吉村 達也『京都魔王殿の謎』

京都魔王殿の謎 (魔界百物語02)

京都魔王殿の謎 (魔界百物語02)

百物語(100巻刊行するってことでしょ?)の2巻目にして早くも飽きた(笑)。
というか巻末のあとがきに『QAZは2巻までに登場した人物の中にいる』とか書いてあって白目りました・・・。警察関係者じゃなかったら三人しかいないじゃないの・・・。
そして問題はその三人のうちに誰がQAZであろうがどうでもいいと2巻の時点で思えてしまったということなのです。氷室と舞ちゃんの恋路にも興味ないし、さっさと見切るのが正解かなぁ。
これまたあとがきによると舞台を「現代(2011年)」スタートとしたので“伝奇的魔界テイスト”を大幅に薄めたとのことで、意図してることは理解できる気がしますが、それでも今回の話に限っては“魔界テイスト”はもうちょっとあったほうが雰囲気が出るんじゃないかなぁ。シリーズとしての統一感は大切だけど人の心は人の数だけあるんだから、それに合わせた雰囲気作りも大事だと思う。