『大奥〜誕生[有功・家光篇]』第7話

柿のせいで誰にも相手にされない身体になってしまったというのに(柿のせいっていうかアホだからだけど><)春日局と有功様の心遣いで口に入れられた柿を「こんなに美味いのは食べたことがない」と言い、「おとっつあん」「おっかさん」と弱弱しく親を呼ぶ捨蔵からの元気だったころの無邪気でアホ可愛い捨蔵の笑顔、そして有功様に感謝しつつ無理だと分かっていながら最後にもう一度娘に触れたいと涙を零す捨蔵にずうううううううううううううん・・・と心が沈みました。だからこの子が何をしたっていうんだよ(´;ω;`)
伝右衛門たちが自分たちにも看病を手伝わせてくれと有功様に言いに来たのは有功様リスペクトの気持ちが9割だろうけど、残りの1割は憐憫でも同情でも中身はなんでもいいけどお楽殿への想いが彼らを突き動かしたのだとわたしは思います。捨蔵は最後は誰も相手にしてくれなくなったのにと言ったけど、そんなことない、みんな捨蔵のことを気にしてたんだよって、そのことを捨蔵に伝えるには一歩遅かったことが切なくてたまらない(´;ω;`)
窪田くんは重盛に続けて捨蔵(お楽)と時代モノで壮絶かつ強烈な印象を残す死に様を見せてくれたわけですが、これはなるべくしてなったというかやるべくしてやったというか、めぐり合わせの妙、みたいなものだと思います。どちらか片方でも評価に値する存在感を見せてくれましたが、このタイミングで2つの役を続けてやったことで(続けて視聴者の元に届いたことで)何倍もの相乗効果になったとわたしは思います。
そしてそれは窪田くん自身が引き寄せたものだとも思う。来年は窪田正孝という役者に注目する人がグッと増えると思う。そう確信できることをうれしく思います。
それから上様の人柱宣言、将軍宣言はしびれました。体当たりの濡れ場といい多部ちゃんこの作品で若手女優の中で一歩抜け出したな。