうだよね。それもあまり楽しくない理由が。
それと、パートリーダーさんがはらちゃんが漫画の世界の住人であることに気付いてること、それに驚いていないことからして、「漫画の中からキャラクターが現実世界に飛び出してくる」という現象の体験者なのではないかということ、それから越前さんの漫画の中にいるゆき姉がかつて外の世界に行ったことがあるということ、それから越前さんの漫画が矢東薫子が描いた(作った)キャラを言い方悪いけど“パクって”描かれているものだということ、それらを合わせると、『矢東薫子の描いたキャラクターだけが漫画の世界と現実世界を行き来できる』のかなーと。
いやさ、矢東薫子作品について語る越前さんは凄く情熱的で、それはそれは矢東作品愛に溢れていたのだけど、同じように漫画家と作品を敬愛し自分でも描くって別に珍しいことじゃないんじゃないかと思うのよね。世間ではそれを二次創作と言うわけだけど。で、わたしはもしかしてこのドラマの世界では同じように漫画の中から飛び出したキャラクターがあちこちで騒動巻き起こしてたりしないのだろうかと考えてしまったわけですよ。でもさすがにそれはないだろうと。そんな世界だったら結構大変だもんねw。
で、確かに越前さんは矢東薫子作品に対してものすごい思い入れがあるみたいだけど、でも正直なところ“自分が描いてる漫画”に対してはそんなに愛情とか執着とかそういう強い感情を抱いているようには見えないのよね。だから越前さんの漫画に“だけ”そんな力があると言われてもちょっと納得できないなーと。それよりも『矢東薫子作品』にそういう力があって(だから10冊程度の全集に3万もの値段が付くんだと)、越前さんの矢東薫子愛が矢東作品のキャラクターたちの魂を自分の漫画に引き入れた、とかそんな感じなのかなーなんて思ったり。パートタイマーさん=矢東薫子がかつて体験した漫画の中の住人との邂逅の相手がゆき姉で、それは今越前さんの漫画の中にいるゆき姉と同一なのだとしたら、その理由としてはそれぐらいしか思いつかない。
だとしたら、越前さんの漫画を通して今再び自分が産みだしたキャラクターが現実世界に飛び出し必死で両想いになろうとしてること、それがパートタイマーさん=矢東薫子の「余生」を終わらせ新たな「人生」を始めるキッカケになればいいなーと。


可愛く思えてきたと言えば、越前さんに意地悪ばっかするおばさんがレインボーかまぼこが選ばれて号泣しちゃったのはちょっと可愛かったw。なんだかんだいってこの町の人たちはみんなかまぼこが好きなんだねw。