シュラウドさんここでのメインストリームからの退場には真逆の意味で驚きましたが、えーっと、なんとなくいい話に見せかけてはいたものの、結構ひどい話だったなぁ。ひどいというか・・・大きな流れとしてはこれでいいとは思うんだけど、このところずっと思ってることってのは「この物語の主役は誰ですか?」ってことでさ、その流れにマトモに主役が絡んでないってのが納得いかないわけですよ。
照井竜がシュラウドに
「今から証明してやる。オールドドーパントを倒し、闇の力に打ち勝つのが、憎しみなんかじゃないことを。俺たち三人で」
「三人・・・?」
「俺とフィリップと、左翔太郎だ」
と宣言したまさにその瞬間、老婆にさせられた二人の少女の涙を見て優しく抱いてやりながら探偵スイッチびしっと入れたおじいちゃん翔太郎は「さあ、お前の罪を数えるんじゃ」と決めてオールドドーパントに“生身で”立ち向かってたわけだけど、肝心のシュラウドさんはその勇姿を見てないわけでさ、ここで見せるべきなのはシュラウドさんが戦闘不能にしたと思った翔太郎がそれでも敵に立ち向かってる姿、だと思うんだけどなぁ。
それに、またもや憎しみに捕らわれそうになった照井たんに“赦す”ことを教える(気付かせる)のも、どうせなら誰とも知らんおじいちゃんの言葉ではなく翔太郎おじいちゃんの言葉で、ってわけにはいかなかったのかなーと思った。二人の娘が泣く様子からして老化したのは外見だけで中身は元の子供のままのようなので、翔太郎もまたそうなのだとすれば「親の子供への愛は理屈ではないんですよ。もともと愛なんです。だから、許してやってください」なんてことは言えないだろうし、例え言えたとしても親でもなけりゃ子供がいるわけでもない翔太郎の言葉じゃ照井たんに届くほどの“重み”はなかったかもしれません。そこは長年子供と母親の関係を見続けてきたのであろう児童劇団のおじいちゃんの言葉だったからこそなんだろうし、そんな人の言葉だからこそ二人の母親は憎しみや復讐心から最愛の子供たちに辛い思いをさせたことに気付き、後悔し、泣きながら娘を抱きしめたのだろうし、だからこそ照井たんはそこにシュラウドさんを重ねることが出来たのだと、シュラウドの中にあるのは「愛」なんだと気付いたんだとは思います。・・・とは思うんだけどさ、どーしても心情的に納得いかないってか・・・物足りなさを覚えるわけですよ。しかもその一部始終を見ていた亜樹子は「やっぱお年寄りの言葉には重みがあるわー」とか言ったわけでさ、まーこれはちょっとした息抜きってかギャグ的な発言なんだろうけど、「お年寄り」の言葉ってことなら翔太郎だっていいじゃんか!と思うんだよなぁ。オールドの被害者たちの中身は変わってないのだろうと前述しましたが、お茶を啜りおせんべいを齧りながら「天下泰平」なんたらかんたらと言う翔太郎の中身が変わってないとはちょっと思えんしw。
つーかシュラウドが照井竜に「あなたの家族を(自分が井坂にメモリを渡した結果)奪ってしまってごめんなさい」と謝ったけどさ、照井竜に謝るならば翔太郎にも謝れよ!と思うんだけど。井坂先生がシュラウドさんの予想を超えたバケモンだったことと、今回シュラウドさんがやったことってのは別の話だろ?。憎っくき邪魔者・左翔太郎を戦闘不能にするために依頼人母娘を「エサ」として用意し、オールドドーパントと翔太郎をぶつけただなんて、やること極悪すぎだろうがと。それは息子への愛ゆえのこと・・・ってんならそれでもいいから、翔太郎に謝れ。そしてこれから息子をどうぞよろしくお願いしますと頼めよ。それが筋ってもんだろうが。
で、真逆の意味で驚いたってのは、シュラウドさんは財団X(加頭)と繋がってるラスボスなんじゃないか?と予想していたので「実は息子を溺愛する無駄に技術力がある母親でしたー!」だったことと、照井たんに「もう貴方は・・・誰も傷つける必要はない」「俺たちが園咲琉兵衛を倒す。仮面ライダーとして」と言われ「わかった。私はもう何もしない」とアッサリ退場宣言したこと。おやっさんにフィリップくん救出を依頼したのはシュラウドさんで確定しちゃって構わないと思うんだけど、加頭が持ってたトランク内のメモリ(AtoZって、やっぱ映画で完結なの?)の製作者はシュラウドさんではない・・・っぽい?。あれだけメモリ作っといて「もう何もしない」もないと思うしw、つーか琉兵衛さんに対抗すべく(主に技術面で)シュラウドさんができることがあるのならば手伝ってやれよとw。そら照井たんにあれだけ優しく“もう貴方は誰も傷つけなくていい”だなんて言われたら、「わかったわ」と答えつつポワ〜ンとなっちゃう気持ちはわかるけど!w。
てかシュラウドさんってばBOMBメモリ+銃でMD撃ちまくってたし、トライアルのキックスピードに対抗(シュラウドさんの顔の横でビシっと足止めて微動だにしないトライアルスーツの永徳さんステキっ><)するとかすごすぎだろ。身体能力高そうな照井たんでさえトライアルのスピードに耐えるためにあれだけの特訓したわけだから、性別及び年齢を判断材料として加えるに、そのスピードに“生身”で対応するのはちょっと難しいんじゃないかと思うわけで、今の包帯女になる前?のシーンでシュラウドさんの首にメモリの差込口(でも生体コネクタではない)らしきものがあったことだし、もしかしてシュラウドさんって常時ドーパント態だったりするのかなぁ。前回の回想シーンでシュラウドさんが顔を押さえてのたうちまわってたのはてっきり劇薬を顔に浴びたかなんかしたんだと思ったのですが、あれはテラーさんに“精神攻撃”され中ってなことだったんで見た目的には変化ないんじゃないかと思うのよね。それなのに今のあの異様としか言えない風体で出歩くことを選んだってか余儀なくされた?理由は、精神攻撃によって人間としての何かが破壊され、ドーパントになることで(メモリの力によって)かろうじて生き延びることができた・・・ってなことなのかなーと。いずれにしてもシュラウドさんの戦闘能力はアクセルといい勝負なわけだから、そこは「もう何もしない」のではなくお前もなんかしろよ!だよなw。
てか照井たんと恐らくフィリップくんも“精神系の攻撃は効かない特殊体質”とは言うけどさ、今回のオールドの力って、精神よりもむしろバリバリ肉体に効く攻撃だと思う・・・んだけど・・・?(笑)。それに『精神への攻撃』といえば“洗脳”とか“暗示”とかそういうものが浮かぶんだけど、えーっと・・・確か赤いライダーの人・・・ライアードーパントの「嘘」におもきし引っかかってたような記憶があるんだけど?すっ昆布の箱をメモリだと思い込まされてませんでしたか?(笑)。“肉体の急激な老化”が『精神攻撃』で、“嘘で騙される”のが『肉体攻撃』って、わたしにはその攻撃の種類分けがよくわかりません・・・w。
で、シュラウドさんに
「・・・貴方を、赦しに」
と言ってあげたことで照井たんの復讐は今度こそ本当に終わったわけですが、今回の照井たんはめったくそオットコマエでしたね!。これまでも女性依頼人を次々とメロメロにさせてきた照井たんとは言え、まさかシュラウドさんまでも攻略するとは予想できませんでしたよ。いまだかつて当人はそのつもりはないのにこれだけモテるライダー(童貞)が他にいただろうかいやいない!。
それだけでなく今回はバトルでも
「俺はWではなく、仮面ライダーアクセルだ!」
というおめー主役のつもりかよ!!!!!!な超絶カッコいいヒーロー発言まで言ってのけるだなんて・・・照井竜・・・・・・恐ろしい男ッ(白目)。
で、ででででで。
「キャーッ><竜くんたすけてぇー」
って、え?背中にピトっとくっつき甘えまくる亜樹子をなに愛おしげな目で見てクスッて笑ってんの!?
「なにそのあまーい雰囲気。オイ照井、どういうことだ?」と翔太郎に聞かれ、もちろん答えはいつもの
「俺に質問するな」
ですが、何そのソフトボイスにふんわり柔らかスマイルは!!!!!!!?????????
「おいフィリップ大変だ。(コイツら)デキてる」とハートマーク作る翔太郎に、照井たんの腕に腕を絡ませ「(私たち)似合う?似合う??」とはしゃぐ亜樹子の言葉を否定しねーのかよ!?なにがっ!?おまえらの間に何があったんだああああああああああああああああああああっっっ!?
・・・・・・・・・なっ、何度か見直してるうちに、これはあ、あれだっ、照井たんの亜樹子を見て浮かべた微笑みはあれだよっ、妹とか、あとわんことかにゃんことか無防備に甘えてくる存在に対してみせる種類の微笑みだよ!、べっ、べつに照井たんがついに振り切ったとかそういうんじゃないよ、うん、ないに決まってるっ><
・・・・・・・・・ってことで自分を納得させましたが(必死でねw)、鳴海探偵事務所は“擬似家族関係”なわけで、亜樹子と照井たんが“そういう関係”になることで照井たんは所謂『婿養子』として擬似家族に加わった・・・ということなのかな・・・・・・。照井たんに甘える亜樹子が髪を下ろしガーリーなトップスにミニスカートとやけに女の子を強調したファッションなのがリアルすぎんだよバカ!(笑)。亜樹子は人間として嫌いじゃないが、照井たんの彼女としては認めたくねー!(笑)。