『JIN−仁−』第1話

ものすっごい面白かった。見終わって思わずガッツポーズしたわ。TBSで初回2時間にしてはよくやった!いや、完璧と言っていい初回だったと思います。これは見なきゃ損だと思うよ!!。正直、現代の脳外科医がなぜか江戸時代にタイムスリップ(笑)って時点でまさに「(笑)」って感じで、たかおと内野さんを毎週拝めるだけで充分、話は二の次ってスタンスだったのですが、わたし泣いちゃったもんw。恋人への言葉として自分が医者としてやっていられたのは自分の力なんかじゃなく先人たちが作ってくれた技術や道具や知識を積み重ねてくれたおかげなんだ、自分は痛みの少ない縫合の仕方すら知らない藪医者だったんだって気づく(反省する)そのモノローグがめちゃめちゃ良かったし(たかおの声ってやっぱり素敵・・・ほんとに素敵だわ!)たかおが綺麗すぎる夕日を眺めながら「ここからの夕日が一番綺麗だってもう分かったから(元の世界に)帰してくれよ」って泣いちゃうところでボロ泣きしました。ていうかたかおがイイ!とにかくイイんだってば!!。白衣姿は文句なしカッコイイしケーシー姿もお似合いだし、つんつるてんの着物でも足元は現代のサンダル姿wは可愛いのなんのってもうギャーギャー悶えまくりっ><。体力が資本の外科医だけあって無駄に胸板厚いのもステキだし(ザ・サービスの着替えシーンは当然として着物の襟元からそのたくましい胸元がチラ見えするのマジ最高すぎる!!!)、記憶がないようなあるような・・・って必死で誤魔化すたかおは可愛いし、内野龍馬を追いかける必死の形相も可愛いし、臙脂の手ぬぐい巻いて手術に挑む真剣な顔はタレ目なのに凛々しいし、現代で恋人の手術をするのは「俺だって怖いよ」って言う脆さを湛えた表情はもうもうなんとも言えないしさぁ、そしてあの馬鹿みたいな笑顔にはキュウウウウウウウウウウウウウン★となるっつの!!。はあああああああああああもうたかおが文句なしに良すぎてうれしいよおおおおおおおおおおおおおお!。外見だけでなく中身ってか仁先生のキャラもすごくいいわ。いい人なのが滲み出てるもん。脳外科医ってムカつくほどプライド高いイメージなんだけど、かつてはそうだったとしても恋人を植物人間にしてしまったことでそこいらへんはマイルドになってるのもイイ感じだし、状況把握(自分のこと)よりもまず患者を助けることを優先する医師としての熱がちゃんとあるのもイイと思うし、それでいて記憶誤魔化すのとか山盛りご飯を前にしての会話とかどこか抜けてるところもイイし、人間としてチャーミングなのが1話から思いっきり伝わってきたもん。こらみんな惚れるわと(笑)登場人物が片っ端から仁先生に惚の字になるのも納得ですよ(笑)。
たかおだけでなく主要人物全員良かったのがまた嬉しいんだけどさ、なんといってもたかおに負けず劣らず(いや、存在感という意味では勝ってるかも・・・)素敵だったのが内野龍馬な!。仁先生を過去に飛ばすにあたって最低限の医療キット持たせる手際のよさはさすがだしwこの龍馬はビジュアルといい土佐弁といい存在感といい、理想的と言っても過言じゃないと思うわ。この時期に内野さんが民放連ドラで龍馬をやるってことは、わたしは大河に真っ向喧嘩を売ったと思ってるんだけど(その方が面白いからw)、いやーこれ福山プレッシャーなんじゃねぇ!?(ニヤニヤ)。内野さんのよくもわるくも画面からはみ出してしまうほどの演技のデカさが今回は坂本龍馬という人物のスケールのデカさというか時代の枠にはまらない感じと見事にフィットしてて、これまたたまんねーんですけど!!!。内野龍馬の存在がいい意味で劇画感を出してると思った。駕籠に絶対乗ろうとしないとことか、草履投げつけようとするとことかw、ほんっとに可愛いよねぇ(デレデレ)。たかおの仁先生に対してチャーミングという言葉を使いましたが、これは内野さんの龍馬にも当てはまるよね。劇中からオーラ立ち上ってるもん。とにかくこの脂の乗り切った男二人の色気が半端ねえ!!。
劇画感という意味では麻生裕未さんのお母様もこれまた最高(笑)。コイデップンの手術シーンで本気でテレビに向かって「母ちゃん頼むから黙っててくれ!ていうか怖ええよ!!」って懇願しちゃったもんねw。かと思ったらツンデレとかwww。この先栄さんと仁先生のやりとりが楽しみすぎるw。
あとはちょっとしか出てないけどコヒさんの勝海舟も鉄矢の緒方洪庵も(わたしの中では若かりし緒方洪庵=窪田くんで永久固定されてしまっているので、窪田くんが鉄矢になるのか・・・と思うと若干の切なさを覚えてしまいましたがw)タイムスリップものの醍醐味である過去の偉人(ってか知ってる人)に逢えるというわくわくした気持ちを感じさせてくれたし、綾瀬さんは可愛いし中谷さんはさしてシーンがなくても美しすぎてひれ伏したくなったし(今後が楽しみだー!)、キャストに関しては100点をあげていい初回でした。
ストーリーも間違いなくトンデモ設定なはずなのに思ったほどトンデモには感じなくてびっくりです。ていうかむしろクソ真面目すぎて途中でリタイアするしかなかった官僚〜あたりと比べたら、人間ドラマでありながらSFやオカルトや写真の謎がいい感じでアクセントになっていて、本気視聴だけど気楽に見られるんじゃないかなと思った。軽すぎると本気になれないし本気すぎても疲れるんだけど(視聴者ってめんどくさいわよね^^)これはそのバランスが初回を終えた時点では絶妙と言っていいと思うわ!。タイムパラドックスの問題も、タイムスリップした人物が医者であるから“助からないはずの人が助かってしまう”ことを受け入れられやすいというか、歴史を変えてしまうかもしれない行動をとるにあたり医者である以上目の前の患者を助けるのは当然のことだから歴史が変わってしまう云々言ってる場合じゃねえんだよ!って大義名分があると思うのね。そして“ただの一医者”でしかない仁先生の行動ってのは実際に救うのは目の前の一人であったとしてもそれを見聞きした医療に携わる人々によって大きく広く発展する可能性があるわけで、そう考えるとものすごくスケールの大きな話になる可能性もあるわけだよね。そしてそれを仁先生当人もちゃんと理解していてそこらへんでの葛藤が生まれるだろうし、あーもうとにかく今後が楽しみすぎる。
あとはこのクオリティを最終回まで保ち続けられるかどうか、だな。だいっきらいなTBSですが、今回ばかりは頼む!頑張ってくれTBSと全力で応援します!!。