『平清盛』第3回「源平の御曹司」

画的には宿命のライバルとして描かれる清盛・松ケンと義朝・タマキング初めてガチンコ勝負ってなことで見応えあったけど、でもこれ清盛が14.15歳ぐらいで義朝は9.10歳とかそんな感じなんでしょ?。この年頃の5歳差ってあらゆる面で相当あると思うんだけど、そんな相手にボロックソ負けて本気泣きでリベンジを誓うマツケン清盛がアホ可愛い(笑)。つーかタマキング義朝カッコよすぎ(笑)。上皇に刃を向けた舞で興味を持ち勝負を挑んだのに目先のことしか考えてないバカだったんでガッカリしてたものの、本気の次は絶対負けない宣言を聞いて嬉しくてニヤリとしちゃった顔を見られたくないから振り向かなかっただなんて、こんな10歳なら抱かれてもいいっ!(犯罪ですw)。
そして白河院亡き後の朝廷がどうなるのかと思ったら、璋子がものっそいかっ飛ばしててもろもろ吹っ飛んだわ(笑)。三上鳥羽院檀れい璋子は本来の意味とはちょっと異なるベクトルなんだけどwお互いを引き立てあう存在になりそうでいいわぁ。“自分の子供でなくとも前上皇様のお子なのになんで愛おしくないの?”と真顔で聞き、そしてニッコリ笑って「叔父子」だと思えばいいと言い切る璋子えげつねえええええええええ!!(笑)。目の上のたんこぶ(どころじゃなかっただろうけど)がようやくいなくなり、さあいよいよ我が天下だとノリノリだった鳥羽院が一気に突き落とされててめったくそ笑ったし(笑)。もうゴゴゴゴゴォって音が聞こえてきそうなほど青筋立てて睨みつけてるってのに(これ白目になるガラかめ絵で見えてしまってどうしようかとw)、当の璋子はこれまたキョトン??って文字が見えるような顔しててw、天然キャラだとしてももうちょっとこう・・・魔性系なのかと思ってたのに、これ話が通じない系じゃね?。これから松雪さん得子がいろいろと仕掛けるのでしょうが、この璋子相手じゃ暖簾に腕押しって感じで勝負にならない(勝負が始まらない)っぽそうなんですけど(笑)。
てか清盛が北面の武士となったことで次回からは確実に朝廷パートが増えるのでしょうが、この魑魅魍魎が蠢く朝廷の中であのピュアっこ清盛が翻弄されまくるのかと思うと・・・ゾクゾクするねぇ〜!(笑)。
あとドMとしては孫にダメ男呼ばわりされた為義さんが安定の扱いでこれまたゾクゾクします(笑)。このダメ親父込みでタマキング義朝(10歳)に抱かれたいっっ!!(だから犯罪ですw)。
ていうか今回の大河は「少年漫画っぽい」と言われてるようですが、そういう見方をするならばむしろなんだかんだで恵まれてる松ケン清盛よりも清盛よりも幼いにも関わらず武術のみならず知力的にも、ついでに顔も(ある意味コレが最も重要w)優れているのに「源氏」という家に生まれしかも親父はダメ親父であるせいで報われないタマキング義朝の方が“少年漫画の主人公”っぽいよなぁw。ていうか『やんごとなきお方の子供(高貴な血筋)でありながら身分の低い家で育てられ一般庶民の子供たちと野山を駆け巡り野生児のように育った子』ってところだけ見ればむしろ清盛は少女漫画の主人公だと思うw。でもそう考えるとこれまたむしろ松ケンよりもタマキングの方が相応しいように思えてしまってちょっと困る(笑)。
恵まれたボンボンのくせに反抗期を満喫しまくる(でもちゃんと「息災也」と連絡は入れるw)清盛が北面の武士となることを受け入れるくだりは説得力と爽快感があったわー。地味に好きな豊原さん忠正が“好き勝手生きたいなら平家と縁を切れ”と言い切ったのにはその通りっ!ってスカっとしたし、そこでこの清盛だったらじゃあ切ってやるよ!と言いそうなところを清盛に反感を抱いて当然のはずの母・宗子と弟・清盛が必死に懇願することで清盛の気持ちってか鼻っ柱が折れ、自分がいかに平家の御曹司という立場に、父親以下平家の人間たちに守られていたのかということに気付く流れは共感できる展開だった。天性のスーパーヒーロー(ヒロイン)などではなく、一つ一つ壁にぶつかりその都度泣いて怒って反省して何かを得て成長していく等身大の主人公なんだってのが見えたし、この宗子にはそりゃあ清盛一生逆らえないだろうなってのも“分かった”し、見応えあるシーンでした。
今年の大河は面白いなー!。