2008年に読んだ面白かった本たち

年々読了できる冊数が減っております。通勤時間が読書タイムなので時間の問題ではないと思う。集中力の低下とあとは金銭的な問題が主な理由でしょうか。時々足の骨折で1ヶ月ぐらい仕事をせずベッドの上で再読を含め読みたい本を片っ端から読み耽りたい・・・と夢想することがあります。かなり本気でw。
ちなみに年末年始はアニメの影響で百鬼夜行シリーズを姑獲鳥から再読しましたが(何度目だ!)結局絡新婦までしか読めませんでした。他にも再読したい本沢山あるんだよなぁ。ああ・・・やはり時間が欲しい。
以下、順不同です。
・越谷 オサム『陽だまりの彼女』→感想
・大崎 梢『夏のくじら』→感想
・高田 侑『フェイバリット』→感想
・三羽 省吾『公園で逢いましょう。』→感想
小路 幸也『モーニング』→感想
・大倉 崇裕『聖域』→感想
・田中 啓文『チュウは忠臣蔵のチュウ』→感想
我孫子 武丸『狩人は都を駆ける』→感想
・伊坂 孝太郎『ゴールデンスランバー』→感想
・三上 洸『マリアの月』→感想
・桐野 夏生『東京島』→感想
・平野 啓一郎『決壊』→感想
トム・ロブ・スミスチャイルド44』→感想
・柳 広司『ジョーカー・ゲーム』→感想


順不同と書きましたが、私なりに上から読みやすいと思う順にしてみました。
越谷オサムさんと三羽省吾さんはわたしの中ではもう鉄板作家入りです。どちらも暖かさの中にほろ苦さがあるというか、単なるいいお話では終わらないところがとても好き。
大崎梢さんの作品はノンシリーズ作品ですが、これまでで刊行された中で一番好きだな。
小路さんと田中啓文さんのはある意味飛び道具的な面白さw。
高田侑さんと大倉さんの作品はどちらもイメージと全く違う作品なので楽しみ+驚きがありました。
我孫子さんと伊坂さんは生意気な言い方ですがファンとして文句なしに合格点です。
三上洸さんと桐野姐さんの作品はダークな小説好きな私の2008年度そっち方面ベスト。
平野さんの決壊は・・・・・・・・・実はまだ1度しか読んでなくて10分の1も消化できてはいませんが、多分この先一生読み続ける作品になるんじゃないかなと思う。
そしてそして2008年一番夢中になった本は下の2冊でした。どちらも方々で絶賛されているようですが、もれなく私もその流れに乗りますw。読みやすいとは決して言えないとは思いますが、とにかくカッコイイ!小説を読んでカッコイイって感想そうそう出ないのですが、特に柳さんの「ジョーカー・ゲーム」は私がこれまで読んだ何百?千まではいってないと思うんだけど、その中で間違いなくベスト10入りするクールな作品でした。



ここ数年言い続けて結局全くできてないので今年は海外の小説を沢山読みたいと言うのはやめますw。国内の小説だけでも手一杯なのにこれ以上無理だもん。でも実は読了しても感想を書かなかった本が50冊程度ありまして、理由は書けなかったというか特に感想として残したいほどのなにかがあるわけじゃないから・・・というものだったのですが、これも集中力の低下とかあと理解力とか本を読んで何かを感じる力が低下してきてるのかなぁ・・・。まぁほかに労力を使いすぎってのが多分一番の原因だとは思いますが。


今年も面白い本に沢山出会えますように。