『侍戦隊 シンケンジャー』第三幕「腕退治腕比」

「丈瑠っ!・・・いや・・・・・・殿っ。これからも一緒に戦わせてくれっ!!」


緑の「殿」呼び早っ!!!!!!!!!!!!!!!!!前回の感想で

きっと最後の戦いを前にして「この命、殿様に預けるぜ」とかさ、お前らの命を俺に預けてくれるか?とか丈瑠に言われて「何言ってんだよ、お前は俺たちの殿様、だろ?」とかなんとか言うのよね!!!!!はぅあああああああああああああああ今からその瞬間を想像するだけでモッコリするわあああああああああ><

こんなに興奮してた自分が心底気の毒・・・・・・・・・。一週間モッコリしたわたしのときめきを返せ千明!!w


前回の「だいじょぶだよー」といい今回といい、流ノ介はすっかりアバンのネタ担当ですねw。

流「文句を言うな。お前は侍の自覚が足りないぞ!毎日黒子の皆さんに起こされて、着替えまで面倒を見てもらって恥ずかしくないのか!!」
殿「流ノ介ぇ〜」←このやる気のない呼び方が素敵っw
流「はいっ?」
殿「お前が言うな」
流ノ介の下パジャマのパンツwwwwwwwwwww
流「うわあっ!そうでした・・・つい寝過ごしッ・・・・・・一生の不覚っ!」
心底イヤそうな殿の口ぶりといい、この流れ最高wwwww。って下パンツなの忘れてたのかよwwwwwwwwwwwwwwwwwてか殿もそんな姿の流ノ介に「1分待ってやるから着替えろ」とかなんとか言ってあげてwwwwwそんな姿の流ノ介と真顔で竹刀向け合って稽古しないでwwwwwwwww。多分殿も茉子もことはも気付いてはいたものの心の中で「突っ込んだらめんどくさいことになりそうだし正直絡み辛いから誰かが言うまで放っておこう・・・」って思ってたに違いないわよねw。
続いて流ノ介は黒子さんに袴手渡されその場で着替えようとして女子に黒パンツ(!!!!!)姿を披露!!!そこは褌もしくはそれに近いものにしてほしかったよ流ノ介!!w。
ことはには「キャッ><(汚らわしいッ><)」と目を覆われ、茉子には心底軽蔑したわこの変態ッって顔で「さいってー」と吐き捨てられた流ノ介は
「はうあっ!・・・すいませんっ・・・もうしわけありませーーん」
って馬鹿すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww美味しいとこ持っていきすぎwwwww。でもでも流ノ介は出来る子なのよねー。着替え終わるや否や背後から不意打ちで喰らった殿の竹刀をくるりっと身軽にかわすのよ!!!ギャップたまらんっ><
てか「黒子さん」って呼び方がツボすぎるwwwwwwwww。これで黒子さんは立派な登場人物として“見えてる”設定でOKということですね!!w。


反対に頭頂部にベシベシ竹刀打ち込まれる千明。そんな千明に殿は「いい加減避けろ」と言うわけですよ。流ノ介を見習えと言うわけですよ。こんなにアホでもやることやってんだと言うわけですよ!!。「ちあきぃー」って呼び方といい、殿の口調がなかなかSっぽくてすこぶるイイです!!茶を飲みながらキツイこと言う殿ラブ!!!


戦隊社会の会話において「卒業式」だの「大学」だのって単語が出てくるのが新鮮でちょっと面白かったんだけど、侍だの殿だのそんなもんは古臭いと言ってのける現代っ子千明もシンケンジャーになったからには大学にもいけないことは“納得”してんのか。友達(高校生ぐらいになると友達同士って割りと似通うところがあったりするもんなんだけど、千明の友達はベタに細身と太目だったのがバロスだったわw)に愚痴ってたのが口うるさい(爺)とか偉そうに命令してくる(殿)とかで、他の三人の考え方とかそういうことには向いてなかったのが千明らしいって気がしたわ。友達との付き合いや大学を諦めてシンケンジャーとなったことを褒めてもらいたいというか、認めてもらいたいんだろうなぁって。別に自分を殺してまで選んだってほどではないんだろうけど、それでもいわゆる普通の男の子としての生活を諦めたと思ってる部分が少なからずあったりして、だからこそ優しくされたい・・・というか、偉いぞ頑張れって言ってもらいたい部分があるんだろうなぁと思った。それちょっと共感できる気がするし。
千明のこの一種の“甘え”ってのは、一応未来のビジョンとして然るべき時が来たらシンケンジャーとして志葉家の殿に仕え戦うことになるってことだけは教えられてきたものの、それ以上のこと、例えば心構えだったり剣術やなにやらだったり、そういうものは教えてもらってこなかったということなのかな。だからみんなより一段落ちるし、“言葉”という分かりやすいものを求めてしまう・・・のかなぁ。流ノ介に親の教育がなってないとか言われて「あたってるだけにムカつく〜」って言ってたから、流ノ介あたりと比べたら(まぁ流ノ介は間違いなく“いき過ぎ”だけどw)侍としての教育が足りてない自覚はあるんだろうけど、でも千明は殿に敵の攻略法を考えられなかったらショドウフォンを返せとそれこそ『腕比べ』を挑まれ、考えた結果「一人で戦う」ことを選んだわけで、戦う意思はちゃんとあるわけよ。別にあの場でショドウフォンを返して大学に通い友達と遊べる生活に戻る道だって選ぼうと思えば選べたと思うのに、シンケンジャーとして戦うこと自体をやめるってことは多分一ミクロンも考えなかったと思うのよね。もちろん、自分のせいで怪我する羽目になってしまった友人に申し訳ないって気持ちはあっただろうし、あのムカつく丈瑠に言われっ放しでたまるもんか!俺1人で敵を倒してアイツをぎゃふんと言わせてやるって男の子っぽい気持ちが大きかったとは思う。でもきっとシンケンジャー(=侍)として戦うことから降りるってのはハナから選択肢のなかになかったんじゃないかと思うんだよな。つまり千明の中にはシンケンジャーとしての血が、侍スピリッツってやつがしっかり流れてるんだと思う。そしてそれって親の教育の賜物だと思うんだよね。そんな千明を育てた先代緑(千明父もしくは母)がどんな人なのか非常に興味があるわー。後述する殿の言葉を考えるに、厳しい世界だと身をもって知っているであろう先代青(流ノ介父)がついにその時が来た息子に言った「ご武運を」って言葉の重みもより一層感じられるしね、先代殿としてつだかんをキャスティングしたことでもあるし、劇場版とかでいいから先代の戦いを見てみたい!!。


で、「過去を捨てるのは家族とか友達を巻き込まないためだ」って殿の覚悟はすごいな、やっぱ。千明が友達にシンケンジャーになったことを微妙にぼかして説明してたから、シンケンジャーの存在はさほどオープンではないというか人知れずとは言わずともすすんで公表してるようなものではないのだろうけど、でも千明は友達の前で隠すことなく変身してたからそこまで口止めされてるってわけでもなさそうよね。でも殿の発言からしてこれまでの生活は捨てろというお達しはあったっぽいよな。殿の信条として、やはり侍として戦うことを選んだからには家族や友達など守るべきものを持つべきではないってのがあるんだろうなぁ。守るべきものがあるということは時として人を強くもするけれど、でも逆にそれが弱みにもなってしまうわけで、もちろんそれは仲間もそうで、だからこそ殿は流ノ介たちに一定の距離を置いて接しようとしてるんだろうなぁ・・・と思った。くううううううっ!そんな殿も素敵ですが、やはりこれは戦隊です!!そんな殿が守るべきもののために強くなるパワーアップ回が楽しみすぎるわっ><。
ていうか殿はほんとに素敵すぎるわよねっ!!!千明にロクロネリ対策を講じることを命じた一方で自分もちゃんと努力してるんだもんなぁ。殿が縁側で精神統一しながら考えてる間、流ノ介がオットコマエな寝顔ですーぴー寝てたのかと思うとますます殿の素敵っぷりに目がハートになるわw。月をバックに殿と千明が向かい合ってシンクロ訓練するのとかほんと燃えた!!。でもその時間流ノ介はオットコマ(ry。
遅れて登場した千明が「1人で戦う」宣言をしても動じることも咎めることも止めることもせず、ただ淡々と戦う殿。でもちゃんと千明のピンチには助けに入ってくれるのよね。まぁ殿は「助けようとしたんじゃなく敵を倒そうとしただけだ」って言うだろうけどw。前にことはがミスってとばっちり食った時もそうだったし今回もそうだったけど、そのこと自体を殿は責めたりはしないんだよね。戦いの中でのミスだったり戦う意思があっての独断行動であるならば責めたりしないの。殿が厳しいことを言うのはことはや千明が未熟さゆえに自分が傷ついてしまった時だけなのよね。火属性の技のみだと思ってたら雷属性の技なんてものまでアッサリさらっと出しちゃうしさあああああああああああ、あーもうほんとに殿ってばカッコよすぎるッ!!。
しかも殿ったらさ、よく折神と遊んだりしてるじゃない。EDでも小鳥と戯れてニッコリしてるし。その時の表情は通常よりも柔らかかったりするわけですよ。小さい時から1人ぼっちで友達作りたくても侍の覚悟としてあえて必要以上に馴れ合うことをせず、孤独を貫いてきた殿にとって心を許せる唯一の遊び相手が折神や動物たちなのかと思ったら・・・・・・涙目になりつつも全力萌えなんだけど!!!!!


一か八かではあったけど千明が考えたロクロネリ対策は他の3人じゃ思いつかなかっただろうし、ネタになっちゃってたけど爺の宿題も「五百枚」って書いて提出するとか、千明の発想力はなかなか見所があるわよね。まぁその過程で一般人が乗ってたであろう車を実際に巻き添いにしたのはどうかと思ったけど・・・。ギリギリで回避したってんならまだよかったけど、あれ直撃してたように見えたわよ・・・・・・。でも、対人だけでなく建物やらなにやら多くの被害が出るかもしれないってところまでは考えてなかったこともふまえて自分の作戦が殿のソレには敵わなかったというだけでなく、一の目としてのロクロネリを倒したのも「自分ひとりの力で倒したわけじゃない」ってところまで千明が誰に諭されるでもなく“自分自身で”辿りついたってのはすごくよかったと思う。しかもね、その前の描写がまた上手くてさー、「殿っ、ちょっとお待ちを!!」って千明をフォローしようとする流ノ介とことはの呼びかけは無視するくせに、千明の「丈瑠っ!!」って呼びかけには足を止めるわけですよ!!言葉にこそしないけど、今回の千明の戦いを殿はちゃーんと認めてるわけですよ!!。
で、そこで飛び出したのが
「誰も、辞めさせるだなんて言ってない」
ですもの・・・・・・・・・。殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!と叫ぶしかないっつのな!!あーもうマジで殿カッコよすぎるんだけど!!!!!!!!!ことはへの「お前は強かった」もそうだったし、殿のこの人心掌握術は何ですか!!天然!?殿としてもって生まれた素質ってやつなのっ!?わたしも殿に褒められたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ><


・・・って興奮してたら・・・・・・
「千明っ!よく言った!!分かってくれたんだなオイ!!お前も一つ成長したぞっ!!行くぞっ!!ハッハッハーッとのおおおおおおおおおお!! アーッハッハッハ〜〜ッ」
流ノ介ウザすぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。なんでこの人毎回オチもってくのwwwwwずるすぎるだろうまじでwwwww。
「絶対アイツを越えてやる。絶対!!」って千明の対殿スタンスが決まったところでスタート切って走りながら追い抜くところでEDというこれまた素晴らしい映像ではあったけど、その直前の流ノ介による爽やかウザイ高笑いが耳に残ってそれどころじゃなかったっつのw。


今回の戦隊は大人に対して親切設定が多いと毎回の感想で書いてますが、今回明らかになった外道衆は「水切れ」になると戻って三途の川に身体を浸さねばならないってのもいい設定だと思ったわ。ヒーロー側がやられまくってあと一歩のところで倒せんじゃね??ってところで「完全ではないお前たちを倒しても面白くない」とか無理やりな言い訳でもって突然攻撃をやめて帰っちゃうこととかわりとあったりするからさw、この設定ならばそこいらへんもすんなり納得できそうだわ。


来週は青&桃がメイン回のようですが、思ったほど初の青メインに関してドキドキしてないのはなぜだろうか?w