『タンブリング』第10話

いろいろと言いたいことはあるんだけどさぁ・・・・・・とりあえず、とりあえずのところ、カラ高男子新体操部の「夢」は『関東大会という舞台でみんなで作り上げた演技を披露する』ってことなわけだよね?。その先のことは考えてないんだよね、多分。だから言ってしまえば大会当日を乗り越えればいいわけよね?。だからね・・・・・・・・
警察呼べよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(泣きながら)!!!。
まだなんもしてなかったとしてもあんな集団が鉄パイプもって歩いてる時点で捕まるべ!それが無理なら木山さんがボコられてる時点で確実に捕まるべ!こういう場合は遠慮なく国家権力使っていいんだって誰かこいつらに教えてやってくれよおおおお・・・と思いました。
そうでも思わなきゃやってらんない。だってこいつらの絆とか、みんなの夢を守りたいと思う気持ちとか、譲れないものとか、新体操に賭ける思いとかそういうの全部ひっくるめて分かっちゃうんだもん。だから木山の行動も航の言うことも理解できちゃうし、残りの部員たちがどんな気持ちで航を送り出したのかってことも想像できちゃう。部員達がどれだけ新体操に賭けているのか、それがどれほど“俺たちの夢”なのか、それがわかるからこそ警察呼べよと思わずにはいられないんだって。なんでそうしないんだよー!(ヤンキー)ドラマだからですーーーーう!。ふぅ。


これまでの感想で何度も「積み重ね」という言葉を使ってきましたが、今回はその集大成って感じだったなぁ。
まず選抜テストに関しては「三つバックやらないと鷲津と同じ土俵には立てない」「組技よりも審判に対する印象度が高いのは三つバック。どちらを取るかといえば、三つバックでしょう」とかいきなり言い出した悠太と火野くんに、ちょ!待てや!!じゃあ前回の特訓はなんだったん!?それが分かってるんなら最初から三つバックの練習しろよ!と思ったし、悠太がそれを言い出した理由は“鷲津の練習を見たから”なのかと思ったのね。衝動的とまでは言わないけど思いつきに近い感じなのかなーと思ったわけです。で、それに対する水沢や亮介の言い分の方が正しいんじゃないかと思ったし、前回あれだけ必死に組技の練習をしたのに出られなくなるかもしれないと不安に駆られ不安定になる金子の気持ちもわかると思った。だから悠太に対して軽く反感みたいなものを抱いたんだよね。何で今この時期に突然そんなこと言い出すのかと。
ていうか、そもそもカラ高のレベルが分からないわけですよ。半数が数ヶ月前に新体操始めたという素人に毛が生えたようなもんでさ、そこを航を筆頭にそれこそ汗と涙と根性とあと絆でもって関東大会の出場権を“ギリギリで”もぎ取ったわけだよね。航たちヤンキー組は馬鹿だから相当本気で『打倒鷲津』と思ってるんだろうけどw、新体操を“分かってる”悠太や火野くんは目標をどこに定めているのか?ってことが分からない。関東大会を勝ち抜いて全国大会に行きたいのか、“鷲津に”勝ちたいのか、関東大会で“満足のいく自分たちの演技”をしたいのか、そこらへんハッキリしてないと思うのね。それプラス悠太には鷲津のキャプテン・鶴見との個人的な因縁があるわけでさ、火野くんはともかく悠太が目指すところが今回の途中まではわからなかった。
でも火野くんが金子に言った“キャプテンは鶴見ほど割り切れる性格じゃないけど勝つために苦しい選択をした。キャプテンも苦しんでるんじゃないか”ってのを聞いて、あ、悠太は勝ちたいんだ!って思ったんだよね。最初は「団体で大会に出る」ってのが目標だったわけで、つい最近まで悠太の中に「勝利への欲望」なんてものは存在してなかったんじゃないかな。でも一つ一つハードルを越え出来ることが増えていくにつれて目指す演技の質が高くなり、そしてそれをなんだかんだでこなせる仲間がいるからこそ悠太の中に勝ちたいという強い想いが芽生えたんじゃないかなーと思ったのね。火野くんが言うように悠太は純粋に技術だけを見てレギュラーを決められるようなヤツじゃない。むしろいらんことまでうじうじ考えて『一人で』悩みまくるのが悠太という人間なんだってのはこれまでで充分描かれてきてるから理解できます。そんな悠太が1年からずっと共に頑張り続けてきた金子を切ることになったとしても、「勝つこと」を選んだ。「勝ちたい」と思った。悠太がそういう選択をしたのはそれを可能にできる(かもしれない)仲間が出来たからで、恐らく悠太は地区予選のあとぐらいからそのことを考えていたんじゃないかなーと思う。でも悠太だからさ、それが果たしていいことなのかいい結果に繋がるのかうじうじ悩んでたんだよね、きっとw。で、勝つことのみにこだわる鶴見を見て腹くくったと。結果的には鶴見に背中を押されたと、そういうことだったんじゃないかなと思った。
でさ、今回のゴタゴタというか、部員達の気持ちが一時的にバラバラになった理由ってのは、悠太がちゃんと説明しなかったからってだけだと思うのね。説明ってか自分の気持ちをちゃんと伝えなかったことが原因だったと思う。でも悠太って基本「そういうヤツ」・・・なんだよねぇ。自分の選択が金子や日暮里の気持ちを乱し部の雰囲気も悪くすることになるかもしれないってことぐらいは分かってて、それでも下した判断なんだからその責めというか部員たちからの不満は全て自分が背負うなんつってカッコつけたこと思っちゃうのが悠太なんだよね(笑)。それは決していいことだとは思わないしキャプテンの資質としてもどうかとは思うんだけどさ、でもそれがカラ高男子新体操部のアタマなんだから仕方ないわけですよ。で、ここでそんな悠太をフォローすべく生きるのが“これまでの積み重ね”なんだよなー。
まず悠太の想いを理解してる火野くんね。キャプテン以上の力量がある火野くんだからこそキャプテンがこういう選択をしてまで目指しているものがなんなのか分かるんだろうし、そんな火野くんの言葉だからこそ金子は納得したんだと思う。てか金子と火野くんが座ってる台?白菜とキャベツ??なにその造詣(笑)。
金子が亮介に「アドバイス」したところ三つバックできないくせにケチつけてじゃねーよと言い返されたのを聞いて亮介さんに喰ってかかった日暮里は、もちろん出来ない悔しさと何でも器用にこなせてしまう亮介さんへの嫉妬心はあっただろうけど、“アニキの親友である亮介さん”にああまで強く言った理由はこれまで金子の練習に付き合ってきたからなんじゃないかな。キャプテンが飛べなくなったときに二人で練習してた時なんかにさ、亮介さんはいいよなーなんでもできて、その上顔もイケメンだし・・・とかなんとか言い合ってたんだろうなって容易に想像できるじゃんw。
で、日暮里に「何でも器用にこなす亮介さんには出来ないヤツの気持ちなんか分かんないっすよ」と言われた亮介を庇ったのが水沢ってのがすっごい良かったわよね!!。水沢も亮介と同じく「出来る側の人間」だと思うのだけど、ほんとどれだけセンスがあったとしたって絶対に“努力”なしにここまでのレベルに達するのって無理だよね。何度も書いてるけどこれ「新体操」だもん。でも亮介はああいう見た目と性格だから努力を努力とは見せないってか、亮介がしてる努力ってのは伝わりにくいんじゃないかなーと思うよね。実際にこんなもんチョロイぜってな顔してんだろうしw。でも水沢はちゃんと亮介の努力を見ていた。部員たちのことを一歩引いたところから冷静に見てる水沢だからこそ亮介だって努力してると断言できるのだろうし、悠太と同じぐらい新体操が好きでそれなりの実力がある水沢だからこそ亮介の努力の度合いが分かるんだと思う。
木山の怪我に気付かなかった先輩たちを「最近の先輩たちは、自分のことばっかじゃないですか。自分さえよければそれでいいんですか!?僕は、そんな新体操部のマネージャーになったんじゃありません!」と痛烈に非難した土屋の言葉を聞いて部員達はそれぞれ反省したわけだけど、水沢と亮介の(これ珍しい組み合わせだなーと思ったんだけど、亮介を水沢が庇ったって経緯があるから全然不自然じゃないんだよね)
亮介「俺さぁ、入部したての頃女の子に隠してたんだ。新体操やってるって。なんか、ダセーとか、言われんのヤだったし。でも今は違う。あんな風に思ってた自分が逆にダセー。そう思うのだ☆」
水沢「・・・ありがと」
亮介「あ?」
水沢「新体操好きになってくれて」
亮介「・・・おう」
亮介逃げてええええええええええええええええ(笑)
ってのは冗談ですがw、この会話良かったなー。亮介ってほんとなんで新体操やってんのかイマイチ分かんなかったんだけど、航がどうとか関係なく亮介自身が「好きだから」なんだってのが分かって嬉しかったし、亮介に「新体操好きになってくれてありがとう」と言えるのは、亮介の努力をちゃんと見続けてきた水沢だからこそ、だと思うんだよね。水沢事件(笑)の時誰よりも拒否反応を示したのが亮介だったことを思うと感慨深いわ・・・。
日暮里と航の会話もよかった。
日暮里「俺ホント悔しかったんです。県大会で落ちた時。落ちてみて初めて俺スゲー出たかったんだって気がついたんですよね。だから今回の選抜テストは何がなんでも勝ちたくて。アニキが敵になるなんて昔はそ」
航「敵じゃねーだろ。俺らは同じ夢に向かって、一緒に戦ってる仲間だ」
日暮里「・・・・・・そっスよね。土屋に言われて目が覚めたっす。俺ダメっすよね」
航「ダメじゃねーよ」
手にしたバックを日暮里のケツにボカンとあてる航
航「オメーはそれだけ新体操にマジってことだろ。その気持ちがあれば大丈夫だ」
日暮里「アニキ・・・」
もう一回ボカン
ボカンもええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!
日暮里もまたアニキがどうとか関係なく「新体操にマジ」なんだなってなー。新体操辞めるといいながら一人鹿倒立の練習してた時点で日暮里がどれだけ「マジ」かなんてことは分かってんだけどさ、改めてそのことを日暮里の言葉として聞けたってのはグッときたわー。そのことをちゃーんと分かってくれてて、日暮里の悔しい気持ちを分かった上で「俺らは敵じゃなく一緒に戦ってる仲間だ」と言ってくれるアニキもカッコいいしね!。
で、この会話を経ての選抜テストの結末ですよ。
結果は当然予想できてたものの、日暮里大好きなわたしなもんで延長戦でばっちり三つバック決めてみせた眼鏡には思わず金子てんめええええええええええええええええ!と拳握ってしまったわけですが(笑)、まさしく「orz」←この体勢から立ち上がれずに(この着地めちゃめちゃ痛そう・・・)
「悔しい・・・俺も飛びたかった・・・みんなと一緒に飛びたかった・・・」
って日暮里いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ。
アニキに「日暮里・・・」と呼ばれて顔上げたら涙ボロッボロ。目の幅全部からキラキラした涙をボロッボロ流す日暮里・・・すげー・・・賀来くんすごいよ。なにこの吸引力。このドラマが決まりその中に賀来くんがキャスティングされてるのを知った瞬間即賀来くんがボロ泣きするのが楽しみって思ったんだけど、このボロ泣きは期待をはるかに超えた。ガックリしてる日暮里に亮介が駆け寄り涙混じりで「お前はよくやった」って褒めてあげんのも、航が「お前の流した汗と涙を無駄にはしない」と言うのも、ハッキリ言ってめっちゃめちゃクサイわけじゃん?恥ずかしいほどのセリフ&シチュエーションなわけじゃん?。でもこの日暮里の涙はそんな次元じゃねーっつの!むしろクサイの上等!!。
そんでもって最初は悔しさを隠せなかったものの三つバック成功させた金子にちゃんと笑顔見せてあげるのがイイ!てかこの日暮里超イケメン!!!!!賀来くん好きだーーーーーー!!!。


・・・とまぁこれだけ「本気で」新体操に取り組む生徒たちを見ても尚「辞退勧告」を撤回しようとしないどころか1ミリも心動かされてないっぽい新体操協会会長にはちょっと驚いてしまったわけですが、まぁね、本当に本気で新体操に取り組んでるというならばまずその髪型を何とかしろってな話なわけでさ(笑)、それに会長は「出るならお好きにどうぞ」と言ってるわけで、そこで辞退勧告を撤回する必要はないっちゃないわけだよね。で、この日暮里の涙と部員達が再び確認した絆にどうオチをつけるのかと思ったら、教頭がデレたーーーーーーーーー!(笑)。ついでに「女子部共々お世話になります」と頭を下げた祥子先生に「連帯責任」を覚悟した上でよろしくお願いしますと頭下げた女子部の子たちもデレたーーーーーーーーーー!!(笑)。
いやーこの展開はキタね。だって教頭も女子部も気持ち動かされて当然だもん。教頭にとっては航たちヤンキーは悩みの種であり続けたんだろうからそいつらがこれだけ本気でやってる姿を目の当たりにしたら応援してやるしかないって気持ちになるだろうしさ、女子部の子たちは選抜テストに必要なのは祥子先生だけなんだから練習してりゃいいものをばっちり見学し、昨日はバラバラだったけど今日はビシっと揃ってるねと嬉しそうに言い合ってる時点でもう認めちゃってるしねw。逆に言えば航たち(新体操部)のこれまでを見ていない会長にはこの子らの「変化」であり「努力」であり「成長」はわかんねーってことなのよね。わかんなくて当然なんだよ。


出場メンバーが改めて確定し、再び一致団結して練習に取り組むカラ高男子新体操部でしたが、なんかすごいハイカラな振りが加わってんだけど、火野くんうんめえええええええええ!!!!!!これ絶対木山さんには無理!!!!!(キッパリw)。
てかこれ考えたのダンス部なんだべ!?ガウチも菅野くんも関東大会見にこいよ!!。
でもでも大会前日になって三つバックが不安ってのはともかく「新しい振りが斬新すぎて受け入れられるか心配」とか言い出す部員達・・・。なんだよおめーらダンス部にケチつけんのかコンニャロー!と思ったら。
「そんなに怖いなら俺と変われ!」
だよね日暮里!!。もっといってやれ日暮里!!!。
これ、普段のおちゃらけた口調じゃなくてマジ口調だったのがなんとも言えんな。そらそう簡単に諦めらんねーってか、テストの結果は結果として受け入れるしみんなのことを応援してるけどでも出たい気持ちは変わらないもんね。怖いだのなんだのグダグダ言うなら俺が出る!って言いたくなる気持ち分かるぜ日暮里!。
そして
「あの振りはみんなで考えたもんだろ。胸張ってやってこいよ」
とクールだけど力強くみんなを励ます木山さん。木山さんの言葉って、なんだかよくわかんないけど「重み」がある気がするよなぁ。
そんな木山さんはみんなの夢を守るため、単身赤羽さんの元へ・・・・・・。
これもさぁ、ハッキリ言って頭悪い行動なのよね。ほかにいくらだって方法はあるだろうに何故それを選ぶのかと説教してやりたくなるぐらい馬鹿げた行動なんだよ。でも理解できちゃう。「俺たちの夢」がまずあって、それをかなえるために教頭や祥子先生や女子部の人たちが信頼してくれていて、それら全部に対して今の自分が出来ることと言ったら身体張って赤羽を食い止めるしかないと考えるのが木山さんだろうなってのが当たり前のように分かってしまうわけですよ。単なる不良のメンツとかそんなんじゃなくて、木山さんには身体を張るべき明確な理由がある。だとしたら仕方ないよ。だってそれでこそ木山さんなんだから。
「頼む。あいつらの邪魔をしないでくれ」
土下座デター!
「てめえ・・・何やってんだ!?一人でノコノコ来やがって。どうかしてんだろ!」
って動揺しまくりじゃないっすか赤羽さんwwwwwwwwwwwwww。
「そうかもしれねぇ。でも俺にはこうすることしかできねーんだよ。頼む!あいつらに手を出さないでくれ!俺たちの夢を!!・・・潰さないでくれ。この通りだ」
あーもうそんなこと言ったら赤羽さんは余計やる気出しちゃうじゃないか!木山さんのばかばかばかっ><
再度頭を下げた木山さんは迫り来る足音を聞きながら「みんな・・・ガンバレよ」ってやーめーてーーーーー><
ってウギャーーーーーーーー!髪つかまれて顎上げさせられた木山さん色っぺえええええええええええ!
でもせっかく単身乗り込み土下座までしたのに結局ボコられまくりじゃ木山さん何のために行ったんですか・・・・・・と思ったら
「ほんとは大会ぶっ潰してやるつもりだったんだけどよー、木山に免じて許してやるよ。その代わり、今からお前がこっちへ来い。栄町の工場跡地だ。タイマンでケリつけよーや」
よかった・・・・・・木山さんちゃんと役にたった・・・・・・><。
てか赤羽さん、航とタイマン張ったら確実に負けますやん(笑)。


で、木山さんを人質に呼び出された航はというと、俺たちも行くぜ!と言い張る亮介と日暮里を真正面からガシっと抱いて
「木山の気持ち、無駄にすんのかよ。あいつが守ってくれた、俺たちの夢、叶えないでどーすんだよ。分かってくれよ。・・・なぁ」
と静かに説得。
しばしの間のあと無言で航のガクランをハンガーから乱暴に外して航に手渡し「行ってこい」と感情を必死で抑えつつ言う亮介。
ボロっと涙を零し、黙って航に背を向ける日暮里。
悠太も水沢も火野くんも、金子も土屋もそれを見ていながらなにも言わないの。ヤンキー世界の話には口出しすべきではないって思いもあっただろうし、木山さんがなぜそんなことをしたかってことも分かってるだろうし、何よりも航が助けに行く決めたら誰がなんと言おうと行くだろうってことが分かってるからなんだろうな。言いたいことは山ほどあると思うんだよ。悠太たちキャリア組にとってはやっと迎えた夢の舞台なのに相当な戦力である航が抜けたら勝てるものも勝てなくなるって思うだろうし、それ以前に問題起こしたらその舞台にすら立てなくなるわけでさ、だからきっと止めたい気持ちでいっぱいだっただろうと思う。でも彼らは一切口を開かなかった。それは
「みんな・・・ありがとな。楽しかったよ。こんなに熱くなれること、今まで一度もなかった。悠太、オメーに譲れねー夢があるように、俺にも譲れねーもんがある。ダチを見捨てるわけにはいかねーんだ」
航ならそう言うだろうなって分かってたからなんだと思う。悠太の夢は木山が言う「俺たちの夢」と同じじゃねーのかよ?だったら航にとってもそれは「譲れねー夢」じゃねーのかよ?とは思うんだけどさ、航にとっては自分の夢よりも「ダチ」なんだよね。それが航のルールであり生き様なんだろうなぁと。でも夢を諦めたわけじゃないんだよね。だって日暮里がいるんだもん。夢を預けられるヤツがいる。だから航は迷いなくダチを助けに行けるってことだと思う。そういうことが分かっているから、悠太たちは何も言わない、言うべきではないって思ったんじゃないかなーとか思った。その判断が正しいか間違ってるかは別として、「仲間」だからと言って自分の願いや判断を押し付けないカラ高男子新体操部ってイイなーと改めて思いました。
「俺と木山の夢、オメーらに預けた。頼んだぞ」
そう言って颯爽と控え室をあとにした航は超絶カッコよかったのに、次の瞬間スローモーションで走りながら「きやまああああああああああああ!」とか叫んでくれちゃったもんだから、泣きながらズコーってなりましたw。
つーかとりあえず退部届け置いてけーーーーーー!。


次回はいよいよ最終回。結果はどうあれ木山さんと航の夢を背負ったカラ高男子新体操部がちゃんと演技できますように><
と思ったら、え?みんな傷だらけ・・・・・・?
演技を終えて即二人を助けに駆けつける→点数がどうとか関係ねえ!この舞台で完璧な演技をするという俺たちの夢を叶えるぞ!と関係者のみがいる大会会場で演技披露
やっぱり二人を助けなきゃ!と思った部員達は会場から飛び出していく→ちょんまげ必死に演技順を最後にしてくれるよう懇願→ギリギリで間に合い演技披露
パッと思いつくのはこの2パターンだけど、どういう展開になるにせよ部員達が傷作ってるってことは二人の元に駆けつけることだけは確定・・・ですよね。
亮介と日暮里はともかくとして、ほかの部員たちは行っても邪魔になるだけなのにー。ばかー。