舞台『タンブリング Vol.3』@東京国際フォーラム ホールC

出演が発表された瞬間から不安100%だった馬場さんは新体操をやらない役でしたー!。
つまりあれよあれ!Vol.1のフィリップくん、Vol.2の千葉ちゃんに続く ヒ ロ イ ン 役 ですよ!!。
しかも今回の主役はドラマ版の水沢です。ということは・・・・・・・・・・・・・・・・ゴクリッ!











期待して続きを読むをクリックされた方ごめんなさい。兄貴水沢と馬場さんが“そういう関係”になることはなかったです(笑)。


あらすじとしては
・カラ高を卒業し体育大学に進んで新体操を続けていたトモ兄貴(水沢)は大会で3つバックやることにビビる後輩の春川の背中を「お前ならやれるって。失敗したら俺がフォローしてやるよ」と気軽な気持ちで押してやるが、本番で3つバックを失敗した春川は二度と新体操ができない身体になってしまった
・責任を感じた兄貴は新体操のみならず大学も辞め、他大学へ編入編入した大学では新体操部部長の馬場さんとその後輩である木戸くんが部員集めに奔走
・運動神経がよくて体操センスがありそうな奴いないかなー・・・ってイターーーー!
・馬場さんと木戸くんが見つけたのは路上でダンスを踊るるいるいとトシ!
・「新体操部に入ればモテるしなんと言っても練習場は女子新体操部と共有!なんなら合コンもセッティングしまっせ!」と甘い言葉に騙されてるいるい&トシ新体操部に加入
・練習マットでキャッキャするるいるい&トシを「勝手にマットに乗るんじゃねー!さっさと降りろ!」と一喝する女子新体操部部長のガキさん
・そこへ現れたヒデ様を見て目をハートにするガキさん以下女子部員達
・ヒデ様は女子部員憧れのプリンスのようです
・そこへ木戸くんが高校時代に新体操部だったという志尊くんを連れてくる。でも大学では新体操をやるつもりはなくって手芸部に入ろうと思ってます☆という志尊くん
・そこへ通りがかり落ちてた部員勧誘ビラを読むトモ兄貴
・を見て「水沢さんじゃないですかーーーーー!ボクファンなんですぅー!インターハイでカラ高の演技を見て新体操をやりたいと思ったんですぅー!」と目を輝かせる志尊くん
・「水沢さんと一緒に新体操できるなら、ボク入部してもいいかなっ♪」
・それを聞くやいなや兄貴に熱烈勧誘という名の愛を叫ぶ馬場さん
・水沢「あれ・・・?なんかちょっと心の古傷が・・・・・・。木山・・・お前あのときこんな気持ちだったんだな(照れ笑い)」
・水沢アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!
・って、
馬場さん「たっくん!?」
兄貴「そういうお前は・・・きのっぴー!?」
・なんと兄貴(水沢拓)と馬場さん(木下なんとか)は小中学校が同じ幼なじみだったのですー
・え?これってつまり運命の再会・・・・・・っ!!!!!!!!!!
・嘘の理由で兄貴を練習に引っ張り出す馬場さん
・嘘がばれる
・怒った兄貴は馬場さんを突き飛ばす
・突き飛ばされたはずみで腕を亜脱臼してしまう馬場さん
・馬場さんが復帰するまで練習を見るよと言う兄貴
・なんだかんだで結構やる気ありまくりの兄貴
・「その怪我、嘘なんだろ?」と馬場さんの嘘を見破るヒデ様
・ヒデ様「どーすんだよ?」
馬場さん「いいからとにかく俺に任せておけよ」
・3つバックできたからってトシが兄貴にむかってチョーシこいたことを言うので木戸くんキレる
・つかみ合う二人の間に入って普通に“両手使って”止める馬場さん
・兄貴「おまえ腕は・・・・・・・・・?」
・馬場さん「(;゚д゚)ァ....」
・嘘がばれる
・兄貴激怒
・馬場さんの怪我が嘘だって(ヒデ様に聞いて)兄貴以外の全員が知ってました
・兄貴更に大激怒
・兄貴を追いかけおそろいの部Tシャツを強引に渡す木戸くん
・次の日部員達が練習場で見たものは・・・・・・
・兄貴の姿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・しかもジャージを脱ぐと・・・・・・・・・・・・・・・
・Tシャツ着てたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
・兄貴イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!
・これで念願の団体戦に出られるね!と盛り上がる部員たちでしたが
・馬場さん「俺、部活やめるわ。つーか大学も辞めるからもう団体戦の出場資格ないんだわ」
・るいるい&トシ「ハ?あんたなに言ってんだよ?ちょーやる気なくなったんですけどー」
・バラバラになる新体操部
・馬場さん就職しました
・公園でスーツ姿で缶ビール飲む新人リーマン馬場さんに馬場さんが書いてた新体操部日誌を読んで聞かせるという羞恥プレイを始めるヒデ様
・嫌がる馬場さん
・やめないヒデ様
・怒る馬場さん
・馬場さんに無理やり日誌を押し付けるヒデ様
・日誌ブン投げる馬場さん
・ヒデ様と入れ替わりに公園にやってきた兄貴がその日誌を拾う
・兄貴黙読
・ふてくされる馬場さん
・「実は俺、春川トラウマで3つバックできなくなっちゃったんだ。でも頑張って飛べるようになるから大会見に来てくれよ」と兄貴
・「なんだよどいつもこいつも」と馬場さん
・それを立ち聞きしてるヒデ様
・深夜の練習場で1人3つバックのコソ練する兄貴
・のところへ「話はヒデ様から聞いたッス」と木戸くんたち部員達が来てくれたー!
・「その辛気臭いツラみせられるとイライラするんだよ」と嫌がられながらも月イチの通院に無理やり付き添い続けた兄貴はついに「俺、新体操やりたいんだ・・・」と春川に告げる
・春川「それずっと待ってました」
兄貴「春川・・・」
春川「俺、スポーツトレーナーになるんス。そのために学部も変えたし、もうとっくに前見てるんス」
兄貴「春川・・・・・・」
春川「今度練習見に行ってもいいスか?手伝えることあるかもしれないし」
兄貴「ハル//////」
・大会本番を前に1人マットを見つめる兄貴
・そこへ現れたスーツ姿の馬場さん
・馬場「俺3つバックやれんのかなぁ・・・・・・・・・・・・(←兄貴の心の声を代弁)。ビビってんだろ?(ニヤリ)」
兄貴「ビビッてねーよ!!」
・見つめあい笑い合う二人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・二人だけの空間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・大会を終えて
・馬場さん「俺、夜学に通うよ。教師の夢諦めない」
・兄貴「俺、アメリカに行くよ」
・ヒデ様「俺、就職活動するよ」



こんな感じ。
話のテーマってか肝としては『夢』で、馬場さんは教師になりたいんだけど父親が職場で事故を起こし借金(賠償金で?)抱えた上に倒れてこれまでのように働けなくなったから自分も働かなきゃならなくなったという事情を抱え一旦は夢を諦めたんだけど、やっぱり諦めないと決意すると。兄貴は元いた体育大学にアメリカ(ハリウッド)への推薦枠があってそれ目指してたんだけど、春川のことがあって新体操=夢への道を自ら捨てたもののかと言って他にやりたいことなんてなくて、就職の面接でもソレをズバリつかれてしまって一向に内定が取れないのね。で、春川トラウマ=3つバックを乗り越えたことで再びアメリカを目指すことにしたと。そしてヒデ様は大会社の御曹司!!!で、卒業したら親の会社に入ることになってるのね。決められたレールに乗ってる状態なの。それが当たり前だと思ってるから夢なんて持っても仕方ないと思ってて、でも馬場さんと兄貴を見て「自分の未来は(伸ばした)この手で掴む!・・・みたいな?」と夢を見つけようと決意したと。この3人が物語の軸です。あと再起不能の大怪我を負ったものの新たな夢に向かって進む春川もそこに入れてもいいかな。
それ以外のキャストは団体戦の頭数要員です。
つまりコレ、「新体操」がなくても物語として成立するんだよね。ていうか「新体操」でなくとも成立する(笑)。まーそれは今に始まったことじゃないんだけど^^。
でね、わたし泣きました(笑)。東京公演は2回見たんだけど2回とも結構泣きました(笑)。
兄貴→馬場さん←ヒデ様 ってこの友情の構図に泣いた(笑)。
そして木戸くん→馬場さんの敬愛っぷりに悶え泣いた(笑)。
もうねー、馬場さん(の役)愛されすぎ。タンブリングではお馴染みってか必要不可欠である“仲間がバラバラにターン”に突入する今回のキッカケは馬場さんの「俺部活やめる」宣言なわけですよ。それまでお調子者でありノーテンキな部長として部を引っ張ってきた馬場さんが突然部活やめると言い出しただけでも部員達にとっては衝撃なのに、そこで馬場さんはなんでか「俺就職決まったんだー。このご時勢やっぱ早いとこ安定したもん勝ちっしょ」なんつって嘯くのね。やたら悪ぶろうとすんのね。
家庭の事情で新体操を諦めなければならなくなったってVol.2のケンケン先輩(付き合ってください!!!w)とまんま同じパターンなんだけどさ、それこそ高校生だったら「そんなカッコわりーこと言えっかよ」ってんでついつい悪ぶっちゃうのも分かるけど、これ大学生じゃん?学生とはいえもう二十歳超えてるわけじゃん?。それでその態度はねーだろうと(笑)。
って思うんだけどさ、でもよくよく考えたらこの時のこの露悪的な言動って、ヒデ様たちに対する自分のことは気にせずお前らだけで頑張ってくれってな想いからではなく、むしろ嫌われることで自分の居場所を無くそうとしてるというか・・・自分の中にある新体操への、仲間達への想いを断ち切るためにやってんのか!って思えてきたわけですよ。学費稼ぐためにバイトしなきゃならなくて新体操やってる時間が取れないケンケン先輩とは違って、馬場さんの場合は現実問題として借金返済のために大学を辞めて働く以外の道は現状としてはないわけでさ、大学生ともなればそういう事情を聞けばみんな仕方ないことだって受け入れると思うのよ。受け入れた上で多分“時間があったらいつでも練習見に来いよ。待ってるから”ぐらい言うよね。それが馬場さんにとってはとてもとても辛いことだったんだろうなーって。だってコッソリ練習見に来ちゃうんだぜ!?それ春川に見つかっちゃうんだぜ!?(笑)。どんだけ不器用な兄ちゃんなんだよと(笑)。きっと馬場さんのそういうところがみんな大好きなんだと思うの。だから大会を見に来てくれた馬場さん(とその後を継いで引っ張ってくれた兄貴)に対して全員がガン泣きで言葉を掛けたんだよね。
もうねぇ、このシーンすげーんだよ。東京楽にしてVol.2の大楽を越えるガン泣き。
ていうかVol.2も、それからVol.1の千秋楽も、どちらも役を超えたところでみんな泣いてたと思うのね。わたしにはそう見えた。わたしはそんな彼らの涙に本気でもらい泣きしてしまったのだけど、今回はちゃんと「役としての彼らのやりとり」に泣かされる。今回の評判がいいのはソコ、だと思う。ストーリー(展開)的ににはこれまでと同じタンブリングテンプレに沿ったものでしかないし、演出はもちろんクソレベルではあるものの今回は兄貴と馬場さん、それから木戸くんが巧いからこれまでで最も、いや、唯一“舞台”として成立してるからだと思う。


ちゃんとした個別感想は凱旋に回すとして、とりあえず一言感想を。
↑で散々書いた馬場さんですが、前半は全力おちゃらけ後半はスーツで苦悩と一粒で二度美味しい感じでございます。特にスーツはなんと2パターン着用!!作劇的に変える必要があるとは思えないのに2パターン着用。こればっかりは分かってんなスタッフ!!と褒めてやるぜ!。それで「なんだよ」とか「なにが」とかちょっとイラっとしつつ低い声で言うのがタマラン言われたい!!!!!。教師になるって小中高どれを目指してんのか知らんけど、中高教師になったらまじヤバイと思う。こんな先生いたら何が何でも既成事実を作ろうとする女子が間違いなく出るはず(まがお)。
あとやっぱ馬場さんの歌声はイイわ。むしろ台詞より歌声のほうがイイ!!。


兄貴の水沢は木山に比べたらまだドラマの水沢の面影が残ってるような気がする・・・かなっ?ってなぐらいなんだけど(笑)、タンブリングはさすがの一言。あと航ってか坊ちゃまから電話貰って超嬉しかったー!ってニッコニコ話す兄貴は最終回の水沢っぽかった!。やっぱあの頃に戻るんだろうねぇ。
でさぁ・・・・・・あの頃と言えばさぁ・・・・・・・・・・水沢って、ドーテーなのかなぁ?(そぼくなぎもんw)。


ヒデ様は最初に着替えるボルドー色のVネックTシャツがエロイです。なにがエロイって胸元に汗沁みてんのがエロイ。


木戸くんは客席降り時に超間近で見たんだけどすこぶる可愛かった。金ちゃんの時より可愛い気がする。


るいるいはいい意味でいつものるいるい。


トシは関西弁キャラ卑怯!!!!!何気に一番ソレっぽいルックスなのに関西弁とかマジ卑怯です!!!!!劇中でその関西弁には一切触れられないけどw。
あとるいるいとガチダンス踊るんだけど、この人結構踊れんのね。


浅香はVol.2で太陽が演じたのと同じマネージャー役でむねあつ。


JKことシオンくんはガキさんの椅子になります(笑)。


志尊くんは超可愛い。めちゃめちゃ可愛い。そして細い。だがしかし股間パネパネ。ていうか一番立派だったし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ダッシュ感想ですがとりあえずこんな感じで!。
Vol.2では東京公演と凱旋楽で空気感が全く別ものになってたんで、このカンパニーがどこまで濃くなって(笑)戻ってきてくれるのか楽しみです!!。