ミュージカル『熱帯男子』@全労済ホール/スペース・ゼロ

おそらく方々で同じことを言われてるとは思いますが・・・


一刻も早くこの舞台のゲーム化企画を立ち上げるべき!!!


ゲームに詳しい人ならこの舞台をゲーム化するならどこの会社にやってほしいとかあるでしょうがわたしは生憎ゲームをやらないのでそこいらへんについては特に拘らないというか、いやもうほんとこれをゲーム化してくれるならばどこでもいいですからっ!ってぐらいの気持ち。そしてできればアニメ化を!!。
本気でそれを願ってしまうだけの素晴らしい設定に魅力的なキャラクター(登場人物ではなくキャラクターと表現したい)たちに、今もまだ呆然としています。うっとりとかでなく呆然。
ゲームやアニメを原作とする所謂「2.5次元舞台」はもはや一つのジャンルとして成立しているし、原作のないオリジナル舞台でありながらもそこに片足突っ込んでるというか、“そういう客”をターゲットにして作られた舞台も数多くあるわけで(わたしはまさにそのターゲット、言いかえれば鴨もしくは財布なわけで)これも言ってしまえばそれらと同様なのでしょうが、3次元→2次元化を願ったこと、いやそれどころかそれを想像したことすら未だかつてない初体験だったのですよ!!。
『貧乏育ちのOL・ナナミは3連休前の金曜の夜友人に誘われ六本木のクラブに出掛け超イケメン4人組に声をかけられ酔った勢いで彼らについていくことに。連れて行かれた先は冬なのに真夏のように温かい「池綿島(通称:イケメンアイランド)」。そこでナナミは民族衣装のような恰好(半裸)のイケメンたちから熱烈歓迎を受け、次々とデートのお誘いを受ける。イケメンだらけのその島はなぜか女の数が極端に少なく(島の『女の子』はたった2人しかおらずしかも小学生)、イケメンたちはたった一人の「適齢期女性」であるナナミを手に入れようと必死。そんな中、ナナミは海のように澄んだ目の幸吉と恋におちるが・・・』
ってな話でまさしく乙女ゲー以外のナニモノでもないストーリー展開なので乙女ゲーの作りをベースにしてというか、最初からそういうものを作ろうという企画なのだとしたらわたしはまんまとその思惑に嵌ったことになるわけですが、これだけのものを見せてくれるのならばその思惑大歓迎。政宗&兵次(ここはセットでお願いしたい!)ルートが見たい!銀蔵先生ルートが見たいいいいいいいっ!!と全力で言うね。
(なーんてルートとか言っちゃってるけどわたしゲーム全然やらないんですけどね><知ったかぶりしちゃった><)


そうなの。誠治郎くんの政宗とねもっちゃんの兵次がコンビでとてもいいAsh舞台だったんだけど、それよりなにより銀蔵先生が・・・青木くんの銀蔵先生が・・・・・・・・・かっかっかっこ・・・(←いまさらすぎて言い出しにくい)

・・・
・・・・・・
しぬほどかっこよかったのっ><(結局言うw)


いやわたし青木くんには一ミリも興味なくって、いろいろと面白話を聞きはするけど全然興味なくって、興味ないどころかむしろマイナスで、わたしがひと目で心奪われたド好みすぎる白衣の銀蔵先生が青木くんだと気が付いた時の衝撃たるや隕石落下レベル。そしてそれまでものすごい勢いで喰いついてた相手が青木くんだったなんてマジカァーッとその場でしにたくなりました。いやまじで。


あらすじに書いた六本木のクラブに出没した超イケメン4人組の一人が青木くんなんだけど、あとの3人はアイボリーと王子と誠治郎くんなのね。で、まずは転んでしまったヒロインに「大丈夫ですか?」ってアイボリーが手を差し伸べるんだけど、この時の恰好が黒のスーツに白シャツに細身の黒ネクタイだもんでまさに753にしか見えなくてアワアワしてたら“フロアで突然踊り出すイケメン4人組”という態でダンスタイムが始まるのね。アイボリーと王子のシンメ超やべえわけですよ(笑)。もうピュアボ再びなわけですよ(笑)。おまけに誠治郎くんのダンスも顔面どころか全身から『必死!』って文字が浮き出て見える感じでねw、王子は前宙(とても重たい着地音付き)、アイボリーは足をガバっと広げて横向きで回転し、そのまま馬跳びの馬スタイルになると誠治郎くんが背中の上にぐるっと乗って回転からの軸ブレッブレのバック転と超絶ハラハラなアクロバットもしちゃったりしてねw、そんなわけでまぁこの時点では青木くんの存在はあんま目に入らなかったわけです。ていうか青木くんだけ黒ハット着用だもんであんま顔見えなくって初見時は「誰これ?」って思ったんだけど(ていうかわたしあとべさまの恰好してない青木くんマトモに見たことなかったみたいで顔あんま分かってなかったw)、ピュアボ再びの破壊力の前ではこの人誰だろうなんてことはどうでもよかったわけですよw。
そんで次のシーンは半裸ショーなんだけど、まずは歌いながら幕前に登場した幸佑くんの一際がっしりしたガタイ見るわな。同じく登場したねもっちゃんのちくび見るわな。幕が開いたらまずアイボリーのちくび見るわな。あんま締まってない腹周り見るわな。次に誠治郎くんのちくび見るわな。王子の細腰見るわな。ヨシタクのちくびと腹筋見るわな。次は・・・と思ったら一人身体の前面に薄布垂らして乳首ガードしてるやつがいるわけですよ!。ハァ!?って思ったよね。なにひとりノー乳首気取ってるわけ!?ハァアー!?(←ナナミにこの島のこと嫌いか、アァー?って問い詰める政宗くん調でw)って思ったよね。つーかおまえ誰だよ何様だよと。ええ、思いましたよ。
で、怒涛の半裸タイムが終わるとそれぞれの属性に合わせた格好になるんだけど、漁師の王子とガテン系のAshがナナミちゃんを巡ってギャイギャイやってるところへグレーのシャツに黒の細身パンツで白衣を羽織った黒髪イケメンが登場するわけですよ。
このイケメンはお医者さんで、大事なお客様であるナナミちゃんの体調管理は僕の仕事だと言い「あちらでお茶でも飲みながら問診しましょう」と肩を抱いて誘おうとするの。当然3人はイケメンを止めるよね。止めるんだけどさ、そこで3人は「一見クールでカッコよく見えるけど、ほんとは冷たいだけの男だから」「サイボーグって呼ばれてるし」「ここ数年笑ったところを見たことがない」と口ぐちに言うわけですよ。
なにそれちょうこのみなんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その設定+ビジュアルが俺の好みど真ん中なんですけど誰これええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!???????
(・・・・・・必死でキャストの名前を脳内で確認)
・・・・・・・・え?もしかしてこれ青木くん・・・・・・・・・・・・???


S・H・I・R・O・M・E


もうほんと気持ち的にはその場で ○| ̄|_ この状態になったわ・・・・・・。


そこへ幸佑くんの八雲がやってくるんだけど、八雲は住職で、半裸ショーの後何かを感じた八雲はナナミのことを「島に禍を齎す疫病神か、はたまた福の神か」と呟くのね。脳筋のAshや頭緩い王子と違って即ナナミに恋心を抱いてるわけじゃないの。そこで幸佑くんは3人にヤイヤイ言われてる青木くんのことを「今ナナミ殿が心の中ではどう思ってるか読んでみましょう」と言うのです。そんな力あんのかよ(笑)というツッコミは置いといてw、幸佑くんが読んだ銀蔵に対するナナミの印象とは「銀蔵さんはぁ〜、ほんとうはとっても優しいんだけどぉ〜、それを表現するのが苦手なだけなんじゃないかなぁ〜?」というもので、幸佑くんのナナミボイスwでそれを聞いた銀蔵先生がナナミちゃんを好きになるのは勿論のこと「この子はいい子だー!」ってんで八雲もナナミ争奪戦(じゃんけん)に参戦するわけです。
そんで王子→青木くん→Ash→幸佑くんの順で「俺はお前をこう愛すぜ」ソング(笑)をソロで歌うんだけど、青木くん銀蔵先生ってば「キミはもう少女じゃない、キミはもう大人の女だ」「だから僕が教えてあげるよ 大人の・・・恋」とか歌っちゃうわけですよ。キメッキメでなく笑える演出(歌い方)ではあるんだけど、ごめんわたしときめきすぎて呼吸困難状態でした・・・。いや笑ったけど。
基本はパンツのポケットに両手入れて柱に凭れかかってることが多くてね、それすごいカッコいいわけ。そんでオールフロントの目に掛かる長さの重め前髪で左サイドを耳にかけてるんだけど、頻繁に前髪を右サイドに流しそのまま左サイドの髪にかけ直すんだけどそれが超素敵なわけ。右サイドなんだから右手で流せばいいのに左手の薬指で流すわけ!。それが好みすぎて好みすぎて好みすぎて。
おまけにビジュアルだけでなく中身もYABAI。冷たいだけの男だのサイボーグだの言われてんのに実は誰よりも熱いというね・・・・・・。
受ける印象だとAshの二人は2.3歳年上で、多分幸佑くんの八雲もAshと同い年で、王子はよくわかんないけどw、アイボリーと青木くんは同い年って感じなのね。そう思うと煮え切らないアイボリーの胸倉掴んで明日島から出て行ってしまう(元の場所へ帰ってしまう)かもしれないナナミちゃんに気持ち伝えて引き止めろよ!と、「イケメンってのは顔じゃない、熱い気持ちを持ってる奴のことなんだ!」と大声で叫び発破かけるのが他の誰でもない青木くんの銀蔵だってのがめったくそ燃える。イケメンなんてもう死語だろとクールに吐き捨てた男があえて「俺達はイケメンだ」と叫び、だから男気見せろよと泣きそうな顔で怒鳴るとかタマランだろこれ。
アイボリー幸吉の妹はかなりの難病で、それが幸吉とナナミちゃんが急接近するキッカケになるんだけど、妹の担当医である青木くんはいろいろあってナナミちゃんがアイボリーにキスするのを目撃しちゃうんだよね。そしてナナミちゃんがアイボリーに恋をし始めてることに気づいてしまうの(ここでなかなかの天然っぷりを発揮する銀蔵先生ってば超可愛いとかめったくそ卑怯w)。それでもまだ“恋をし始めてる段階”なわけだから諦めるのはまだ早いと思うじゃん?。だけど青木くんは黙って身を引くわけよ。思うに青木くん銀蔵はアイボリー幸吉が“イイ奴”だって誰よりも知ってるんだよ。優柔不断で猫背だけどw、妹のためならどんなことだってできる強さと優しさを持ついい男だって分かってる。だからナナミちゃんが好きになるのが幸吉なら仕方ないと、そう思ったんじゃないかなーと。
だけどやっぱり悔しいし、ナナミちゃんを諦めるのは辛い。だから銀蔵先生はたまり場であるオネエ竹千代の店で「一番強い酒をくれ」と言って渡された酒を瓶から直接煽るのよ。
これが!このラッパ飲みする青木くんが!!
最 高 。 
強い酒を煽りフラフラしながらもナナミちゃんはもう幸吉に恋し始めてるから諦めろと王子や誠治郎くんたちに淡々と言い聞かせる銀蔵先生超素敵なのよおおおおおお!
てかナナミちゃんをゲトったアイボリーとすれ違う時に「悔しいけどお前に託すぞ」ってな感じでみんな胸ドンするんだけど、誠治郎くんとねもっちゃんはかなり強く、王子はそこまで強くはないんだけどでもしっかりとそれぞれ拳で胸を殴り、住職である幸佑くんはアイボリーの前でパンッと柏手を打ち、そして青木くんはというとアイボリーの左肩をポンポンって軽く叩いて去っていくのね。これがヤバいヤバいまじヤバい。ここの二人はまさに2次元すぎて心底ヤバかったです・・・。わたしはつくづくライバルポジに弱い・・・。
あ、あと島にいっぱい女の子を呼ぼうよ会議の時に銀蔵先生は階段に座ってるんだけどね、座ってるからパンツの裾が持ち上がるじゃないですか。多分黒い靴下をしっかり履いて脛が見えないのがデフォだと思うんだけど片足靴下ズリ下がっちゃってる時があって、ごそごそと靴下持ち上げてんのがエロティックでした。
青木くんに対してそんな気持ちになる日がくるなんてね・・・(ぼんやり)。
つーかわたし青木くんの感想どんだけ書いてるのかと(笑)。


青木くん銀蔵先生がいかに素敵であったかまだまだ書けるけど本気でキリがないのでもうやめるw。
冒頭でぜひゲーム化を!と訴えましたが、そういう目線で見るならばこれは『幸吉ルート』ということになるわけだけど、純粋に“イケメン(顔面)レベル”としてはアイボリーが1番だとは思うんで舞台化に際しどれか1つルートを選択するならばアイボリーでってのはまぁ納得なんだけど、幸吉というキャラの属性的には微妙よな。だって


幸吉→優柔不断な島の役所勤務(公務員)
喜八→お調子者で陽気な漁師
銀蔵→知的でクールな医者
政宗→ワイルド熱血ガテン兄貴
八雲→ミステリアス(面白)住職


こうやって並べると幸吉一番微妙ってか中途半端な設定じゃね?(笑)。ゲームやらないなりに想像するともしかしたらこういうタイプが最も難しいのかもしれないけど、他の4人と比べると圧倒的にアピール力に欠ける。
そこをこの舞台では冒頭の753演出時にナナミが幸吉に対して「なんて綺麗な眼・・・。どこか遠い、南の島の海のように澄んだ瞳・・・」と特別な感情を抱く、まぁ有体に言うと一目惚れだよね、そこから物語を始めているから幸吉が選ばれるのは“当たり前”とすら思えるんだけど、もしクラブでナナミに手を差し伸べたのが例えば政宗くんだったら・・・とか思わずにはいられない。
幸吉くんは両親がいなくて、たった二人っきりの家族である妹は学校に通えず治療費が1億かかるほどの難病なのね。で、治療するためには島外の病院に行かなきゃならないんだけど、優柔不断なお兄ちゃんが心配だから島から出るのは嫌だと言ってるわけですよ。そんな妹のために幸吉くんはナナミに対して「結婚相手のフリをしてくれ」って土下座して頼むんだけど、そこでナナミが「いいよ」って言うのは当然だよね。だって一目惚れしちゃってんだから。
その直前、ナナミが携帯使えないネット使えないテレビもないコンビニもない池綿島を結構辛辣な感じでけなしたことで幸吉と口喧嘩→モテ期到来!?と浮かれるナナミにヨシタク・寛太が「どうせお前も島(の男)を弄ぶアバズレなんだろ!?今すぐこの島から出て行け!(要約)」と強い口調で詰るのを幸吉が助けるってなイベントがあるんで、ちょっと言い過ぎちゃったかなって思ってる+助けてくれたお礼をしたいという気持ちがあるにせよ、元々ナナミが強く頼まれるとイヤって言えない性格だってのもあるにせよ、結局はもう「海のように綺麗な瞳の幸吉くんの頼みだから」ってことなんだよね。だからそこは納得なんだけど、じゃあもし強く頼んだのが銀蔵先生だったらナナミちゃんはどうするんだろう?って、銀蔵先生はどんなものを背負っているのだろうか?って思わずにはいられないわけです。
ほんっとこの攻略対象キャラがみんなイイんだよねぇ。それぞれナナミちゃんへのアピールタイムとしてソロを歌うんだけど、
青木くん銀蔵先生は前述の通り「教えてあげるよ 大人の恋」とねっとり囁きw、
王子の喜八は「キミを笑わせるためなら僕はピエロにだってなるよ 僕がキミを笑わせてあげる」ってもうにっこにっこしながら歌うのね。いや、にこにこってよりはヘラヘラって方が正しい表現だけどw。これが可愛いんだ!。王子に可愛いとか使いたくないんだけどさぁ(笑)、多分一緒にいて一番楽しいのは王子の喜八だと思う。楽しいだけじゃ生きていけないんだけどねw。
あ!そうそう!冒頭のダンスシーンでは髪をおろしてるんだけど、竹芝から船に乗り、そのあと自分の漁船(漁師だからね)に乗りかえるんだけど、その時王子は前髪をちょんまげにするのね。六本木では気取ってみせたけどこれが喜八の素顔なんだなーってか自然体なんだなーってのがこの動き一つで“見えて”、これすごくいい演出だったと思う。
誠治郎くん政宗はねもっちゃん兵次とコンビで「ワイルドは男は嫌いかい? ハードに抱きしめ離さない 俺は常にお前の一歩前をゆく だがいざってときはお前を全力で守ってやる」と筋トレしながら歌うんだけど、うん、ワイルドだねって感じw。てかこの二人はセットなのがズルいよ。お互いを「兄弟」って呼び合ってんだけど、政宗くんはもうドストレートなワイルド兄貴なのね。ワイルドだけど実はナイーブとかそういうことはなく、もうひたすら男臭い兄ちゃんなの。で、政宗くんがそういう男でいられるのはねもっちゃんの兵次がいるから、だと思うの。二人の関係は対等は対等なんだけど、でも政宗くんが何も考えず突っ走れるのって、絶対兵次が支えてくれてるからだと思うんだよね。
わたしの僅かな知識から捻りだすに、この二人の関係性は薄桜鬼の左之さんと新八が近いかなーと思うのだけど(誠治郎くんが舞台で新八を演じたってのもあるかもしれない^^)、新八がいるから左之さんがカッコいいように、兵次がいるからこそ政宗はカッコいい政宗でいられるんじゃないかなーと。そしてそれをAshの二人に演らせた。コレは間違いなくこの舞台が上手くいった要素の一つだと思う。
幸佑くん八雲は「君の守護霊になりたいー」とwww。やだよこえーよw。
でも八雲って表に出てる部分はただの面白住職なんだけど、でも確実に裏になにかを秘めてると思わせるんだよね。こういう島って土着信仰があるもんじゃん。八雲がナナミの心を読めるのって多分そういうものの力だと思うんだけど、もしかしたら全てを見通していたのかもしれない、幸吉とナナミ殿がうまくいくよう八雲が要所要所で導いていたのかもしれない、そんなことを思わせる得体の知れなさと、あと深み、大きさ、そんなものを感じさせるのが幸佑くんの八雲だった。アニメ化したらわたしは最終的に八雲派になると思うわw。


あとソロこそなかったけど、一番年下で農家の子なのかなぁ?農業従事者だと思うんだけど、若さゆえにナナミに突っかかっちゃうんだけど最終的にはナナミの気持ちを代弁してくれるヨシタク演じる寛太は美味しい役だったわー。多分誰よりもピュアなんだよね。そしてまだ女というものに対して目覚めていない(笑)。だからナナミに対する視点が一人だけちょっと違う。だけど「女」ではなく「ナナミ」に出会ったことで、寛太は変わったんだと思う。えっちゃん(幸吉妹)と幸吉のために幸吉への恋心に蓋をして婚約者とともに島を去る道を選んだナナミに対し、「帰ってこい!絶対幸せにするから帰ってこい!!」と歌い叫ぶ幸吉にまっ先に続くのが寛太だってのがその証拠。寛太はナナミに酷いこと言っちゃったこと、ナナミの気持ちを自分だけが直接聞いたこと、そういうのまだ消化できるだけの器はないんだよね。だけど、だからこそ戻ってきたナナミにちゃんと謝りたいって気持ちがあの叫びに詰まってた。
で、あれだよね。寛太にとっての初恋だよねこれ。ヨシタク寛太の初恋の相手がアイボリー幸吉の嫁とかちょっと興奮するよね(笑)。


で、結局ナナミは島に戻ってきて幸吉と苦労しつつも幸せな暮らしを送りましたとさ。ってなオチなんだけど、この島にはかつて大量に女子を集める天才プロモーター・九兵衛(この字でいいのかな?)なる人物がいたのね。でも集めるだけ集めたら島を出ていってしまったと。島を出た九兵衛さんは今世界的なギタリスト・Q(この字でいいのかな?)として活躍してるんだけど捨てた故郷のことを気にしてて、このタイミングで島に居合わせたQさんはナナミと幸吉を応援するイケメンたちは“(女を集める)素材として最高だ”と罪滅ぼしも兼ねてイケメンショーを主催してくれるわけです。
ってなわけでラストは池綿島のイケメンたちによるコンサート。客はコンサートを見に来たメス豚という態です(笑)。
まず毎回日替わりで二人が客席登場し(わたしが見た前楽はAshコンビで、誠治郎くん「俺と結婚してくれる人ー!」→ちらほら手が上がる→誠「おお!いっぱいいる!じゃあ、一夫多妻制ってことで^^」→ねもっちゃん「一夫多妻制はマズイだろ。・・・一応、一応ね、俺と結婚してくれる人ー?」→誠治郎くんよりも手が上がるw→ね「おおおおお!一夫多妻制で!!」ってな感じで、楽は王子と幸佑くんで、幸佑くん「(客の一人に)うちに嫁に来ませんか?」→おずおず頷く客→幸「マジ!?やったー!嫁ゲットー!」→王子「えー?寺だよー?寺でいいのー?」とかそんな感じだったw)その後一番年下だからってんで司会を押し付けられたヨシタク寛太がおずおずオドオドしてると寛太の妹が出てきて「お兄ちゃん頑張ってー」と。俄然やる気になるシスコン寛太ってかただのヨシタク(笑)。
すると幕からひょいっと顔だけ出して「準備出来たよー」って青木くん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!激キャワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!←もはや可愛いということに躊躇いがなくなってるw
そんでナナミも含めて(イケメン目当ての女集めてるってな態なのにイケメンの中に女混じってるってどういうことよw。ゲーム化の際はナナミは裏方、もしくは客席で涙目になっててくれればいいですからw)いよいよコンサートが始まるんだけど、イケメンたちがコンガ?をドカドカ鳴らしてるところへ踊る誠治郎くんと幸佑くんを従え青木くんがぶんつく言いながら(ヒューマンビートボックス的なw)登場wwwww。ちょwww銀蔵先生ぶんつく出来るんかいwwwww。そんでテーマソングの「熱帯男子」に入る前、コンガ&ぶんつくタイムの〆は誰か(これ誰が言ってたのかわかんなかったんだけどねもっちゃんかなぁ?)が毎回「30回」とか叩く回数を指定し(千秋楽は三三七拍子だった)、客も手拍子をそれに合わせるってな感じなんだけど、そこで誠治郎くんと幸佑くんはもう全力でコマネチするんだよね。お互い股間突き出すようにしてw。もうね・・・まじ股間だよね(笑)。
そしてそれに乗っかる青木くん・・・・・・///。
♪涙の夜を越えて たどり着いたここは夢の島 ってとこだったかなぁ?肩から腰をグラインドするようにゆらゆら動かす振りがあるんだけど、そこの青木くん超ヤバかった・・・・・・//////
あとキーボードとパーカッションの人を“ねったいだんしっ”ってとこで紹介する時の

  \○
  / |   
  / ゝ
      』
こういうポーズ(笑)。いやこれじゃさっぱりわからないとは思いますが、横に屈伸するみたいな足の形で腰落として両手でキーボードの人たちを指差すポーズが超カッコよくってだな!!!!!。
って気が付くとまた青木くんの話になってるー><。


千秋楽の挨拶でアイボリーがド真顔で「もう二度とやりたくないスケジュールです。喉がもたないっ!」って言ってたけど、確かにこれを一日3回とか正気の沙汰じゃねーよなぁw。休憩ナシの舞台とはいえナナミ役の岡本あずさちゃん以外はそこまで出ずっぱりってわけではないけれど、でもシーンごとの熱量はものすごく高いんで相当消耗すると思うし、テンションを保ち続けるのも大変だっただろうけど、何事もなく無事終了して良かったよねぇ。
わたしこの舞台と同時期に精神的に疲れる舞台×2本も見た(見てる)んだけど、この舞台があってよかったって心底思った。あー舞台って楽しいなぁって素直に思わせてくれるイケメンたちがいてくれて本当に良かったと思う。どうせお金と時間を使うなら、やっぱり幸せな気持ちになりたいもん。
でもイケメン揃えりゃいいってもんじゃないのよ。満足するにはそれなりの中身も必要なのよね。それを分かってない人たちが作る●ソ舞台を嫌ってほど見せられてるからたまーーーーにこういう舞台に出会うとものすっごく幸せを感じます。・・・って書いててほんと金と時間の使い方間違ってるよなぁと思ってしにたくなるけど(笑)。
しっかし誠治郎くんの人気すっごい上がったねー!。わたし誠治郎くんを好んでみるようになって結構経つと思うんだけど、以前だったら多分攻略対象キャラにはならなかったと思う。間違いなく冒頭のイケメンフォー(4)には入ってない。でも今じゃ下手したら(へたしたら?w)一番人気だもんねぇ。毎回選ばれた3人がイケメン台詞を言うってな日替わりコーナーがあるんだけど、そこ毎回Ash無双のようで(わたしが拝めたのは誠治郎くんだけだったけど、「一回しかいわねーぞ。・・・俺の苗字名乗ってくれ」で客席からフゥーーーーー!!言われまくってたわw)、わたしの中で誠治郎くんは未だ超イケだけど頭は超アレ(いい意味でねw)な印象なんで^^、いつのまにそんな方面の腕上げたのかと驚きつつもようやく誠治郎くんの時代が来たかとちょっと誇らしくなっちゃうよねw。
一方だいぶ成長したと思ってたアイボリーは妹役で出ていたハロプロ研究生の子の名前を「理子ちゃん・・・・・・?(あやふや)」と呼び、実際理子ちゃんで合ってたんだけど、「よかったー!(合ってた!)」と胸撫でおろすも誠治郎くんに「お前そこ間違えんなよー!そこ絶対間違っちゃダメだろー!」とおもきし突っ込まれておった(笑)。
そしてあずさちゃんには内緒で用意してた花束を手渡し拍手喝采を受け超ドヤるアイボリーw。に、「結局ソコ(がいいとこもってく)かよおおおおお!」と誠治郎くんw。


ひっさびさにこれだけの長文感想書いたわー!。まだ自分にこれだけ書けるだけの情熱があることに驚いたw。
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3800円の価値は間違いなくありますから!!。