現在絶賛放映中の
大河ドラマ「弥太郎伝」の主役の人とか、あと先日放送された月9のスナック勤務の母親を持つ医学部を目指している息子とか続けざまに親(育った環境)に関わらず自分の努力でそこから抜け出せる人もいるんだ、ということをドラマの中とはいえ目にしているので、そういうケースがさほど珍しくない気になってしまいそうでしたが、やっぱりそんなのは極々稀で、9割5分は生まれた瞬間に人生のステージは決まるもんだよなぁ・・・と目が覚める思いで読みました。でもこの物語はだからと言って卑屈になるわけではなく、そのステージの中でもその人なりの幸せを掴む話と言うか・・・紆余曲折あれど結果的にはちゃんと地に足が着いている人の物語なので、等身大の元気を貰えた気がします。