ミュージカル『テニスの王子様』The Final Match 立海 First feat.四天宝寺@日本青年館 大ホール

四天Bでマイ初日を迎えました。多少のネタバレあります↓↓↓


いつもなら初見の感想というか覚書を箇条書きで挙げるところなのですが、今回はなぜかそういう感じではないのよね。S3〜D1までやってしまうだけあって密度はぎゅうぎゅうすぎるほど詰まってるんだけど、そのせいでかえって散漫になってしまってるというか・・・コレ!!って見せ場がない印象でした。暗転も多いし、一つの舞台としての流れがあんまりよくないかなと。曲も初聴きで即口ずさんでしまうようなキャッチーであれインパクトであれそういう曲がなかったし、あと歌詞(フレーズ)も残らない。唯一強烈に残ってるのが海堂→乾の「ドンマイ先輩」ねw。これだけは思わず笑っちゃったんだけどw。
てかねー、まじで立海が王者すぎて青学がかんっぜんに負けてんのよね。真田VS手塚戦は馬場ちゃん逃げてー><って思ってしまうし仁王VS不二戦は不二に勝てないというよりも仁王が調子乗りすぎて自滅したって感じだしw、なんといっても赤也が!!!!!元気赤也マジこええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!もう旧立海本気だしすぎだからね。長丁場なんだからお前らちょっとセーブしろよ(してやれよ)と思わず思ってしまったほど旧立海の王者オーラはんぱねえ!!。
・・・・・・・・・・・あ、馬場さん柳生以外ね・・・・・・。覚悟した以上に柳生の存在感なかったわ・・・・・・。馬場さんの柳生姿を再び見られただけで満足だけど、アデューーーーーッ!が再び生で聴けただけで満足ではあるんだけど、他の3人がすごすぎるだけにせっかく戻ってきてくれたのにこの扱いは勿体無いなぁと思った。原作が原作だけに仕方ないんだけどね。
オープニングが真田へのビンタシーンなのですが、いきなりこれはちょっとどうなん・・・・・・?と思った。ここ笑う(笑わせる)シーンじゃないと思うの。真田がちょっと面白いオッサン(中学生だけど^^)になってんだもん。この場面の真田はドリライのノリを引きずっちゃってると思った。真田自身は真顔で思いっきり真剣なんだけどね、それを笑いに変えるような演出ってどうなんだろうと。この後の展開とのギャップというか落差というか、そういうものを出すことを意図しての演出なのかもしれませんが、本公演においてはわたしは立海に笑いは不要だと思うのです。立海に馴れ合いは不要。
てか客も四天公演の空気引きずりすぎだと思った。なんかいちいち笑うってか、ここ笑うとこじゃなくねー!?ってとこで笑うんだよね。D1の試合中菊丸が盛大に台詞咬んだとこがあったんだけど、展開上そこ絶対笑うとこじゃないのよ。それなのになんで笑うかなーと。言いなおすのではなくそのまま強引に台詞を続けてたように聞こえたんだけど、それが笑い声で聞こえないとかありえないでしょ。まぁね、舞台上の緊迫感が足りないせいもあると思う。舞台上にグッとひきつけられてたら笑えるわけないと思うからそういう空気を作れてないってことはまだまだ力不足だってことだとは思う。でもミスを笑うってのは違うだろうと。『成長を見守る舞台』だってんならそれこそこういう場では笑うべきじゃないと思う。
それでも兼ちゃん真田はやっぱり真田でさ、試合に入るとビシっと締めてくれるのはさすがだなと思いました。ステージ奥に聳えるようにして立つだけでものすごい存在感なのよね。手塚の向こうにいる真田がまさに山のように見える。声量も動きも表情も気迫もまさに真田。2幕の後半でリョーマの記憶を取り戻す手助けをするために客席を通る場面があるんだけど、ただ横を通られただけなのになんかものすごい威圧感だった。決勝最大の見所は「ハイランカー!」だと思うのですが、これは予想に反して曲やらなにやらで演出するのではなくあえてシンプルに台詞としての「向こうへ入らんかー!」だったんだけど、これはほんとによかったわ。まさに真田。菊丸のトチリで笑いが起きたのはまだそれだけの力がないからだと書きましたが、そういう意味ではS3の緊張感は見事です。まだ馬場ちゃん手塚が完璧ではない現時点でこれだけの迫力を出せてるとなると凱旋でどこまで成長して戻ってきてくれるかほんと楽しみ。
・・・なんだけどさ、馬場ちゃん凱旋に五体満足で戻ってこれるだろうか(笑)。真田との試合だけで精神力ギリギリだろうに、仁王のイリュージョンとしても登場するわけですよ。ただ不二と試合をするだけでなく仁王のソロ曲でダンスもするのね。それも仁王をセンターに白石とシンメで(笑)。仁王ソロ曲は曲そのものがテニミュ史上上位5曲には入るんじゃないかってぐらい難しい(特にリズムが)上に、メインが踊れるガウチ仁王にシンメがこれまた踊れる白石だけに、もう馬場ちゃん見るからに 必 死 ! って感じなのねw。しかもそのダンスがしなやか系のダンスなもんだから馬場ちゃん さ ら に 必 死 ! ! w。今回の馬場ちゃんはギャラ2倍にしてあげて!!それが無理なら弁当二つあげて!!無理やりにでも肉食わせて!!じゃないと死んじゃう!!(まがおまがお!)。
てか馬場ちゃんの浴衣ショット、浴衣がつんつるてんでクソモエるんだけどなにあれえええええええええええええええええええええええええええ馬場ちゃん好きだあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
あとタッくんの浴衣姿もやべえまじやべえ。そういやタッくんと言えばですね、パンフのオフショット写真がいっぱいのってるとこでピンで写ってるのばっかなのはなんでなんアミューズ!タッくんと誰か(でもさとちゃんはちょっともう食傷気味・・・)がキャッキャしてる写真が見たいんだけどオタのニーズ間違えてんじゃないのアミューズ!(もしかしたら水田もかもしれませんが素顔の水田はわたしの視界に入りません)。
写真なぁ・・・立海セット買うかどうか迷ってんだけどどうしよ。メモパッドの中に柳生と仁王ではなく馬場さんとガウチのツーショットはありますかあったら買います・・・。
ガウチはねー、ガウチ仁王はねー、


もう最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ガウチ仁王の「メテオドライブ」超やべえ!!
ガウチ仁王の「エクスタシ〜」超やべえ!!!!!!!!!
ときめきすぎておかしくなりそうですっ><
わたし元気や馬場さんはともかくガウチがまた仁王やるって聞いてちょっと複雑な気持ちだったんですよね。本人がやりたいという気持ちは置いておくとして、期間も縛りも厳しそうなミュの世界に戻るよりもその期間を歌やダンスのレッスンに使う方がガウチの将来に繋がるだろうと思ったから。でもガウチ仁王(というより生立海D1)を再び拝むことができたのはやっぱうれしかったわ。見終わってから胸いっぱいのあまり吐いたぐらい嬉しかった(実話w)。でさ、何が嬉しいかっつったら確実にレベルアップした仁王を見せてくれたことが嬉しすぎた。ソロ曲はまだ自分のものにできてるとは到底言えない感じだけど、声量や声質は以前とくらべて段違いによくなってるし、かなり激しいダンスを踊ってるのに息がさほど乱れないのも成長の証しだと思った。群舞でもシャカリキに俺マサ★アピールをするんではなく余裕を持って仁王を演じてるなと思った。余裕ってか自信、かな。いい意味で前回よりも落ち着いてて、今回の舞台を俺たちが引っ張るんだって自覚が伝わってくるんだよね。これは元気もそうで、ミュを経て経験を積んで、そしてその経験を引っさげて戻ってきてくれるってオタとして幸せなことなんだなーって初めて知りました。
つーか元気はまじすごすぎだからね。見ながら水を得た魚ってこういうことを言うんだろうなーって思った。元気デビル赤也の「ヒャッヒャッヒャッ!」が離れない・・・怖いよう・・・・・・。それなのにF.G.K.Sの元気はめちゃキャワなんだぜ!!わたしこの回はサブセン通路横後方で見たのですがF.G.K.Sで最初元気が来たんだけど、近くに座ってた柳(Dボの)がすっごい興奮混じりの真顔声で「(元気)可愛くねえ!?すげえ可愛くねえっ!?」って驚いてたぐらいだからね!!(なぜかじまんげ)。てか柳(笑)って感じよなw。いやでもほんとあのデビル赤也がコレかよ!?って元気のなりきり度がすげーってわかっちゃいるけどそれでもびっくらこいたわ。今回の元気はイイ!もんのすごくイイぜ!!。
あ、そうだ!「ハイランカー!」と共に決勝の見所なのは蓮二と赤也の『膝カックン』ですが、これはハイランカー!とは逆で曲中のダンスのフリとして取り入れられてました。まだちょっと蓮二にテレがあるのか非常にわかりにくい膝カックンだったのがこれはこれで萌えるがもうちょっとガシっとカックンしてくれると嬉しいですw。でも蓮二は思ったよりもかなりイイ蓮二(見た目ね)でこれはちょっと収穫かも・・・!。
新キャストは局面局面においては旧キャストとの間に経験値というとてつもない壁があるのは否めませんが、立海として並んだ姿を見る限りでは悪くないと思った。幸村は王子と比べるとキリッとしてる感じで、特に表情というか目のあたりがいいと思った。まだ緊張が大きくはあるんだろうけど、それが冷静であり動じなさに結びついてるから結果的にいい方向に出てるかなと。とにかく歌声に芯があるだけでとりあえずは合格点(笑)。逆にジャカブンは気合入ってるのはいいんだけど、それが空回りしてるかなー。王者としての余裕はまだ見えないかなと思った。まぁそれは比較対象というか横にいるのがガウチ仁王でありばーちょん柳生であるから仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね。この二人も今後どこまで王者のオーラを見に付けてくれるか楽しみです。
で、青学は頑張れ。死ぬ気で頑張ってほしい。とにかく全てにおいて立海に負けてます。特にゴールデンはまだ怖々というか探り探りでやってる感じがしたわ。動きは悪くないものの、ゴールデン曲難しいのかなぁ?合間に♪どんなピンチの〜時も〜♪が織り込まれててテンポいいってか二人の『コンビ愛』が全面に押し出されてる曲のように聞こえたんだけど(むしろお前ら愛し合いすぎなってぐらい・・・)、歌ってる二人がまだあんまり楽しそうじゃないんだもん。これが二人でやる最後の試合になるかもなわけだし越前のことも心配だしでもしかしたらそういう心中を表してるのかもしれませんが(違うだろうけどw)、そうだとしても二人でテニスを出来る喜びであったり全国ナンバーワンダブルスになるんだという気迫だったりそういうものの方が強いはずだと思うのね。でもそこいらへんはまだ出せてないかなと。乾と海堂が元気赤也相手に奮闘してる一方でゴールデンは新キャスト相手なんだからもっともーーーっと頑張れよと。期待を込めて活を入れたいです。
四天はこれまでのfeat.と比べて出番多すぎ。常に舞台上にいる感じだし、学校単位で歌う曲も2曲あったし(1曲の最後はトリオが引き継いだけど)、日替わりは2階席含めた客席登場アリと相当扱いいいと思った。てかベンチ(ってか客席)の白石様足おっ広げすぎですっ><常にフェンスに両足かけて座りながら若干前かがみで両手を組んで足の下にあててる感じなんだけど、ついついついつい目がいってしまいますっ><真田の『風林火陰山雷』で雷が落ちた演出なのかなぁ?立海メンバーはひっくりかえってピリピリし(ここ次は絶対柳生を見ること!)四天ベンチは目にピカーって光が入って一瞬見えなくなったっぽい動きをしてたんだけど、両目をゴシゴシこすりつつ「目ぇ痛いわ〜」って言ってる(っぽい)金ちゃんの頭をやさしく撫でながら「大丈夫やでー、金ちゃん」って慰める白石ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★2幕明けの四天曲で客席にケツ突き出して振る白石(と謙也)ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★
でも伝言ゲーム(リョーマが記憶喪失になってることを師範が聞きかじり、そのことを四天メンバーの間で伝言するの)のアレはないわ(笑)。右隣のユウジの頬を顎の下から左手で引き寄せ左耳に囁くようにして伝言するんだけど!!!!!なにこの妖艶な二人!!!!!!!!!!こんな中学生ありえないから(笑)。そんで確かこれ謙也→財前くんか財前くん→謙也だった記憶があるのでAの時大変なんだろうな・・・わたしが。
そうめん売りは千歳でしたが(あとユウジに2階が金ちゃん)、「昨日妹のみゆきと喧嘩したからバイトしてプレゼント買うんだ」というのを九州弁で言っててときめきました。B千歳はイケメンです。


体感時間は四天戦や氷帝戦と比べるとはるかに短かったように思う。今後どこをどうすればって具体的にポイントを挙げられないのがなにを意味するのか現時点ではわからないのですが・・・凱旋チケ買い足したいなぁ。