秦 建日子『殺してもいい命 ―刑事 雪平夏美』

殺してもいい命---刑事 雪平夏見

殺してもいい命---刑事 雪平夏見

安藤がドラマの安藤でしか読めないので違和感バリバリでした。ドラマ化の弊害がここにも・・・。とは思うものの、安藤関係なくまるで脚本というかノベライズのような感じだったんでそう感じるのも仕方がないところだと思います。小説の中で登場人物の驚きを「!」←これだけで表現するとかちょっと・・・笑っちゃったもん。あー、ここでこの人がアップで目見開くんだろうなーってのは分かるんだけど、小説としちゃ表現方法が陳腐すぎだろう。そこいらへんにはハナから期待してませんが。
話自体は面白かったです。どこがどう面白かったのかを書くのが感想だとは思いますが、どこがどうというよりも事件装置と解決までのおおまかな流れが今風に言うと「普通に面白かった」。そんな感じです。