なんかすげーなーと思ったのは、フィリップくんの本名が『園咲来人』であり、『ミュージアム総帥・園咲琉兵衛の実の息子』であると聞かされた翔太郎と亜樹子が、これまでとなんら変わりなく『だが俺たちにとってはフィリップはフィリップだ』と言い切れるってこと。亜樹子が若菜姫のことを「彼女は園咲家の人間なんだよ!?悪の組織の大幹部なのよ!?」と言ったように、園咲家=ミュージアムと認識された今、フィリップもまた園咲家の人間であり、その園咲家の家族であった記憶を消去されてることと地球の本棚にアクセスできたりするという“特殊な人間”であることと合わせて考えたら、フィリップくんになにかしらこれまでとは違った感情を抱いて当然だと思うのね。でも翔太郎も亜樹子もフィリップくんを心配こそすれフィリップくんが園咲家の人間であること自体は別段気にとめてる風はなかった(とわたしには見えた)。視聴者目線としてはかなり早い段階で(マネーの回だっけ?フィリップくんが思い出そうとした家族の記憶の中で姉らしき少女が二人いた時点で弟なんじゃね?って考えた記憶があるような)この展開は予想される展開の一つとしてあったわけで、だからいざお互いの素性バレした時は二人のみならず翔太郎や亜樹子はどうなっちゃうんだろうか?と思ってたんだけど、少なくとも翔太郎と亜樹子にとっては「フィリップはフィリップ」で結論出ちゃってるってのがなんというか・・・ものすごい信頼感だなーってびっくりしたわ。
今回の依頼人の目的は「家族に会うこと」で、フィリップくんが園咲家の一員であることが発覚し、若菜さんと一緒にいると安らぐと感じた理由は若菜さんが「僕の家族だったから」であり、それが分かったフィリップくんは「家族同様の存在」である翔太郎と亜樹子とともに戦う道ではなく、今この瞬間も苦しんでいる「本当の家族」である若菜さんを支えると“決めた”。今回の前後編のキーワードは「家族」だったと思うのですが、初めて三人で撮った写真・・・・・・これはどっちに転ぶフラグなのだろうか・・・。これが最初で最後の三人写真となるのか、それとも最終回で三人揃って笑顔で撮り直し→しようと思ったらまたもや邪魔が入ってアワワワワのすっとこどっこい写真になっちゃった→やっぱり鳴海探偵事務所はこうでなくっちゃね☆ ってなことになるのかどっちだよおおおおおおおおおお><。
で、CM明けたら黒化してた若菜姫はこれどういうことなん・・・・・・。予想としては「記憶を操作(洗脳)された」か「『ミュージアムの真の姿』を見せられ自分が果たすべき使命に目覚めた(園咲家の人間として覚醒)」か、あとは「フィリップくんが可愛がっていた弟の『来人』であることを知り、父の魔の手から弟を守るためにミュージアムを継ぐ気になった風を装っている」の3通りぐらい?。どれもありえそうだよなぁ。洗脳であるならば、やたらと風都駅の時計を映してたのは、フィリップくんと若菜がほんの数十分の差で会うことができない、その僅かな差が二人の運命を決定的に変えてしまった・・・という悲劇性を盛り上げるとともに、ほんの僅かな時間があれば若菜姫をこうまで変えてしまうミュージアムの技術力と恐ろしさを表しているととれるし、冴子さんにああまで嫉妬と憎しみを抱かせるほどの「特別扱い」されていたことと「お前こそが『ミュージアム』そのもの」と琉兵衛さんに言わしめるだけの何かが若菜姫にあるのだとしたら、それがテラー汁にまみれw真の姿を見せられたことで覚醒したとしてもおかしくはないよね。それに、フィリップくんが弟であることも知ってしまったわけだから、望みの綱が断たれ絶望の末に覚醒・・・ってこともありえるだろうし。
わたし今回の話で一番哀しいなーと思ったことって、姉弟であることを知った二人の受け止め方の違い、なんだよね。それを告げられた(か洗脳によって理解させられた)若菜姫がどういう反応を取ったかは分かりませんが、若菜姫がフィリップくんに抱いてた気持ちってのは間違いなく『恋』だったと思うのね。でもフィリップくんにとってそれは『肉親に対する愛情』だったってことだよね?。前回のあのもしもしプレイ(笑)で若菜姫はかなり本気の必死モードだったのに対し、フィリップくんはそこまででもなかったことでそこいらへんは薄々感じられはしたんだけど、こうなってみると若菜姫もそのことをうっすらと分かってたのかなーって思ったんだよね。フィリップくんの気持ちは自分のソレとは違うんだろうなって感じてたんだと思う。そこへもってきてフィリップくんが弟の来人だと聞かされたことで、若菜姫はフィリップくんとともに逃げることを諦めたんじゃないかな。そしてフィリップくんを弟として守ろうと決意したんじゃないかなーと。なんというメロドラマ展開(笑)とは思うんだけどさ、「ミュージアムのためにあなたの命をもらうわ」と言いながら「私の使命を理解しただけよ。あなたも自分の使命を思い出しなさい」とトドメを刺そうとせずに姿を消したことと、その後白衣の男に「今後用件がある時は、父ではなく直接私に伝えてくださる」と言った若菜姫がとても哀しげに見えたことが引っかかるのよねー。若菜姫の「使命」とフィリップくんの「使命」がなんなのか、そこをあの場面でハッキリと名言しなかったってのがポイントかなーと。最終的にはミュージアムの総てを握った自分をWに倒させようとしてるってこともありえそうだよねぇ。
で、それを阻止すべく・・・というか、どうやらミュージアムに何かを仕掛けようとしてるらしいのが財団Xということか。いや、冴子さんを助け「私の言う通りにすれば逆転のチャンスは十分にある」と言う加頭と呼ばれる白衣の男が財団Xの命で動いているとは限らないか。シュラウドさんが財団Xの人間だったとすると、加頭は財団Xの使者という立場でありながらその実シュラウドさんと通じてるってこともありえるかも?。
それにしてもこの加頭さんの手元が緩い(笑)というキャラ設定がこんな風に生かされるとは思わなかったです。琉兵衛さんと会談し始めたあたりは「使者」以上でも以下でもないって感じだったんだけど、琉兵衛さんの返事が気に入らなかったのか無表情でカップを落とした瞬間、琉兵衛さんとの(組織)力の差がズバっと見えたもんなー。これを今回初めて見せるのではなく前回のあのゴスロリっ娘の「食べるぅ?」にビビってルームキー落とすという可愛いところを見せたことで、より一層加頭の不気味さが引き立ったよな。
でも冴子さんのドライバー、普通に考えればミックさんにやられ落水した衝撃で壊れちゃったんだろうけど、加頭が落としたから壊れちゃった、つまり壊したのは加頭じゃね?って気もするよね(笑)。まぁそれも冴子さんにメモリを直挿しさせるためかもだけど。
ミックさんと言えば、やっぱり若菜姫がフィリップくんとともに逃げようとしてることを琉兵衛さんに教えたのはミックさん・・・・・・なんだろうなぁ。どうやって意思疎通したのか?ってのは非常に妄想し甲斐がありますが(笑)、処刑人でありながら密偵もこなすミックさんまじまじカッコいいっす。
そしてなにやらミックさんと対決フラグが立ったっぽい照井たんアクセルもかっこよかったのおおおおおおおおお><。もちろん最初にトライアル化したときにキック対決対等に勝負されたどころかふっ飛ばされてる間に逃げられるとかパワー負けしてんじゃねーかよ・・・としろめりそうになったものの、最終的にはゴスロリホッパーを9.7秒(0.1秒縮まった!!)で仕留めたのもカッコよかったんだけどさ(真正面からキック連打してた対ウェザー時と比べて相手の周囲を回りながら蹴りまくるって容赦ない感じがして更にカッコよかった!永徳さんちょう大変そうだけどw)、人質のOLさんを救うアクセル照井たんが死ぬほどカッコよかったです。女を守る照井たんはカッコよさ5割増し。
とまぁ詰め込みすぎじゃねえ!?ってちょっと腹立たしくなるほどの(だってついていくのでいっぱいいっぱいだからw)怒涛の展開に、次は!?次は一体どうなるのっ!?!?と思ったところで何あの全力ネタ回っぽい予告wwwww。だって次回のドーパント・・・・・・電球??(笑)。でもネタ回と見せかけて、終わってみたら超重要回だった!ってのがWですから、気を抜かないで頑張りたいと思います!。
・・・と思ったのに次回休み!?試合ならともかく朝っぱらからハイライトとかやんじゃねーよ馬鹿―!!(でもわたしは一応サッカー好き><)。