『仮面ライダーW』第40話「Gの可能性/あなたが許せない」

照井たん・・・・・・振り切りすぎです(笑)。
ついに若菜がクレイドールエクストリームへと到達したことを筆頭にいろいろとあったような気はするものの、照井たんの振り切りっぷりしか記憶に残らないんだけどこれでいいんですか?(笑)。


えーっと、とりあえず明らかになったことを整理すると、まずクレイドールとは古来より神への祈りを捧げるための器であり、そのメモリが若菜に与えられていたということは、ミュージアムの現総帥・テラー琉兵衛さんは当初から若菜こそが神の巫女でありミュージアムの後継者だと、そう決めていたと。で、クレイドールがエクストリームで満たされ覚醒するためには“刺激”であり“キッカケ”が必要で、長女・冴子はそのため“だけ”に存在していたということか。冴子に過剰に厳しく接し、一方で自由気ままに振舞うことを許されている若菜への恨みや憎しみ、そして嫉妬心を駆り立てたのは、いずれその思いが敵として若菜に向かうことを見越してのことであり、その時点では姉に敵わないであろう妹の「力を手に入れたい」という闘志を引き出すためのことだったということなんですよね。
それだけでなく、琉兵衛さんはWを使ってクレイドールエクストリームのための『データ採集』をしていたらしい。だからWがエクストリーム化したのと同時にミュージアムの地下で同様の緑の光が発生したのを見て歓喜の叫び声をあげたのだろうし、あの光があの時間出現することも『分かっていた』ということなのか。これまで、テラー琉兵衛さんともあろうお方がメモリの開発及び流通の障害となっているはずの仮面ライダーWに対してなぜ何も行動を起こさないのだろうか?という疑問がずっとあったわけだけど、あえて『泳がせていた』のかぁ・・・。
ということは、若菜がクレイドールエクストリームとして進化を遂げた今、Wに実験材料としての価値はなくなったと考えられるわけで、それはつまりもうこれ以上泳がせておく必要はないと、そういうことになるのだろうか。姉と呼ぶ少年に対し冴子さんは「笑わせないで。お前はモノなのよ。家族じゃない」と言い捨てたけど、それは父である琉兵衛さんの言葉・・・なのだろうか。冴子さんがそのことを自覚しているかどうかはわかりませんが、ミュージアム=園咲家にとって必要なのは跡継ぎである若菜だけであって、冴子さんもフィリップくん(来人)もそのための道具でしかないと、そういうことなのだろうか。これまでの出来事は全て言ってみれば『琉兵衛さんの思い通り』だったってことになるんだよなぁ。怖い怖いとは思ってましたが、これほどまでとはねぇ。ていうかミュージアムってなんなんだろ。家族をモノとして使ってまでも手に入れたい力ってなんなんだろ。そしてその力を使ってやりたいことってなんなんだろう?。何が一番恐ろしいかって、未だ琉兵衛さんが抱く野望が全貌どころかほとんど見えないってことですよね・・・。恐ろしついでに想像すると、来人=Wでエクストリーム化のデータを集め、若菜のために用意したのが「試作機」ときたら・・・子供たちでテストを行い作り上げた完成品を自らが使用するってこともありそうよね・・・。
で、そこにシュラウドさんがどう絡むのかってことなんだけど、シュラウドさんが来人の母であるにせよそうではないにせよ、Wのエクストリーム化を想定できてなかった時点で琉兵衛さんに負けてるってこと・・・ですよね?。まぁそこに勝ち負けが存在するのか?って話ではあるけれど。琉兵衛さんはWがエクストリームの力を手に入れることを見越してて(期待してて)、シュラウドさんは「来人の相棒が左翔太郎では無理」だと思ってた。この差は何を意味してるんだろうなぁ。

そうそう、若菜のエクストリーム化を事前に知らされた財団Xの使者・加頭ですが、「君が冴子を焚きつけてくれたおかげで」と“個人的に冴子を助けた”ことを琉兵衛さんに把握されていることを知っても何かを落とさなかったってのは今後の伏線になるのだろうか。
そして伏線と言えば「お前はまだ、うちの所長様の凄さを理解してねえよ」もそうかなぁ?。まさかあそこで若菜姫クレイドールの頭にスリッパお見舞いするとは思わなかったけどw、叩かれた若菜姫が無表情ながらも「・・・・・・え?」って一瞬素に戻ったっぽかったもんね。確かにさ、透くんはともかく亜樹子が若菜姫の何を知ってんだ?って見方は出来ると思うのよ。基本フィリップくんを通してしか見てないだろうし、それに若菜姫は“園咲家の人間なんだよ”と言ったこともあったわけだし。でもそれでも亜樹子の言葉は若菜姫のどこかを動かせるんじゃないか?って思わせるんだよね。多分だけど、全てお見通しの琉兵衛さんだけど、亜樹子のことはその計算に入ってないと思うのよ。それは計算に入れる必要がないからなんだろうけど、琉兵衛さんが計算に入れてなかった「うちの所長様の凄さ」がこの先重要な何かを引き起こすんじゃないかって気がする。

少なくともそんな亜樹Pの言葉(想い)がメモリの使用者が『自らメモリを手放す』という結末に繋がったわけで、メモリの毒性(中毒性)に差があるのかもしれないし、使用者自身の素質も関係するだろうから全部が全部そうできるとはさすがに思えないけどさ、でもメモリブレイクなしでメモリから使用者を解放することが出来たってのはなにげに凄いことなんじゃないかと思うんだけど(だから照井警視も見逃してあげたのだろうし)。そして亜樹子が川相透を変えたことで、フィリップくんも『僕の家族を取り戻す』と戦うための理由を明確にすることができた。今回の所長は何気に見えてる以上の仕事をしたわよね!。
でも冒頭で書いたように照井たんが振り切ってしまったせいでその活躍も霞んでしまう羽目に・・・。でもそれもこれも自業自得ってか、あくまでも透くんはあいさんにラブ☆ラブだと言い張った末そのあて馬とさせるべく照井たんにキスシーンを要求し、「さあ、振り切れ」などと言ったから悪いのよね(笑)。
で、亜樹Pにそう言われた照井たんはというと・・・・・・
トライアルの信号音(プップップッ)
亜樹P「こう、ガバっとブチュっといけっ!」
信号音(ポーーーーン)
照井「絶望が俺のゴールだ」
ダッシュで逃亡wwwwwwwww。きめセリフを自らネタにしやがったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。
しかも亜樹Pに「確保――――!」と命じられたなまくらさんによって捕獲され、木に縛り付けられた状態で翔太郎たちに本来の目的(透くんにキスシーンを見せ、その衝撃で殻を破らせる)そっちのけでキスシーンを演出され、力なく「頼む・・・見逃してくれ・・・・・・」と懇願するとかハードボイルドゼロじゃないっすか照井たん(笑)。
で、燃えるはずのダブル(トリプル)変身なのにまたもやコスプレwwwww。
そんでもってなんかもう・・・・・・・・・信号音がネタすぎて、走りながらトライアルマキシマムドライブする後ろ姿まで面白く見える始末wwwww。せっかく永徳さんが頑張ってるってのにマジふざけんなwwwww。


ラストに至ってはもうね・・・・・・(笑)。
事件が一段落し、まったりとした空気が流れる鳴海探偵事務所の扉がバタンと開き、その向こうには両手に何かを持った赤上下(今回ずっとスナフキン案山子スタイルだったせいか、赤上下が軽く違和感だったんだけどw)の照井たん。
なんだか様子がおかしい照井たんに「どうした?何か新しい事件か?」と聞くと、「俺に質問するな」とまるで以前の照井たんに戻ってしまったかのような口ぶりで返したもんだから、思わず「・・・・・・・」と無言になってしまう三人。
そのままズカズカと近寄ってきたかと思ったら、「覚悟を決めてきたぞ、亜樹P」と両手で掴んだ十数枚のDVDをドン。
そして・・・
「あの時逃げてしまった自分が許せない。研究を重ねた。どんなキスシーンでも受けて立つッ。今度こそ振り切るぜ。
信号音(プップップッ)
いや、
(亜樹子の両肩をグイっと掴んで自分の方を向かせ)
信号音(ポーーーーン)
振り切らせてください!」
亜樹子にキッスを迫る照井竜www。
「りゅ、りゅ、りゅうくん!コーヒー飲も落ち着いて!」
「おい!落ち着け照井!おい!亜樹子だぞ!?」
ってドサクサに紛れてひどいよ翔太郎www
と、照井たんのターゲットが翔太郎に変更!!
信号音(プップップッ)
「え?え!?俺かよ!?」
ブチュウウウウウウウウウウウッ・・・・・・・・・・・ポンッ
振り切りすぎ(笑)。
照井たんがどんな顔でキスシーンの「研究」をしたのかと思うと・・・・・・(笑)そしてそれをシュラウドさんが覗いてたのかと思うと・・・・・・・・・(笑)。