『ラッキーセブン』第4話

なんでこの中途半端なところで前後編なの・・・。まだ表面上の「仲の良さ(チームワーク)」とか「探偵という職業への想い」しか描かれてないってのに、新田さん事件から探偵事務所が存続できるかどうかのピンチに発展し、休業なのに全員が自主的に集まっちゃって力を合わせて新田さんを救うぞー!おー!とか言われても気持ち的についてけねえ。
つーかそもそも新田さんが何をどう嵌められたのかがわかんない。探偵事務所への依頼は料亭の女将を愛人にしてる男を依頼人とする女将の浮気調査なわけでしょ?。そんで中間報告と称して女将と会ってる人物の画像データを渡し、その写真が週刊誌の暴露記事に使われたと。新田さんが売ったんじゃなくて嵌められたってんならそれはもう依頼人が関わってるしかありえないわけで、それなのになんで“なす術もない”みたいなことになってんの?。これまで主役差し置いて新田さんをあれだけ「出来る男」として描いてきたってのに、次々と見つかる状況証拠を探偵たちの誰一人として「おかしい」と思わないってそれどうよ?。挙句新田さんの無実を信じるきっかけがたかだかまだ事務所に入って数ヶ月?程度の駿太郎が言った「暇つぶしといいながらもこんなに長く探偵をやってる新田がそんなことするはずないだろう」ってさー、いやお前新田さんの何を知ってるよ?ってな話だろ。これがね、これまで新田さんと駿太郎をバディとしてしっかり描いてきたんだったら入所期間の問題じゃないと思えるよ?。もしくは駿太郎の中に絶対にぶれない探偵観があって新田さんの中にそれを見たとかさ、そういう“前フリ”があるからこそ駿太郎の言葉に説得力が出るのにこれそういうの皆無じゃん。
ていうか確か駿太郎は「週刊誌にネタ売るのっていくらぐらいになるんだろう?」とかなんとかまるで新田さんが金に困って職務上知りえた秘密を売ったんじゃないか?と云わんばかりじゃなかった?。飛鳥だか淳平だかに突っ込まれて「そんなこと思ってないけど!」とか言い訳してたけど、でもむしろ駿太郎がそう考えるのは当然だと思うよね。わたしが見てきた駿太郎と新田さんの関係性ならば。一応新田さん→駿太郎ってのは社長に本格的に格闘技習わせることを進言したり、苔丸(ってこのネーミングセンスがまた新田さんの魅力リストに掲載されたわー!)の世話を頼んだりと“認めてる”っぽい空気は出てるけど、駿太郎→新田さんはまだただの鼻持ちならない同僚ってだけじゃん。
駿太郎の言葉でみんなが動くってな展開にするならば新田さんの人間性よりも「女将は愛人なんかやりそうな感じには見えない」「恋してる女は見りゃわかる」の方を拾うべきじゃね?。「駿太郎は女に強い」ってことだけは探偵事務所内でも視聴者目線としてもそういう“設定”として認知されてるわけだから、駿太郎のその『勘』はみんなを動かす根拠足りえるだろ。
てか多分苔丸の中に今回の事件に関する“何か”が隠されてるんじゃないかと思うんだけど、でも別にあの事務所に盗聴器が仕掛けられてるとかそういうことはないみたいだから何もあんな回りくどいことする必要あんのかなー?とも思うわけで、なんかことごとくズレてる気がしてなりません。
新田さんは元々警察庁のお偉いさんだっけ?あの人のことを調べてて、盗聴器とかを仕込んでたのも新田さんがやったことで、本来ならそれが発覚するはずがなかったんだけど偶然依頼人の企みと新田さんの調査対象(調査範囲)がバッティングしちゃったせいでこんなことになっちゃった・・・的な話なのか、もしくは新田さんが動いてることを調査対象が勘付き、新田さん=ラッキー探偵事務所を潰すために依頼人を使って嵌めたのか、そんな話かなーと予想しますが、ついでに新田さんが調べてる理由は瞳子さん絡み(瞳子さんの父親が関係してる)なのではないか?ってな予想もしてるんだけど、でもこのズレっぷりを見るとわたしの考えすぎって気がしなくもないです^^。


大泉の「マグロは高いんだぞー」は圧倒的なリアリティで非常に面白かった(笑)。