舞台『タンブリング』Vol.2 東京凱旋公演@東京国際フォーラム ホールC

案の定ボロ泣きでした。座長もけんけん先輩もそれから俺も(笑)。
大楽公演を見ましたが、すっっっっっっっっっごい良かった!!!。最初から最後まで東京公演時と比べて見違えるほどの一体感ってかチーム感で、なんかもうこれ、舞台じゃねーよなと。リアル青春。鷺高が最後の演技に入る前、ポージング決める時に「アーーッ!」とか「ヨッシャーーーーッ!」とか全員が口々に大声で気合いだけでなくいろんな想いもこもってたんだろうなぁ・・・雄叫び上げまくり、それに呼応して上手の袖から直前に最後の演技を終えたカラ高メンバーがすごい掛け声をかけてんのが聞こえてくるのね。もう客がどうとか演出がどうとか関係ない、リアルな掛け声が。そんで終わった後も顔ぐっちゃぐちゃで泣きながら輪を作って感情を爆発させあう鷺高メンバーに、またもや上手袖からまさに地響きみたいな歓声が聞こえてきてさぁ、ほんとマジ試合マジ青春なのよ!!!。
てかこの大会シーンは客席登場時からヤバかったの。メンバー全員異様なテンションでヒャッハーしまくり(笑)。で、まず良知が舞台前で一人ひとりを「よし!行って来い!」と背中バシンと叩いて気合注入し、最後にけんけん先輩が舞台に上がろうとしたところでくるっと背を向け「よし!行くぞう!」とけんけん先輩を置いてけぼりに・・・ってなネタで笑いを取り(良知さん・・・それ吉幾三に引っ掛けたネタですか・・・?だとしたら・・・すごく・・・・・・昭和ですwww)、その後お前ビビッてんだろー!そんなことねーよ><つーかもうここまできたらやるしかねーだろ!ってな会話の後準備(着替え)のために一旦はけるんだけどね、その時に良知とけんけん先輩がすごい真顔で小っちゃく頷きあって、無言で肩をがっしり組んでズンズンとはけてったのね。この後ろ姿がちょおおおおおおヤベかったの!!。そしてユニフォームに着替えて再び登場したと思ったら・・・フィリップくん泣いてるしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい><><><。この時点で目が真っ赤で唇ぶるぶる震えてるとか卑怯だべw。なんか言ってやってくださいよけんけん先輩!と思ってけんけん先輩をみたら・・・・・・・・・・・・けんけん先輩も顔真っ赤で完全涙目じゃないっすかwwwww。って笑ってる場合じゃねえ俺もボロ泣きしてるしw。
でねでね、演技前に円陣組むんだけど、ここでフィリップくんってば感極まっちゃって円陣の掛け声がなかなか発せられないのよ・・・(´;ω;`)
本番の演技は2日連続マチソワのラストだったこともあってか足にきちゃってるメンバーも多くバランスやビシっとポーズ決めるべきところでふらついたりはあったんだけど、鹿倒立が角度といい滞空時間といい(このレベル的には)カンペキと言っていいぐらい美しくて、揃ってたとは言えないけどでも全員での3つバックはまさに気迫で飛びきったって感じで、感動したなんて言葉じゃ言い表せない演技だった。このカタルシスはちょっと他では味わえないよなぁ。


読みながら思わず泣いてしまった座長・フィリップくんブログを転載します
http://ameblo.jp/suda-masaki/day-20110704.html

最終目標


昨日最後の公演だけですが



去年10月に掲げた大きな目標の




6人全員で3回連続バク転



達成しました。



これは、タンブリング始まって以来の快挙。



諦めなくてほんとによかった。



体力というより気力で跳んだ。



バランスも鹿倒立も全部揃った。



気持ちよかった。



こんなに気持ちいい意義ある目標達成は、なかなかない。





“ 一生忘れない ”とかなかなか使えない表現だけど今回は是非使いたい





一生忘れない



いや



一生忘れられない


その瞬間の目撃者となれたことをわたしも忘れないと思う。


あ、そうそう!!恐らく豪くんやJOEYあたりに教えてもらって練習してて、大楽だからやっちゃえよ!ってんで取り入れられたのだと想像しましたが、カラ高も演技の中にブレイクダンスを取り入れててカラ高がそないなことやったら鷺高が勝てる余地ゼロになるじゃねーかと思いました(笑)。


最初にチーム感が見違えるほどよくなったと書きましたが、公演数をこなしたことで個人レベルで役の掘り下げができたってか役が身体に馴染んでるのが明らかで、全員まとめてとにかくもうめったくそ可愛かったです。今回は不良=馬鹿(笑)ではないのでそれぞれが男子新体操部に加入するまでにちゃんと段階を踏んでいて、そこに時間を割いてるために前回みたくみんなで登下校したり写真撮影したり落書きしたり団子になったりwなどという“仲良し”描写はないし、練習シーンもそんなにあるわけじゃないのね。それでもフィリップくんがTシャツ注文しちゃいましたー!のシーンとか全員が全力ではしゃいでて息ピッタリだし、一方で誰かがアドリブ入れてくるとそれに乗っかってあげるんだけどでも「・・・もういいですか?(まがお)」とか容赦ない感じもあって(大楽は鍵本くんの猪木のモノマネがなげーのなんのってwww)(そうそう、容赦ないと言えばTシャツシーンで誰か(ジョイ茶?)がフィリップくんのことをおもきし「ゲジ眉」と吐き捨ててクソワロタwww)いい雰囲気だし、あとこれが一番良かったと思うんだけど、オフの芝居(演出として付けられたものではないであろう動き)がすごく自然だったんだよね。鍵本くんとJOEYはしょっちゅう一緒になってキャッキャしてて、多分この二人はお調子者同士気が合うんだろうなーって思うし、水田と太陽もちょこちょこ話しあったりしてて、ここも恐らく経験者と敏腕マネージャーが構成とか練習メニューとか相談しあってるんだろうなーって思うし、セリフや演出としてチーム内の関係性が描かれずとも“見てりゃ分かる”わけですよ。東京公演時はここまでではなかったからきっと公演を重ねる中でキャストたちの中から自然に生まれたものだと思うのですが、こういうのって群像劇ではすごく大切なんだよね。


ていうかていうか!最初はピンとこなかったフィリチバとかオイオイとんでもねーじゃねーかよと!!!!!並んだ絵面がさして萌えねーなぁとか文句言ってたあの日の自分にバックドロップくれてやりたいッ!!!。フィリップくんは割と自分のことでいっぱいいっぱいな子(の役)だから再会シーンのやりとりが自然になったぐらいで(ああ・・・もうアラたんの「おうっ!(`・ω・´)」にフィリップくんのおま罪ポーズ「懐かしいな〜」ボイス付!も見ることはないんだなぁ・・・)対千葉ちゃんとのシーンに関しては最初の頃とそこまでの変化はなかったんだけど、千葉ちゃんがすげーの!!。もう全身全霊で「しょうちゃんの役に立ちたい!」と叫んでて、全員部活をやめちゃったからもう試合には出られないんだと聞かされ「僕なら大丈夫だからやろうよ!」とベッドから転がり落ちながらフィリップくんに訴える様とかもう鬼気迫る痛々しさで、その後病室を出たフィリップくんがベンチに座って病室の壁越しに千葉ちゃんに涙目で視線を送り、千葉ちゃんはベッドの上で体育座りで泣いているという図の切なモエ苦しさたるやまさにキュン死レベル!!!。
そんでもって最後に絵とお褒めの言葉をいただくシーンで二人は10秒ぐらい無言で見詰め合ってて、フィリップくんを車椅子から見上げる千葉ちゃんは真っ赤な目からツツーーーッと涙を零し、見下ろす菅田っちは顔面崩壊のぐしゃぐしゃでw、ねーよ!!フィリチバがこんなにも漲るだなんて聞いてねええええええええええええええええええええええええええええよ!!!!!!!!(大・興・奮!!!)。
そうそう!千葉ちゃんはフィリップくんの兄である豪くんとの再会シーンも超可愛かったの!!!。この学校の保健体育の教師になったと聞かされると
「ひでちゃんが教師ぃ!?ぶひゃひゃひゃひゃ、ぶっひゃひゃひゃ!!」
と漫画みたいにお腹抱えて「ぶひゃひゃひゃ」笑いまくる千葉ちゃんなのねw。んで豪くんに「お前なんだそのとってつけたような笑い方は」とつっこまれるんだけどなおも「ぶひゃひゃひゃ」笑い続けw、んで「お前はまだ漫画描いてんのか?」と聞かれると
「ぶひゃ?(くびかしげ)」
ってなにこの天使!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(しろめ)
しばらく全ての返事を「ぶひゃ」で答えててw、「お前それはやらそうとしてるんだろうけどぜってーはやんねーぞ!」といわれる千葉ちゃんリアル天使・・・・・!!!!!。
でも豪くんにダンスを教えてくれと土下座したフィリップくんに続き頭を下げる場面では「お願いっ!ひでちゅわあ〜〜〜〜〜ん(はあと)」って小悪魔化wwwww。こわい、千葉ちゃんってか護こわい(笑)。
けんけん先輩と良知、けんけん先輩と豪くんも良かったわぁ。部長はフィリップくんなんだけど、しょうちゃんは“やる気と勢いはあるけど何かあったらすぐ心折れて諦めちゃうハートが弱い男”なので、実質鷺高男子新体操部を支え引っ張ってるのは良知とけんけん先輩なんだよね。実際にこのカンパニーを引っ張ってるのも良知とけんけん先輩なのではないかと思うわけで、そんな劇中の役と実際の役どころが見事にシンクロしてて、この物語に安定感を与えてたと思う。前述の演技前の肩組みとかさ、拳ごっちんことかさ、そういう男子らしい絡みがイチイチ燃えるもんでニヤニヤが止まりませんでした。トリプルカテコからはけるときに二人がまさに「ガシッ」って擬音が見えるぐらいの勢いで抱き合いガッツポーズしあったのとかボロ泣きで半狂乱だったもんw。けんけん先輩ほんとにカッコイイ(後述します)。
豪くんとけんけん先輩の関係性も好きだった。非常勤だけど教師なんで豪くんはけんけん先輩の家庭事情を知ってると思うんだよね。だからけんけん先輩の本当は新体操をやりたいって想いに気付いてたと思う。でもそれを口に出来ないってことも理解してて、新体操部に戻ってくるかどうかは別としてそんなけんけん先輩にも自分の弟でありかつてのチームメイトたちの挑戦に関わらせてあげたいと思いあの「手伝ってくれないか」と言い出すシチュエーションを用意したんじゃないかなーと。もしかしたらご飯を毎日ご馳走してやるってのも豪くんなりの気遣いだったのかなとも思うし。弟のために自分の夢も未来も捨てられるような人なので、基本的に面倒見がいい兄ちゃんなんだろうなぁ。「お前があと2歳年取ってたら酒でも飲んだのになー」「俺飲めるよ?」「バーカ」ってやりとりがめちゃめちゃ好き。
ていうかけんけん先輩が本気ですきなの///。典型的な雨の中仔犬を制服の胸に抱える不良タイプ(笑)で初見時からけんけん先輩一択だったんだけどw、凱旋公演のけんけん先輩はただのツンデレではなく言葉や態度の端々に諦念感が滲んでて、苦しんでるってのが見るからに伝わってくるのね。新体操をやりたいって気持ちが明らかで、そしてそれと同じだけ全てを諦めてるのもわかるわけ。悩み苦しむイケメンって・・・・・・最高やん?。
そんなけんけん先輩の「バッカちげーよ!」たまんねえええええええええええええええええええええええ言われてええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!好きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ//////。
大楽のお弁当のおかずはのりたまではなくお茶漬け海苔で「ってお茶ねーし!!」でしたがw、続けて「最後ぐらい卵焼き食わせろよおおおおおおおおっ!!」と絶叫したけんけん先輩と付き合いたいです、本気で。最初にキャスティングが発表され制服姿のキービジュアルが投下された時は「けんけんさん、さすがにもうキツイっすわー^^」とか言ってたのにねー(笑)。
てかけんけん先輩は1年の時にフィリップくんに強引に誘われて新体操部に入部したらしいのね。で、水田の妹・楓ちゃんは中学生の時から体育館に出入りし練習を見ていたと。だからお兄ちゃんの同級生であるけんけん先輩と顔見知りで当然なんだけど、良知のことは不知火先輩、フィリップくんのことは部長さんとそれ相応の呼び方をしてるってのに、けんけん先輩のことだけは名前を呼び捨てなわけですよ。なんで?なにがどうなってこうなってんの??。けんけん先輩と水田は幼馴染設定だったりするんかな。でもむしろ水田はけんけん先輩よりも良知との方が“友情”を育んでるように見えたし、良知とけんけん先輩もまたライバルという名の友情関係にあるように見えたのよね。楓ちゃんは水田でなく良知の妹の方が良かったような・・・。そんで「お前にゃ妹はやんねーよ」「頼まれてもいらねーよ」的なやりとり・・・・・・を自分に置き換えて(妹ではなく同級生設定で)妄想しまくったわたし超絶きめえ(笑)。


ブログでも同じようなことが書かれてましたが、座長・フィリップくんはまず脚本の岡本さんと演出の哲治さんに拍手を送ったあと
「改めまして、すだまさきです。いい作品、いい仲間にめぐり合うというのはこういうことなんだと今すごく感じています。今日ここに来てくれた方々、今までずっと見守り続けてくれた方々、来たくてもこれなかった方々、僕達だけでなくみんなで作り上げた作品だと思ってます。今ものすごい達成感でいっぱいで、舞台ってこんなに素晴らしいものだと初めて知りました。みなさんのおかげです。ありがとうございます」
と3階席までオールスタオベの観客に向けてしっかりきっちりご挨拶。ほんっとに達成感や充実感に満ち満ちた笑顔で、でも顔真っ赤で涙目で(笑)、いい顔してたわー。WBとかもそうだけど、こういう仕事という言葉を越えたところで何かを作り上げる経験ができるって、すごく羨ましいなーと思った。もしわたしがイケメン俳優だったら絶対コレ出たいもんw。いや、アイドル女優でけんけん先輩の相手役でもいいけど(←しつこいw)。
なんとなくフィリップくん主演でVol.2をやるってところまでが当初の企画(契約)だったのかなーなんて気がするのでVol.3があるか分からない雰囲気ですが、あるならばまた見てしまうんだろうなぁ。