『仮面ライダーフォーゼ』第28話「星・嵐・再・起」

進化したメテオに四肢どころか舌まで斬られほうほうの体で学園に戻ってきた蟹さんが落したスイッチを拾い
「我々ホロスコープスに失敗は許されない」
とどの口が言うんだ!!な速水校長。
「まっ、待って!まだ切り札がある。俺はメテオの正体を突き止めたんだ。それを理事長に報告すれば」と懇願する蟹さんに
「ほおーう。(リブラに変身)だが、その必要はない」
と言ったかと思ったら
「これ以上君の手柄はいらない」
ってメテオの正体よりも保身のために生意気な蟹の手柄を阻止するほうが重要なリブラさん。
そこへヴァルゴが現れると
「刑事がまた学園をかぎまわっていてねぇ」
と言いつつ蟹さんを刑事に擬態させたリブラさんは
「これ以上我望様のお手を煩わせるのも申し訳ない。ヴァルゴ、この刑事をダークネビュラに」
・・・・・・・・・この人まじまじちっちぇえ(笑)。やることなすことすべてがちっちぇえ(笑)。もうつっこまれるために存在してるような人ですよね(笑)。
これさ、ヴァルゴは刑事=キャンサーだって判ってるんだろうけど(ただでさえ少ない幹部を一人消すことになるわけだからリブラの言動には関係なくキャンサーのダークネビュラ行きは決定事項として既に理事長から伝えられてたんだろうから)、リブラさんは9割9分ヴァルゴをうまいこと使って蟹をダークネビュラに飛ばしてやったぜ!シメシメとご満悦だよね(笑)。そこいらへんがもう余計に気の毒><。


ダークネビュラ行きってのがスイッチを押していた人間にとってどういうことなのか全くわかんないんだけど、鬼島にだって家族はいると思うわけで、朝いつも通り遊びにでかけた息子が帰ってこなかったら普通警察沙汰になるわけで、理事長の赤目ビームで海外に留学してるとか、へたしたらそんな息子はいなかったと思わされるんだろうなぁ・・・。そこいらへん弦太朗さんたちはどう考えているのかお聞きしたい。
美羽がNY仕込のセレブジョークを言う前に魂ズバっとちょん切って
「前からこいつ嫌いだったんだよ」
という蟹さんは大層素敵でした(笑)。
突然ふって湧いた蟹さんの魂抜ける設定でしたが、結局それを目障りな如月弦太朗という男を消すために使わなかった(あくまでも地獄大喜利ルールに乗っ取って使った)蟹さんの笑いに対する情熱は、人知れず学園を守るだなんだなどというライダー部のソレよりもよっぽどわたしに届きました。
蟹さんお疲れさまでした。一応パワーアップ回ではあったものの実際にはまるでベイブレードなしょっぱい武器にいいようにやられるとか蟹の最期はいつも哀しい。だから好き。


で、メテオストームですけども。
メテオの正体が流星さんだとバレちゃだめってのは当初から言われてたことで、なんでバレたらダメなんかなーってのはずっと思ってたことなんだけど、ていうかこれどう考えてもバレてると思うんだけどいいんかな^^ってずっと思ってたんだけど、バレるとメテオの機能的に問題が発生するとか流星さんの身体に問題が発生するとかそういう“正体を隠さねばならない明確な理由”が存在するというわけではなく、バレちゃダメってのは所謂流星さん縛りの一環的な感じなのか。少なくともタチバナさん判断で泣きの一回を許してやれるぐらいのことではあると。
メテオの正体を敵である蟹さんに知られる→メテオの変身を認証しない(変身資格剥奪)→もう一回だけ変身のチャンスをやろう。それプラスパワーアップアイテムもあげるから4時までにどこそこへ来い→ライダー部の救出を優先したせいで流星さん遅刻→流星さん魂の懇願→無視するタチバナさん→ここまで頼んでもダメなのか!?→靴箱があったよ ってな流れを経ての

メテオストームスイッチ。それが君の選択の結果だ。よく判断した。フォーゼたちを見捨ててきたらそのスイッチは手に入らなかった。確実にキャンサーを倒してくれ。失敗すれば今度こそ、完全没収だ」


それに対する「舐めてもらっては困る。俺はもう負けない」って決意を新たにする流星さんは超絶カッコよかったけど、タチバナさんの言葉がごめん、よく分からない(笑)。
なんで4時までとか試すようなことしたの??なんでフォーゼたちかメテオへの変身&パワーアップアイテムを選ばせるようなことしたの??なんでフォーゼたちを選んだらスイッチくれるの??。わたしにはただ流星さんを振り回したかっただけにしかにしか見えないんだけど。流星さんになりふり構わず懇願させたかっただけとしか思えません。はっきりいっちゃうと『何いってんのこのおっさん?』としか(笑)。そこにプレゼントがあるのに気付かないで必死にお願いする流星さんを見てニヤニヤニヤニヤしてたんだろうなーとしか(笑)。
つーかあの靴箱をいつどうやってあんなところにコソッと置いたのか知らんけど、どれだけ遅れてこようとも流星さんがフォーゼたちを助けてから駆けつけたらスイッチあげるつもりではいたのでしょうが、不審物発見即通報があたりまえのこのご時勢だから他の人に見つけられちゃったらどうしようかと気が気じゃなかっただろうなぁ(笑)。それどころか流星さんが気付かない可能性だってあったわけで、ほんとこのおっさん何をやってるのかと(笑)。
まぁ真面目な話、キャンサーは倒したものの鬼島自体は逃したわけだからまだメテオの正体が公になる危険は続いているはずなのにタチバナさんが「もう大丈夫」だと言い切ったってことは、ヴァルゴとタチバナさんが実は通じてて、鬼島の口をダークネビュラに送るという形で封じることができると知っていたからなのではないかと予想できるんだけど(だから園ちゃんも蟹さんもタチバナさんがいずこかに匿ってるのではないかと)、どうにもこうにもタチバナさんの言動が変態っぽいがためにイマイチ自分の予想に自信が持てないんだよなぁw。
つーか風車むり(笑)。ベイブレードむり(笑)。カッコ悪さという点においてこの作品に限界はないんですか?^^。


そうそう、カッコ悪いといえばさー、流星さんの白いソックスが前からずっと気になってたんだけど、あんなオサレヘアの人があの靴下おとなしく着用してるってことは学校指定なんだろうなーと思う一方で、賢吾さんも白いソックスなんだけど天高はそんな規則ないだろうから賢吾さんの場合は好きこのんで履いてるんだろうなーってことでいいですw。でも賢吾さんは根本的に「変顔」の意味を取り違えてる気がするの(笑)。