『SPEC 〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿』戊の回「堕天刑事」

今回はなんていうかもう・・・・・・
「お疲れサマンサ!!」
これに尽きます(笑)。見終わって気付いたら頭が軽く湿ってました。はぁーっ、疲れた(笑)。
何この俺好みの男前祭り。加瀬くんのボウズ頭をずりずりする南朋さんとか加瀬くんと南朋さんの「命、捨てます」とかアホキャワすぎて(土佐勤王党の「尊皇攘夷!」って乾杯の挨拶思い出したw)大変すぎた。別れ際あんなウザ爽やかにお疲れサマンサ!などと言うちょっとぽっちゃりのイケリーマンとかやめてほんと。
桔平と南朋さんが哲司を取り合いっこしてて、さらに南朋さんを慕って追いかけるのが加瀬くん。南朋さんと加瀬くんが銃を向けあった手をクロスして、そんでもって南朋さんを桔平が狙撃(なのかな?)。瀕死の南朋さんめがけて2階から飛び降りる加瀬くん。ヒロイン哲司はドレッドジャージ。
まじでなにこれ・・・・・・頭おかしいんじゃないの・・・・・・。
だがしかし一番男前だったのは竜雷太。ガチで。野々村係長渾身の「真実に向かってひた走れ!」には震えた。まだ5話なのにもうカッコよくなっちゃっていいの!?だいじょうぶ!?。
でもパンドラの箱を開くときが来たかあーーーーっ!アーーーンって雅ちゃんから糖尿攻めされてたけどねw。雅ちゃん鬼すぎるw。
てかこれ係長の男前度を中和するとともに「病を処方する」という今回のSPECの伏線ってか前フリでもあったんですね。考えられてんなー。


前回ラストのこれまでと違うニノマエ登場の仕方の理由をあれやこれや考えながら2週間耐え忍んだわけですが、ニノマエと海野があの病院で出会ったことは現時点では偶然ってかニノマエにとって海野は“単なる医者”でしかなくて、ニノマエのターゲットが娘そのものではなく南朋さん演じる里中先輩だったとは!。里中の娘があの日あの時間あの病院に行ったのは偶然・・・なのか?。里中の人質として娘が『病を処方された』のはあの日あの時間あの病院だとして、それとともにニノマエがあの病院に現れた理由は里中の住所確認だったんだよね?(ニノマエが「刑事のくせにいいとこ住んでんじゃん」って言ってたんだよなー。この時点で里中は警察辞めてないって分かるはずなのに気が付かなかったクソクソッ)。あの日すぐ見てもらえるのは警察病院だけだってことはSPEC関係なく調べれば分かるとして、そのタイミングで娘を病院に行かせる必要があるわけだよね、病を処方するために。そのためにはやはり軽い風邪的な症状を処方→病院に行く→本格的に病を処方という2段構えの「処方」があったんだろうなと。『組織』とは往々にして目的のためには手段を選ばないものではありますが、子供相手に・・・非道だな。
でもなんで組織は里中に目をつけたんだろ。子供を人質にするなどという卑劣な手段を講じた目的は「公安から冷泉を奪う」ことだったわけで、つまりこれで公安と組織が対立してることが明らかになったと思うんだけど、そのために里中が選ばれた理由が気になる。元SITで現潜入捜査官という属性に加え何を置いても守るべき存在がいるという条件に合致したのが里中だってことかなーとか思ったんだけど、だとしたら里中先輩もその家族も何も悪くないのに一方的に巻き込まれその結果命を落とすなんて、そりゃコピーした瀬文のID使って重要機密を盗み出し(瀬文程度の階級のIDでそんな情報が見られるってのもどうかと思うw)、公安が保護してる人物を拉致ろうとしたのは確かに重罪なんだろうよ?でも死ななきゃならないほどの罪ですか?と。それが“たまたま条件に一致したから”なんて理由だとしたら、里中先輩が浮かばれなさ過ぎるだろう。
あ、ちがう。そうとは限らないか。確実なのは冷泉を取り合いする勢力が少なくとも2つはあって、うち一つは公安だってことと、里中の娘に病を処方したSPEC持ちを抱える勢力がありそれもまた冷泉を手に入れたいと願ってるということだけであって、その勢力がニノマエの属している(率いている?)組織と同一とは限らない・・・のか。むしろ里中の素性(潜入捜査官)や娘の存在を知ってるぐらいだから当然住所などという基本情報は分かってるだろうにわざわざニノマエがそれを確認しにきたってことは、ニノマエと病を処方するSPECの勢力とは別モノと考えるべきかー。これまでニノマエがしてきたことって・・・初回の秘書と3話の林実の始末か。もしかするとニノマエの組織はSPECの不正使用者を処罰するための組織ってこともあるえるかも?。
あと公安の潜入捜査官連続殺人と里中による冷泉拉致の間にどんな関係があるのか?ってこともあるか。クレーン作業中に死んだ男の新聞記事を見て苦い顔をしてたから里中は殺された潜入捜査官たちを見知っていたのでしょうが、まさか里中に言うこと聞かせるために何人もの捜査官を殺したわけではないと思うので(娘を人質にすりゃ一発だもんね)、潜入捜査員連続殺人と里中の事件は別物だとすると前者の目的は何なんだ?。うー、こんがらかってきたよー><。
それにしても、霊安室で死体となった南朋さん里中先輩の顔がなんていうか・・・・・・美しくてトキメキまくりでございました。それまではいま太ってる時期だからビジュアル的には微妙やなと思ってたんだけど(そのぽっちゃり気味なところはこれはこれでマイホームパパって感じでアリなんですけどね!)、死体な南朋さんはやけに男前だったわー。多分ライティングのおかげw。中国語で交渉したり指示を出す南朋さんやら加瀬くんとハードなアクションをする南朋さんとか、それはそれは頑張ってらっしゃったと思うのですが、やはり娘をギューーーッと抱きしめる南朋さんの表情と、あと黒いニット帽からはみ出た襟足のくるくるした毛が汗でしっとり濡れてるのが最高。そいつの名は→ずどーんのベタさにはついつい笑っちゃったけどw。それを言ったら銃弾飛び交う戦場で「俺のことは放って行ってください!」「馬鹿野郎、仲間を置いていけるか!」のシーンはどこの国の話だよwwwって感じだったけどw。


で、当麻とニノマエの関係性ってか過去が明らかになったわけですが、あれどういうシチュエーションよ!?。当麻がニノマエを逮捕しようとしていたってことは分かる。でもなぜあんな野っ原みたいなところで1対1で戦っていたのかと。当麻って今24とかそれぐらいだよね、確か。大学は出てるわけだから22で入庁したとして、1.2年であの状況を経験するとかどんだけだよ(笑)。確か当麻がSPECという能力というかそういう力を持つ存在がいるってことを(以前から個人レベルでそういうことを考えてはいたのでしょうが)明確に認識したのって初回の上川超人が初めてだったように記憶してるんだけど、てことはニノマエの逮捕理由はSPEC絡みではなかった、ということなのかなー。それともあれだけの爆発+左手首を失うというショックを考えたらそこいらへんの記憶が曖昧になってても不思議ではない・・・か。
当麻の手首は爆発の勢いで切れたのではなく、やはりニノマエが斬ったと見るべきなんだろうなー。切断面綺麗だったし。斬った理由は手錠を外すためだろうか。自分の手首を斬るならわかるけど相手の手首を斬ったって自分の手に手錠ぶら下がってることに変わりはないわけで、でもあの場に手錠が落ちてたってことは鍵で開けたと見るのが普通だよね。なんたってニノマエには時間を止めるSPECがあるわけだから、止めて当麻が身につけてる鍵を見つけることは十分可能だろう。であるならば手首を斬る必要なんてないと思うんだけど、それでも斬ったってことは何らかの“感情”がそうさせた、ってことかなぁ。林実の牢に手を触れビリビリさせられたときのあのすごい形相も、そういう過去があるならば納得だし。
津田が未詳を称して「囮」と言ったのは、ガチモンのSPEC保持者をあぶりだすために未詳を使ったってことだよね。未詳を使って能力を見極めていたというか。でも未詳が思いの他できる子だったんで潰すことに決めたようなことを言ってたけど、公安はニノマエの存在を知らないってことなのかなぁ。てっきりニノマエと関わりがある当麻を未詳に配属させる=当麻を囮にニノマエを手に入れる(捕まえる)ことが目的なのかと思ったんだけど。


てかどうみても飛び道具ってかネタキャラとしか思えなかった哲司冷泉がここへきて最重要人物扱いになるとはビックリですw。


でね、こういう展開になったということは・・・・・・・・・もう捜査一課の馬鹿猪は出ないのかなっ^^。