『仮面ライダーW』第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」

メレ様がメレ様でございました。ありがとうございます。
やっぱさぁ・・・好きな(憧れ含む)人の声であればたとえそれが怪人から出たものだとしても『判る』と思うのよね。しかもなにが好きかって、その『声』が一番好きだとしたら尚更。だからやっぱりフィリップくんはミュージアムの幹部であるクレイドールから若菜さんの声が出てることの意味を分かっていながら気付かないフリというか・・・考えないようにしていたってことなのかなー。
そしてこれまでずーーーーーーーーーーっと不思議で仕方がなかった『なぜ翔太郎は園咲家=ミュージアムについてなんらかのアクションを起こそうとしないのか?』という問いに対する答えがついに明らかになりました。まさかまさかのテラーさんの力のせい、はるか以前から既に翔太郎は『恐怖』の支配下にあったからなのでしたー!。えー・・・・・・・・・・・・・・・。
いやさ、いまいちテラーさんのあの青いドロドロの影響力がどれほどのものなのかピンとこなかったんで、翔太郎のあの怯えっぷりというか固まりっぷりというか、ハッキリ言ってしまおう、その使えなさっぷりを見ていかにその力がすごいものかってのは大体分かったんだけど、でもシュラウドさんも井坂先生もその力の影響を受けながらも打倒園咲琉兵衛!!だったわけじゃん?冴子さんも愛の力でテラーさんを倒す(裏切る)つもりになってたし、霧彦さんはギリギリ心の深層に植えつけられた恐怖心が発動した結果妻を連れて逃げようとしたと考えられなくはないけど、照井たんは特殊体質者だし、主要人物はほとんどテラーさんの力の影響をそこまで受けてないっぽいのがなんともなぁ。てか刃野さんがあからさまに怪しい園咲家に1度しか聞き込みに行かなかった理由もテラーの力のせいなんだろうけどさ、前述の通りみんなそないに影響を受けてないっぽいせいで翔太郎が刃野さんたちと同レベル、つまり思いっきり『一般人』に見える。シュラウドさんにしてみりゃ翔太郎がテラーさんへの恐怖に犯されていることは分かってたんだろうし、そら翔太郎じゃ来人の相手は無理!って言うわなと。でも実際翔太郎は紛れもなく『正義感が強い風都想いの一般人の青年』でしかないわけで、それこそが狙いなのだろう。普通の人間、思いっきり一般人である翔太郎が尋常じゃない恐怖心を克服し、並居る変態・変質者どもが敵わなかったテラーさんをぶっ倒すわけですよね!!恐怖を知らない男よりも、恐怖を知りそれを克服した男の方が強いに決まってるんだから!!これが燃えずにいられるかっての!!!。
つーかテラーさんの頭がズルっと外れて巨大化するとか聞いてねええええええええ!あれ怖すぎだろ!!!「文音、いやシュラウドの操り人形君」(この言われよう漲るわねっ!)は精神攻撃には耐性があるそうだが物理的攻撃はさすがに堪えるだろうってそれ卑怯!後だしジャンケンすぎますテラーさん!!。あの状態で照井たんがどうやって助かるのかわたしには想像できません・・・怖い・・・こわいよう・・・・・・。
ここのとこまるで主役状態だったことの反動か、今回の照井たんはいろいろと気の毒すぎたわ・・・。あれだけ特訓して使いこなせるようになったトライアルの力を楽々と超えた敵幹部の正体が
「猫が・・・組織の幹部だとっ・・・!?」
と知り、挙句テラードラゴンにベキベキ喰われるとかマジ泣ける・・・・・・。
ていうか視聴者目線ではミックさん=スミロドンって分かりきってることだけど、そういや作品内ではライダーサイドは誰もそのことを知らなかったんだよな!と驚き、そしてそのネタをここで使い、おまけに必殺技がCJXではなく初登場のメタルスタッグブレイカー(だっけ?)ってことにうおおおおおおおお!ってなりました。こういうとこWは外さないよな。
でも実は照井たんの安否よりもメモリブレイクされただの猫になってしまったミックさんの今後の方が激しく心配なわけですが(笑)。園咲家にとって害をもたらさない限りは見逃してくれそうですが、ただの猫になった以上園咲家になんの利益ももたらさないのではないかとも思うわけで(存在だけで癒されるしそれは充分な価値だと思うけどね)、働かざる者喰うべからずとばかりに少なくとももうご飯はくれなさそうだよな・・・。なので次回(もしくは最終回)で鳴海探偵事務所のソファにちゃっかり丸くなってたらちょうモエんだけど!!しかも亜樹子が近寄ろうとすると尻尾巻いてフィリップくんの背後に隠れたりすんだよな!ミックさんかわえええええええ><。
所長は今回もある意味最強でございました。琉兵衛さんの口ぶりからして「イーヴィルテイル」はガイアインパクトに必要な要素なのだろうからミュージアムだってそれ相応の力を注いでその探索にあたったのだろうに、所長の「ダウジングスリッパ〜」(←のぶよVerドラえもんで)の方がはるかに優秀ってことだろw。目的を阻む脅威となりうるという意味ではテラーさんは翔太郎よりもむしろ亜樹子をテラー汁まみれにすべきだと思うのw。
そんでもって「12年前に死んでいた!」という衝撃の事実が明らかになったフィリップくんですが、衝撃とか書いたものの平成ライダー的にはわりとよくあるパターンよな(笑)。地球の記憶を検索できるという設定からしてかなり早い段階でフィリップくんは所謂「人間」ではないのではないか?ってのは予想の一つとしてあったわけだし、そこにさほどの驚きはなかったです。ただその死に方とそれに対する父親・琉兵衛さんには驚いたけどな。超いい笑顔でニヤリっとしてたよ!跡取り息子が井戸に落ちたというのに!そらシュラウドさんもショックで包帯巻くわ!。
ていうか最初はフィリップくん落下⇒息子が地球の子となったことでミュージアムを立ち上げメモリ製作に着手したという時系列なのかと思ったんだけど、フィリップくんが落ちた井戸の底はあの緑のキラキラドロドロだったし、琉兵衛さんはニヤリだし、あの時点で既にメモリの製作に取り組んでいて、息子を井戸に落とすこともその計画の一環だった・・・ということなのだろうか。だとしたら琉兵衛さんは底なしに恐ろしいお方だよなぁ・・・。でも文音さんも来人も幸せな家族としての時期を覚えているわけで、琉兵衛さんが今のようになってしまったキッカケというか理由というか、そういうものがあるならばそれを知りたいと思うし、そんなものは最初からなくて幸せな家族としての時間もまた計画の一部だったといわれても納得できそう・・・。
それはそうとして、フィリップくんの身体って、来人本来の身体なのかなぁ?。そのまんま見れば死んだ肉体にガイア(地球)の記憶(力)を入れることで活動できてるってことなのでしょうが、フィリップくんが今も死んだ当時、5歳の少年のままであるならば理解できるような気がするんだよね。要するにフィリップくんは高性能パソコンだかサーバーだかってな存在ってことになるんだろうから。でも成長してるわけじゃん?人間としての外見が。地球の記憶にアクセスするためのハードとしての存在であるならば外見の成長は必要ないと思うのに、でも現在のフィリップくんは人間としてちゃんと年月を重ねた“17歳の少年”としての外見を持っている。その仕組みってどうなってんだろう?。いくら地球の記憶と言えども死んだ人間の肉体を成長させることができるのだろうか?と思うよなぁ。だからもしかしてミュージアムは来人の中身をその成長に見合う器(身体)に定期的に移し変えてたりするのかなーとかね、だからこのまんまいくと翔太郎や亜樹子はそれ相応の外見になっていくのにフィリップくんは今のまんまだったりして・・・とか思ってしまってギャー!そんなのツライー!。でもでも以前ミックさんがフィリップくんと亜樹子に襲いかかってきた時あったじゃん?あれは今にして思えば飼い主であるフィリップくんにジャレついてたんだなって分かるわけでさ(あの時点で琉兵衛さんは来人をどうこうする意思はなかったもんね)、ミックさんが一目でフィリップくん=来人だと判った理由はやっぱり面影があるからとかさ、外見で判断できたからじゃないかと思うのよね!。てことはやっぱりフィリップくんは来人がそのまま成長したってことになるんじゃないかしらっ!?そんなことが可能なのか?って書いたばっかりだけど、その方が翔太郎にとっていいに決まってるのでそれでいいです!いいったらいいですっ!!。
つーかフィリップくんに「待て」されるスミロドンミックさん激キャワだろう!!!!!!!。
でさぁ・・・若菜姫はさぁ・・・そら好きだと思ったフィリップくんが弟で、しかも12年前に死んでるとか聞かされたらそら黒化するよなぁ・・・・・・とか思いました。