『泣くな、はらちゃん』第5話

暢気にお気楽に「ちゅう またの名をキス」についてはらちゃんにレクチャーしていた工場長が、昨日までガハハと笑っていたひとが、次の日には死んでいた。
『人間』ってのはそんなもんなのだ。そんなもんでしかないのだ。
だけど、誰にだってきっと泣いてくれるひとはいる。その人が消えてしまった世界で、悲しむひとがいる。
だから毎日一生懸命生きなければならない。
日頃なにげなく見ているもの感じていること、全てのことははらちゃんたち漫画のキャラクターの目を通すとこんなにも楽しく美味しく美しく、
そしてわたしたちは抱きしめたりキスをしたりすることができる(そんな相手がいる場合は、ですが^^)。
何気なく過ごしている毎日は、素晴らしいものなんだ。
だから毎日を大切に生きなければならない。
はらちゃんという云わば永遠に生きる存在を通して、このドラマが伝えたいことってのはそういうことなのかなーと思った。


そういう意味では田中さんから速攻でマキヒロに乗りかえた悪魔さんの生き方は正解だと思います。時間は有限なんだからガツガツ行くべきだもんな!(笑)。


工場長は越前さんの手によって漫画の世界で「たまちゃん」として生き続けることになったけど、でもたまちゃんはたまちゃんで、工場長とは違うと思うんだよね。
でも越前さんが工場長を想って泣きながら描いたたまちゃんはもう一人ぼっちじゃない。はらちゃんたち「友達」とずっと楽しく過ごしていくんだと思う。
それはきっと「人がいなくなるのは嫌なんです」と泣いた越前さんにとって救いとなるだろうし、そうであればわたしもうれしい。