北山 猛邦『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』

猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社ノベルス)

猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社ノベルス)

「探偵」という職業(?)が国家資格が必要なほど社会的地位が確立されている存在であり、そんな探偵を補助する「探偵助手」を大学で学業として学ぶことができる・・・という設定から始まるラブコメかと思ったら、孤島とか見立て殺人とか出てきてかえって座り心地が悪かったです。
ていうかこの表紙詐欺だろ(笑)。猫柳先生は絶対こんなに普通に可愛い女じゃないし、それよりもお供の二人はぜっっっっっったいにこんなに同じようなイケメンじゃねええええええええええ!!!(笑)。
とは言え恐らく狙いどころとしては某ドS執事シリーズ路線かと想像しますが、主要三人の関係性は(一人多いせいもあるかとは思いますが)こちらの方が好みなものの謎解きパートが長い上にめんどくさい!。あっちが売れたのは執事とお嬢様の会話>>>>>>謎解きってぐらいひたすら軽いからであって、そこいらへんの読者層に「見立て」とか言ってもその時点で「は?なんでそんなめんどくさいことするのか意味分かんないし」ってなもんだろうし、しかもその見立て自体がマニアックすぎだろ(笑)。見立て殺人がしたいなら冗談抜きで“縦読み”とか“えーけーびーのメンバーに見立てる”とかさ、そんな感じじゃなきゃ受けないと思うの。
でもこれ、猫柳先生が井上真央ちゃんとか堀北ちゃんとかそこいらへんで、お供の二人がはるたけで映像化したら絶対に萌えると思う。数字取れるかはわかんないけど私はDVDBOX買います!!(笑)。