『仮面ライダーオーズ/OOO』第42話「氷とグリード化と砕けた翼」

前回の橋の上で一人映司を待つ後藤さんを見ててっきり今回の出動はビジネスではなく友情からのことだと思ってたのに、実は上司の出勤時間待ちだったとか俺ちょう涙目。なんか一気に力抜けたし。あくび交じりで戦うような人をアテにしててお前それでいいのか?と。しかもそれだけカッコイイ(っぽい)こと言っておきながらも結局ヤミー逃がしてるからね。後藤さんが逃したせいで少なくとも一人の一般人がオーズをおびき出すための“撒き餌”として木っ端微塵に殺されたわけだからね。その後バイク乗りながら変身し颯爽と駆けつけヤミーを轢き飛ばしてからの強引な零距離ブレストキャノンはめったくそカッコよかったけどさー、繰り返すけどお前それでいいのかと。
てか氷漬けされて無理やり『オーズに助けを求めろ』と怪人に強要された一般人たちが何がなんだかわからずにでも必死で「助けてオーズ!」と口々に叫んでたけど、あれあの場に居た人の誰一人として「オーズ」が何なのか分かってなかったよね?w。何がなんだか分からず、でもそう言わなきゃ殺されるからと半狂乱で呼んだら来たのがアレって・・・・・・・完全にトラウマレベル(笑)。
もはやわたしの理解力が及ぶ物語ではないなと考えることを放棄した時点でツッコむ権利などないのでしょうが、よく分からないなりにも『都合のいい神様扱い』ってのは火野映司という主人公を表現する言葉としてなるほどねと思ったんだけど(『神様』って言葉自体には全力で萎えたけど)、その言葉が出たシチュエーションは甚だ疑問。少なくとも今回の件に関して一般人がオーズ=映司に助けを求めたのはそれを強要されたからであり、一般人は純然たる被害者だと思うの。言ってしまえばあの広場にいた人達はオーズも含めたグリードの争いのとばっちりを受けたに過ぎないわけだよね。だったら何を置いても助けに行くのは当然じゃないの?。確かにこれまでは身勝手な「欲望」が元で怪人に襲われた人々を何ら関係がないのに救ってきてたかもしれない。何があろうとも涼やかな顔で全てを黙って引き受けてきた、それが火野映司という男なのだろう。だけど今回だけは「人々の都合」でも「身勝手」でもないと思うの。見せ方、の問題なのかなぁ。“オーズに助けを求める一般市民”を描くためにこれまで何ら蓄積がされてなかったというか。だから比奈ちゃんの懇願を振り切ってグリード化が進む自らの身体を犠牲にしてでも無関係(じゃないけど・・・)の人達を救うために走る映司くんの図ってのに燃えることができないのよねぇ。もちろん比奈ちゃんは広場がそんな状況になってるだなどとあの時点では知らなかったわけだし、一方で映司くんの身体に変化が起きていると聞かされ思い当たるフシもありまくるもんだからもう映司くん><映司くんっ><でいっぱいになっちゃって映司くんが可哀想だからこれ以上映司くんを呼ばないでと叫ぶのは仕方のないことなのかもしれないとは思う上で、それでもやっぱり「もうこれ以上映司くんに助けを求めないで」ってのはあまりにも唐突というか、むしろ比奈ちゃんの言い分の方が身勝手に見えたもん。
そしてロストアンクがあっさり爆死ってなぁ・・・・・・・・・。真木博士はともかくグリード達より成長目覚しいもののそれでもまだまだ成長途中なロストアンクの方が単純に“強い”っぽくなかったですか?。それがこれって、ロストアンクって一体何だったのかと。そのせいで残ったグリード達に雑魚臭漂いまくってるんですけど。アンクの復活も、ロストアンクを作ってたコアが破壊されたから?にしても、比奈ちゃんが手渡された1枚のコアメダルは何だったのかと・・・。単に1枚足りなかったから完全化しなかったってだけなのかよと・・・。ほんと見せ方がどうかと思うわ。まぁ最期に散々っぱら痛めつけられて喘ぎ苦しむ自由くんが堪能できたことはよかったですけども。


そんでもってここへきてのウヴァさん復活とか(笑)。